第二部 愛の約束
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
動乱の時代。京を拠点として活動する新撰組。
今日も治安維持の為に戦う———
「せやから突撃すればええんやろうが?!んなのんびりして志士共に逃げられたらどないすんねん!!」
「だから一気に潰す為に作戦を立ててるんじゃないですか!斬るのを楽しむのは結構ですが、まともな作戦もたまには考えてください!!」
・・・・のはずなのに、俺と沖田隊長の口喧嘩の真っ最中だ。
四番隊隊長に就いてから一ヵ月。確実に潰そうと考えている俺とひたすら斬ることしか考えていない沖田隊長とこうして意見がぶつかってしまうことが多い。
「また始まったよ・・沖田隊長達の夫婦喧嘩。」
「おいやめとけよ、また怒鳴られるぞ。」
「だってよ・・あの喧嘩見てると親の喧嘩思い出すって・・。」
「まぁ俺もだけど・・・。」
俺達の喧嘩は、どうやら”夫婦喧嘩”と言われているらしい。
「お前等ええ加減にしとけって。そんなんで話し合ってもしゃあないやろ。」
「じゃあ永倉隊長は沖田隊長と同意見なのですか?所かまわず斬ってしまえと?」
「そうは言うとらんやろ。」
「ほな新八ちゃんは八神ちゃんの味方するんかいな?!」
「・・・土方はん。これはあかん。」
「・・・おい。」
「「ぐはっ・・・!!」」
口喧嘩が止まらない度にこうして副長の拳骨をくらっている。
これが俺達にとって日常茶飯事だ。
「八神君、君はそろそろ帰りたまえ。夜勤明けだから余計に苛つくんだ。総司は井戸の水でも被って頭を冷やせ。」
「せやけど・・・!」
「副長・・!」
「命令だ。早くしろ。」
ぐっ・・・その睨みは怖い・・・。
「・・・お疲れ様でした・・・。」
言われた通り俺は屯所を後にする。
・・・確かに夜勤明けは辛い。昨日も何人か取り締まったから疲れがある。
けど毎回拳骨する事ないと思うが・・・まぁ、熱くなった俺も反省しなければだけど、あれは沖田隊長が・・・。
「八神。」
ふらふら歩いていると、石段を下りる途中で井上隊長と会った。
ふてくされている俺の顔を見て、やれやれという笑みを浮かべる。
「また総司と喧嘩か?飽きないな。」
「・・・あの人が、頑固なだけです。」
「ふっ・・・今夜家に行かせてもらう。ではまたな。」
それだけ告げると、俺の肩を数回軽く叩き屯所へ向かっていった。
・・・今夜か。掃除しなければ・・・。
壬生———
小さな家を構える俺は、帰ってすぐ軽く掃除をした。
最近ろくに家事ができていない・・・本当に寝るだけの場所になってるな・・・。
「こんなものか・・・ふぁ・・・ねむ・・・。」
隊服着替えなきゃ・・・でも、眠い・・・無理・・・。
「——ちゃん?シエルちゃん、起きれるか?」
「・・・ん・・・・あれ・・沖田、さん・・・?」
「また着替えず寝よって。体が休まらんで?風呂沸かしたから早う入ってきいや。もうすぐ源さん達来るで?」
「・・ん・・・もうそんな時間・・・ん~・・・。」
「なんや寝ぼけとんのか?」
「・・うん・・おはよう、ございます・・・沖田さん・・・。」
「おはようさん。ほら、肩貸すから早う入り。」
そう言うと私の体を支えながら風呂場まで連れてきてくれた。
ゆっくり入りと告げられ、軽く口付けを交わし居間へ戻っていった。
「・・・お風呂、入んなきゃ。」
今日も治安維持の為に戦う———
「せやから突撃すればええんやろうが?!んなのんびりして志士共に逃げられたらどないすんねん!!」
「だから一気に潰す為に作戦を立ててるんじゃないですか!斬るのを楽しむのは結構ですが、まともな作戦もたまには考えてください!!」
・・・・のはずなのに、俺と沖田隊長の口喧嘩の真っ最中だ。
四番隊隊長に就いてから一ヵ月。確実に潰そうと考えている俺とひたすら斬ることしか考えていない沖田隊長とこうして意見がぶつかってしまうことが多い。
「また始まったよ・・沖田隊長達の夫婦喧嘩。」
「おいやめとけよ、また怒鳴られるぞ。」
「だってよ・・あの喧嘩見てると親の喧嘩思い出すって・・。」
「まぁ俺もだけど・・・。」
俺達の喧嘩は、どうやら”夫婦喧嘩”と言われているらしい。
「お前等ええ加減にしとけって。そんなんで話し合ってもしゃあないやろ。」
「じゃあ永倉隊長は沖田隊長と同意見なのですか?所かまわず斬ってしまえと?」
「そうは言うとらんやろ。」
「ほな新八ちゃんは八神ちゃんの味方するんかいな?!」
「・・・土方はん。これはあかん。」
「・・・おい。」
「「ぐはっ・・・!!」」
口喧嘩が止まらない度にこうして副長の拳骨をくらっている。
これが俺達にとって日常茶飯事だ。
「八神君、君はそろそろ帰りたまえ。夜勤明けだから余計に苛つくんだ。総司は井戸の水でも被って頭を冷やせ。」
「せやけど・・・!」
「副長・・!」
「命令だ。早くしろ。」
ぐっ・・・その睨みは怖い・・・。
「・・・お疲れ様でした・・・。」
言われた通り俺は屯所を後にする。
・・・確かに夜勤明けは辛い。昨日も何人か取り締まったから疲れがある。
けど毎回拳骨する事ないと思うが・・・まぁ、熱くなった俺も反省しなければだけど、あれは沖田隊長が・・・。
「八神。」
ふらふら歩いていると、石段を下りる途中で井上隊長と会った。
ふてくされている俺の顔を見て、やれやれという笑みを浮かべる。
「また総司と喧嘩か?飽きないな。」
「・・・あの人が、頑固なだけです。」
「ふっ・・・今夜家に行かせてもらう。ではまたな。」
それだけ告げると、俺の肩を数回軽く叩き屯所へ向かっていった。
・・・今夜か。掃除しなければ・・・。
壬生———
小さな家を構える俺は、帰ってすぐ軽く掃除をした。
最近ろくに家事ができていない・・・本当に寝るだけの場所になってるな・・・。
「こんなものか・・・ふぁ・・・ねむ・・・。」
隊服着替えなきゃ・・・でも、眠い・・・無理・・・。
「——ちゃん?シエルちゃん、起きれるか?」
「・・・ん・・・・あれ・・沖田、さん・・・?」
「また着替えず寝よって。体が休まらんで?風呂沸かしたから早う入ってきいや。もうすぐ源さん達来るで?」
「・・ん・・・もうそんな時間・・・ん~・・・。」
「なんや寝ぼけとんのか?」
「・・うん・・おはよう、ございます・・・沖田さん・・・。」
「おはようさん。ほら、肩貸すから早う入り。」
そう言うと私の体を支えながら風呂場まで連れてきてくれた。
ゆっくり入りと告げられ、軽く口付けを交わし居間へ戻っていった。
「・・・お風呂、入んなきゃ。」