第四部 私と俺とあの人の未来
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「何やシエルさん・・・別嬪さんやん・・!」
「これ落とす作戦でもいけるんとちゃう?なぁおりょうちゃん。」
「絶対できます!」
「えぇ・・それはさすがに無理じゃ・・・。」
立派な着物に着替えお化粧もしてもらった私は、何故か二人に褒められてる。
・・・こ、こんな格好初めて・・!う、動き辛い・・芸者さんって、こんな格好でいつもいるんだよね?凄いな・・絶対歩ける自信ない・・!
「ほな男達呼んでくるわ。・・・沖田はん、えらい驚かれるちゃいます?」
「お、お登勢さん・・!」
何楽しそうに呼びに行ってるんですか・・!
あの人達は普段から綺麗な芸者さんと遊んで・・・あれ?みんなって遊郭行くのかな?
そんな事考えてると、みんなの話し声が近づいてきた。
「お、おりょうさん!本当に無理です!恥ずかしいです!」
「大丈夫やって、自信持って!」
「入りますよー。」
「え、ちょ・・・!」
有無を聞かずに戸を開けられて、私は慌ててみんなの方を見てしまった。
・・・み、みんな何も言ってこない・・・じっと見てるだけ・・・へ、変ですよね・・。
「こりゃ驚いたな。似合ってるじゃねぇか。」
「あ、あぁ。思った以上やな。」
「・・・うむ。」
え、えぇ・・本当に・・?
「何とかいけそうだな。・・・総司?」
総司さんは他の誰よりも凝視してきて何も言わない。
それはそれで寂しいけど・・・どうしたんだろう・・・?
「そ、総司さん?」
「——アカン。」
「え?——え、えぇ?!」
そう言った次の瞬間、総司さんは着物が崩れない程度に私を抱き寄せてみんなに背を向けた。
「何してんだ沖田。」
「アカンアカン!!こないなシエルを見せたらアカン!!てか、おどれらももう見んな!!」
「何言うとるんや。」
「惚れとる女のこんな可愛い恰好、他の男に見せたないわ!シエル、やっぱアカンて!」
「作戦の為だ総司。」
「そ、総司さん・・あの・・。」
「ワシは反対や~~!!!」
それから暫く、総司さんの我儘主張が続いた・・・。
「おりょう、シエル、無理はするなよ。」
「はい。討ち入りの合図は、入り口横の庭から狼煙を上げます。」
「協力感謝する。」
土方さん達は時間になるまで、近江屋から離れる事になった。
私とおりょうさんの二人で、薩長の二人といながら機会が出来たら狼煙を上げる。そしてそのまま脱出。
この戦いを・・・坂本龍馬を止める。そうすれば、きっと平和な京が訪れる。
それを目指すんだ。近藤さんが目指していた未来に。
「シエル。」
「総司さん・・・あの、拳骨大丈夫でしたか?」
「・・・相当きてるで。ワシ等はそろそろ行く。」
「分かりました。」
「・・・シエル・・気ぃつけてな。無理は絶対アカン。ええな?」
「・・分かっています。総司さんも・・お気をつけて・・。」
「おう。・・・ほな、またな。」
去り際に頭を撫でられ、総司さん達は近江屋を出て行った。
私達は会合が開かれる部屋に待機することにした。
「これ落とす作戦でもいけるんとちゃう?なぁおりょうちゃん。」
「絶対できます!」
「えぇ・・それはさすがに無理じゃ・・・。」
立派な着物に着替えお化粧もしてもらった私は、何故か二人に褒められてる。
・・・こ、こんな格好初めて・・!う、動き辛い・・芸者さんって、こんな格好でいつもいるんだよね?凄いな・・絶対歩ける自信ない・・!
「ほな男達呼んでくるわ。・・・沖田はん、えらい驚かれるちゃいます?」
「お、お登勢さん・・!」
何楽しそうに呼びに行ってるんですか・・!
あの人達は普段から綺麗な芸者さんと遊んで・・・あれ?みんなって遊郭行くのかな?
そんな事考えてると、みんなの話し声が近づいてきた。
「お、おりょうさん!本当に無理です!恥ずかしいです!」
「大丈夫やって、自信持って!」
「入りますよー。」
「え、ちょ・・・!」
有無を聞かずに戸を開けられて、私は慌ててみんなの方を見てしまった。
・・・み、みんな何も言ってこない・・・じっと見てるだけ・・・へ、変ですよね・・。
「こりゃ驚いたな。似合ってるじゃねぇか。」
「あ、あぁ。思った以上やな。」
「・・・うむ。」
え、えぇ・・本当に・・?
「何とかいけそうだな。・・・総司?」
総司さんは他の誰よりも凝視してきて何も言わない。
それはそれで寂しいけど・・・どうしたんだろう・・・?
「そ、総司さん?」
「——アカン。」
「え?——え、えぇ?!」
そう言った次の瞬間、総司さんは着物が崩れない程度に私を抱き寄せてみんなに背を向けた。
「何してんだ沖田。」
「アカンアカン!!こないなシエルを見せたらアカン!!てか、おどれらももう見んな!!」
「何言うとるんや。」
「惚れとる女のこんな可愛い恰好、他の男に見せたないわ!シエル、やっぱアカンて!」
「作戦の為だ総司。」
「そ、総司さん・・あの・・。」
「ワシは反対や~~!!!」
それから暫く、総司さんの我儘主張が続いた・・・。
「おりょう、シエル、無理はするなよ。」
「はい。討ち入りの合図は、入り口横の庭から狼煙を上げます。」
「協力感謝する。」
土方さん達は時間になるまで、近江屋から離れる事になった。
私とおりょうさんの二人で、薩長の二人といながら機会が出来たら狼煙を上げる。そしてそのまま脱出。
この戦いを・・・坂本龍馬を止める。そうすれば、きっと平和な京が訪れる。
それを目指すんだ。近藤さんが目指していた未来に。
「シエル。」
「総司さん・・・あの、拳骨大丈夫でしたか?」
「・・・相当きてるで。ワシ等はそろそろ行く。」
「分かりました。」
「・・・シエル・・気ぃつけてな。無理は絶対アカン。ええな?」
「・・分かっています。総司さんも・・お気をつけて・・。」
「おう。・・・ほな、またな。」
去り際に頭を撫でられ、総司さん達は近江屋を出て行った。
私達は会合が開かれる部屋に待機することにした。