第一部 仮面の選択
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「・・・池田屋襲撃の直後に、父上が尋ねに来たんです。」
遡ること六日前———寺田屋
「父・・上・・?どうしてここに・・・。」
「おぉ吾朗よ。久しいな。こちらに来る用事があったからな、覗いてみたのだよ。」
嘘だ。今父上に京に来る理由なんてない。俺の現状を知りたいなら手紙で済むはず。なのにどうして・・・。
「・・・おりょうさん、父上と二人でゆっくり話がしたい。部屋にいますが、入ってこなくて結構です。でしょう?父上。」
「あぁ、そうだな。すまないがそれで頼む。」
「は、はぁ・・・分かりました。」
(ここで部屋に招き入れたのが間違いだった———。)
「・・・何の御用でしょうか。俺は襲撃があり休みたいので———!」
最後まで言う前に、父上に口を塞がれる。その顔は、憤怒に満ちていた。
「吾朗・・・貴様、この儂に向かってなんだその態度は。いつからお前は儂より偉くなったのだ。」
そう言い放った後、俺の腹を思いっきり何度も殴ってきた。
父上はいつもそうだ。自分の気に食わない態度をとったらこうして怒り暴力をふるってくる。子供の頃からそうだった。
「うぐっ・・・ち、父上・・・。」
「はぁ・・はぁ・・まぁいい。吾朗、お前の役目はもう終わりだ。」
「・・・?ど、どういう・・。」
「お前の男としての役目は終わったという事だ。」
男としての役目が・・・終わった・・・?
なぜ、まだ何もしていないのに・・・。
「吾朗よ、儂は考えたのだ。確かに跡継ぎは男でなければならない。・・・だが、その後はどうなる?お前の跡継ぎがいなくなるのだ。」
・・・確かに、男として生きている俺には無理な話だ。
俺の体は女だから、子種を作れるわけではない。むしろもらって産むのが本来の女の役割だ。
「そこでだ。今後お前には女として生き、八神家を存続させるのだ。」
「・・・俺が、嫁ぐのですか・・?婿に入ってもらえるなんて、無理でしょう・・・。」
「その心配はない。」
そういう父上の目は、何かがおかしかった。
俺の口を手拭いで何重にも縛り、手足も動けなくなるよう縛っていった。その後、胸を隠すための晒を乱暴に引き千切られ力強くその胸を触ってくる。
(まさか———)
「儂の子種をくれてやる。八神家は永遠に不滅なのだ———美鈴よ。」
「———!?」
それから声を出せずに、父に抵抗できずに、私はただおもちゃのように玩ばれた。
胸が裂けるかと思うくらい力強く握られ、父上の逆立ったそれを無理に口に含ませられ、それを私の中に無理矢理入れ子種を放出していく。
誰かが来る時はその行為を止め、バレない様にしていた。斎藤さんが声をかけてきた時もそうだった。しんばり棒で誰も入れないようにし・・四六時中・・ずっと・・・。
「はぁ・・・儂もまだ衰えとらんな。・・・場所を変えるぞ。ここを出て祇園にでも行くか。準備しろ美鈴よ。楽しんでやる。」
「・・・・・・。」
もう何も言えなかった。
もう何も考えたくなかった。
もうどうでもよかった。
「出ていくって・・・八神さん、急にどないしたん?!何やおかしいで!」
「美鈴、早くしろ。」
「美鈴・・・?八神さんは吾朗やろ?美鈴って一体——」
「おりょうさん。・・・もう、いいんです。・・・さようなら。」
「あ・・・八神さん?!」
私はこの人に逆らえない。
そんな勇気、私にはない・・・。
頭の中に浮かんでくる、新撰組のみんなの記憶を心の奥底にしまい込む。思い出したら、余計に苦しくなるだけだから。
『八神ちゃん!』
———さようなら、沖田さん。
遡ること六日前———寺田屋
「父・・上・・?どうしてここに・・・。」
「おぉ吾朗よ。久しいな。こちらに来る用事があったからな、覗いてみたのだよ。」
嘘だ。今父上に京に来る理由なんてない。俺の現状を知りたいなら手紙で済むはず。なのにどうして・・・。
「・・・おりょうさん、父上と二人でゆっくり話がしたい。部屋にいますが、入ってこなくて結構です。でしょう?父上。」
「あぁ、そうだな。すまないがそれで頼む。」
「は、はぁ・・・分かりました。」
(ここで部屋に招き入れたのが間違いだった———。)
「・・・何の御用でしょうか。俺は襲撃があり休みたいので———!」
最後まで言う前に、父上に口を塞がれる。その顔は、憤怒に満ちていた。
「吾朗・・・貴様、この儂に向かってなんだその態度は。いつからお前は儂より偉くなったのだ。」
そう言い放った後、俺の腹を思いっきり何度も殴ってきた。
父上はいつもそうだ。自分の気に食わない態度をとったらこうして怒り暴力をふるってくる。子供の頃からそうだった。
「うぐっ・・・ち、父上・・・。」
「はぁ・・はぁ・・まぁいい。吾朗、お前の役目はもう終わりだ。」
「・・・?ど、どういう・・。」
「お前の男としての役目は終わったという事だ。」
男としての役目が・・・終わった・・・?
なぜ、まだ何もしていないのに・・・。
「吾朗よ、儂は考えたのだ。確かに跡継ぎは男でなければならない。・・・だが、その後はどうなる?お前の跡継ぎがいなくなるのだ。」
・・・確かに、男として生きている俺には無理な話だ。
俺の体は女だから、子種を作れるわけではない。むしろもらって産むのが本来の女の役割だ。
「そこでだ。今後お前には女として生き、八神家を存続させるのだ。」
「・・・俺が、嫁ぐのですか・・?婿に入ってもらえるなんて、無理でしょう・・・。」
「その心配はない。」
そういう父上の目は、何かがおかしかった。
俺の口を手拭いで何重にも縛り、手足も動けなくなるよう縛っていった。その後、胸を隠すための晒を乱暴に引き千切られ力強くその胸を触ってくる。
(まさか———)
「儂の子種をくれてやる。八神家は永遠に不滅なのだ———美鈴よ。」
「———!?」
それから声を出せずに、父に抵抗できずに、私はただおもちゃのように玩ばれた。
胸が裂けるかと思うくらい力強く握られ、父上の逆立ったそれを無理に口に含ませられ、それを私の中に無理矢理入れ子種を放出していく。
誰かが来る時はその行為を止め、バレない様にしていた。斎藤さんが声をかけてきた時もそうだった。しんばり棒で誰も入れないようにし・・四六時中・・ずっと・・・。
「はぁ・・・儂もまだ衰えとらんな。・・・場所を変えるぞ。ここを出て祇園にでも行くか。準備しろ美鈴よ。楽しんでやる。」
「・・・・・・。」
もう何も言えなかった。
もう何も考えたくなかった。
もうどうでもよかった。
「出ていくって・・・八神さん、急にどないしたん?!何やおかしいで!」
「美鈴、早くしろ。」
「美鈴・・・?八神さんは吾朗やろ?美鈴って一体——」
「おりょうさん。・・・もう、いいんです。・・・さようなら。」
「あ・・・八神さん?!」
私はこの人に逆らえない。
そんな勇気、私にはない・・・。
頭の中に浮かんでくる、新撰組のみんなの記憶を心の奥底にしまい込む。思い出したら、余計に苦しくなるだけだから。
『八神ちゃん!』
———さようなら、沖田さん。