外伝ー隻眼物語ー
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『そないな奴がおったら、士気が下がるわ。』
やってもうた・・・きつい事言うてしもうた・・・。
何で男相手にこんな気ぃ使わなアカンのや・・・!
「・・何やってるんだ総司?今は訓練中だろ?」
「源さん・・・。」
「何かあったのか?」
「・・・・。」
どう話したらええのか分からんな・・・。
ワシが迷うとるのに察したのか、源さんは夜家に来いとだけ告げこの場を離れた。
・・・家か。随分久しぶりやの。
一日を終え、ワシは源さんの家・・・いや、ワシ等の家だった場所に辿り着く。
この家は、ワシがまだ”平山五郎”として生きていた時に新八ちゃんと三人で住んでいた家。
沖田総司として第二の人生を歩み始めたあの雨の夜をさかいに、ワシは家を出た。
平山五郎にならんように。
「それで・・何があったんだ?」
「・・・・。」
「はぁ・・・お前は本当に口に出すのが下手だな。思ったことを素直に言ってみたらどうだ?」
そないな事言われても・・・何をどう言えばええのかようわからんなぁ・・。
「八神が泣いていたのと関係があるのか?」
「?!・・・何で知っとんのや。」
「顔を伏せていたが、屯所を出る時に目が潤んでいるのに気付いてな。大方お前に何か説教を受けて泣いたのかと思っていたが・・・お前の様子を見る限りそうではないのだろう?」
「・・・・。」
「・・・今のお前の顔は、何かを我慢している顔だ。沖田総司になったあの日からずっとそうだ。・・・俺に隠したいなら無理に話さなくてもいい。」
・・・はぁ・・・ずるいで源さん。
源さんにそないな事言われたら、なんでも話さなアカンなるやろ。ホンマずる賢いで・・・でも、いつもそうやって源さんに、鴨さんに助けられたんは事実やし。
「・・自分でも分からんのや。八神ちゃんの事、他の隊士と同じ目で見る事が出来ん。何かこう・・・特別ゆうか・・・もっと、何か違うんやけど・・。」
「まぁ気持ちは分からなくないがな。他の隊長達にも気に入られている。それが八神の魅力でもあるのだろう。」
それがなんか嫌なんやけど・・・。
「迷ってるなら少し離れてみたらどうだ?そうすれば何か分かるかもな。・・・だが・・・。」
「だが、何や?」
「八神の目・・・あれは生き急いでる目だ。今後アイツの身に何が起こっても不思議じゃない。」
生き急いでる目・・・なんや分かるなそれ。
なんか焦ってるっちゅか・・・新撰組に入っただけじゃ満足してないいうか・・・。
「まるでお前だな?」
・・・あ?ワシ?
「何でや?源さん。」
「何でもない。・・時期に新八が帰ってくる。飲んで帰るか?」
「・・いや、ええわ。またゆっくり来るわ。」
「そうか。分かった。」
その後家に帰り、一人で酒を飲む。
(・・・何やうまくない酒やの・・。)
自分の感情がはっきりしないまま飲む酒は、まずかった。
やってもうた・・・きつい事言うてしもうた・・・。
何で男相手にこんな気ぃ使わなアカンのや・・・!
「・・何やってるんだ総司?今は訓練中だろ?」
「源さん・・・。」
「何かあったのか?」
「・・・・。」
どう話したらええのか分からんな・・・。
ワシが迷うとるのに察したのか、源さんは夜家に来いとだけ告げこの場を離れた。
・・・家か。随分久しぶりやの。
一日を終え、ワシは源さんの家・・・いや、ワシ等の家だった場所に辿り着く。
この家は、ワシがまだ”平山五郎”として生きていた時に新八ちゃんと三人で住んでいた家。
沖田総司として第二の人生を歩み始めたあの雨の夜をさかいに、ワシは家を出た。
平山五郎にならんように。
「それで・・何があったんだ?」
「・・・・。」
「はぁ・・・お前は本当に口に出すのが下手だな。思ったことを素直に言ってみたらどうだ?」
そないな事言われても・・・何をどう言えばええのかようわからんなぁ・・。
「八神が泣いていたのと関係があるのか?」
「?!・・・何で知っとんのや。」
「顔を伏せていたが、屯所を出る時に目が潤んでいるのに気付いてな。大方お前に何か説教を受けて泣いたのかと思っていたが・・・お前の様子を見る限りそうではないのだろう?」
「・・・・。」
「・・・今のお前の顔は、何かを我慢している顔だ。沖田総司になったあの日からずっとそうだ。・・・俺に隠したいなら無理に話さなくてもいい。」
・・・はぁ・・・ずるいで源さん。
源さんにそないな事言われたら、なんでも話さなアカンなるやろ。ホンマずる賢いで・・・でも、いつもそうやって源さんに、鴨さんに助けられたんは事実やし。
「・・自分でも分からんのや。八神ちゃんの事、他の隊士と同じ目で見る事が出来ん。何かこう・・・特別ゆうか・・・もっと、何か違うんやけど・・。」
「まぁ気持ちは分からなくないがな。他の隊長達にも気に入られている。それが八神の魅力でもあるのだろう。」
それがなんか嫌なんやけど・・・。
「迷ってるなら少し離れてみたらどうだ?そうすれば何か分かるかもな。・・・だが・・・。」
「だが、何や?」
「八神の目・・・あれは生き急いでる目だ。今後アイツの身に何が起こっても不思議じゃない。」
生き急いでる目・・・なんや分かるなそれ。
なんか焦ってるっちゅか・・・新撰組に入っただけじゃ満足してないいうか・・・。
「まるでお前だな?」
・・・あ?ワシ?
「何でや?源さん。」
「何でもない。・・時期に新八が帰ってくる。飲んで帰るか?」
「・・いや、ええわ。またゆっくり来るわ。」
「そうか。分かった。」
その後家に帰り、一人で酒を飲む。
(・・・何やうまくない酒やの・・。)
自分の感情がはっきりしないまま飲む酒は、まずかった。