第二部 愛の約束
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三人が帰ってから、沖田さんが少し不機嫌になってる・・・。
お酒飲まれたのがそんなに嫌だったのかな・・・まぁ私も寝てる所見られてもの凄い恥ずかしいけど。
「沖田さん・・?どうしたんですか?」
「・・・・・。」
「沖田さん!」
「・・・あぁアカン。」
「え?わっ・・・!」
沖田さんは私を抱き上げて、寝室の布団の上まで運んだ。
「え、どうしたんですか?沖田さん?」
「歳ちゃんみたら思い出してしもうた。」
「?」
土方さん見て思い出したって・・・え、何かあったっけ?
真剣な眼差しで私を見ながら頬に手を添え、顔が近づいてくる。
「シエルちゃんが苦しゅうなった時ワシもできるようにせんとな。」
「え?はい?」
「体を上げるな言うとったな。」
体を上げるなって・・・・。
・・・!もしかして、人工呼吸の事?!できるようにせんとって、え?!
頭の中で混乱していると、沖田さんは遠慮なしに土方さんの真似をしてくる。
これ・・落ち着いてるから・・・息苦しいだけ・・!
肩を叩いても沖田さんは止めてくれなくて、むしろ口の中に舌を入れてくる。
「ふぅ・・あ、おき・・・んっ・・!」
「・・・練習、やで・・・シエル・・・。」
(こんなの練習じゃなくてただの口付け・・!)
うまく呼吸ができなくて頭がふらふらする。
それから少しして満足したのか、やっと沖田さんは離れてくれた。口の周りは涎だらけで、息を目一杯吸う。
「ヒヒッこれで安心やな。」
「はぁ・・はぁ・・もう!今夜はお風呂別々ですからね!」
「な、何やと?!」
その後本当に別々に入ったら沖田さんがかな~り拗ねてしまったので、寝る時だけは一緒の布団で寝た。
・・・本当に、新撰組の狂犬がどこいったんだか・・・。
「ほな行ってくるわ。ゆっくり休んでるんやで?」
「すみません沖田さん、よろしくお願いします。行ってらっしゃい。」
「おう。」
翌日、沖田さんを見送った後家でのんびり過ごすことにした。
特にやる事もなく、ただ縁側でお茶を飲みながら空を見上げていた。
・・・そういえば一人でのんびりするって初めてかも。新撰組に入ってからはそんな時間なかったし。
「・・・・。」
・・・父上はいつ現れるのだろう。もしかしたら、ここも割れているかもしれない。むしろいつ屯所にきてもおかしくない。
屯所に現れたら・・・私はどうするんだろう。吾朗として斬る?それともシエルとして怯えているだけ?
いつまでも逃げ続けたり怖い日々を送るのは耐えられない。
でも・・・・。
「・・・私は、父上を斬れるのかな・・。」
考え込んでいると、いつの間にか夕方になっていた。
・・いけない、そろそろ沖田さんが帰ってくるはず。片づけとかなきゃ。
「シエル、いるか?」
「?」
この声・・斎藤さん?
玄関へ向かうと、斎藤さんが隊服姿で立っていた。いつもここに来る時は隊服で来ないのに・・・また緊急招集?
「お前の親父さんの件で話があるんだ。」
「父上の?」
「・・・シエル。一緒に江戸へ行ってくれ。」
「——?!」
どうして・・・江戸に?
「上がっていいか?」
「・・・どうぞ・・。」
私にとって忌まわしい土地。正直、二度と戻る気がなかった。
そんな土地に、どうして斎藤さんと行くことになるのか話を聞く為に、私は家の中に招き入れた。
お酒飲まれたのがそんなに嫌だったのかな・・・まぁ私も寝てる所見られてもの凄い恥ずかしいけど。
「沖田さん・・?どうしたんですか?」
「・・・・・。」
「沖田さん!」
「・・・あぁアカン。」
「え?わっ・・・!」
沖田さんは私を抱き上げて、寝室の布団の上まで運んだ。
「え、どうしたんですか?沖田さん?」
「歳ちゃんみたら思い出してしもうた。」
「?」
土方さん見て思い出したって・・・え、何かあったっけ?
真剣な眼差しで私を見ながら頬に手を添え、顔が近づいてくる。
「シエルちゃんが苦しゅうなった時ワシもできるようにせんとな。」
「え?はい?」
「体を上げるな言うとったな。」
体を上げるなって・・・・。
・・・!もしかして、人工呼吸の事?!できるようにせんとって、え?!
頭の中で混乱していると、沖田さんは遠慮なしに土方さんの真似をしてくる。
これ・・落ち着いてるから・・・息苦しいだけ・・!
肩を叩いても沖田さんは止めてくれなくて、むしろ口の中に舌を入れてくる。
「ふぅ・・あ、おき・・・んっ・・!」
「・・・練習、やで・・・シエル・・・。」
(こんなの練習じゃなくてただの口付け・・!)
うまく呼吸ができなくて頭がふらふらする。
それから少しして満足したのか、やっと沖田さんは離れてくれた。口の周りは涎だらけで、息を目一杯吸う。
「ヒヒッこれで安心やな。」
「はぁ・・はぁ・・もう!今夜はお風呂別々ですからね!」
「な、何やと?!」
その後本当に別々に入ったら沖田さんがかな~り拗ねてしまったので、寝る時だけは一緒の布団で寝た。
・・・本当に、新撰組の狂犬がどこいったんだか・・・。
「ほな行ってくるわ。ゆっくり休んでるんやで?」
「すみません沖田さん、よろしくお願いします。行ってらっしゃい。」
「おう。」
翌日、沖田さんを見送った後家でのんびり過ごすことにした。
特にやる事もなく、ただ縁側でお茶を飲みながら空を見上げていた。
・・・そういえば一人でのんびりするって初めてかも。新撰組に入ってからはそんな時間なかったし。
「・・・・。」
・・・父上はいつ現れるのだろう。もしかしたら、ここも割れているかもしれない。むしろいつ屯所にきてもおかしくない。
屯所に現れたら・・・私はどうするんだろう。吾朗として斬る?それともシエルとして怯えているだけ?
いつまでも逃げ続けたり怖い日々を送るのは耐えられない。
でも・・・・。
「・・・私は、父上を斬れるのかな・・。」
考え込んでいると、いつの間にか夕方になっていた。
・・いけない、そろそろ沖田さんが帰ってくるはず。片づけとかなきゃ。
「シエル、いるか?」
「?」
この声・・斎藤さん?
玄関へ向かうと、斎藤さんが隊服姿で立っていた。いつもここに来る時は隊服で来ないのに・・・また緊急招集?
「お前の親父さんの件で話があるんだ。」
「父上の?」
「・・・シエル。一緒に江戸へ行ってくれ。」
「——?!」
どうして・・・江戸に?
「上がっていいか?」
「・・・どうぞ・・。」
私にとって忌まわしい土地。正直、二度と戻る気がなかった。
そんな土地に、どうして斎藤さんと行くことになるのか話を聞く為に、私は家の中に招き入れた。