最終話
夢小説設定
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「お、ええ調子やで。」
「う、うん。ありがとう。」
「いつも頑張ってるんですよ?早く歩けるようになって、デートしたいんですって!」
「い、今言わなくてもいいじゃないですか!?」
「何や、デートならいくらでもしたるで?」
「きゃーっ!いいないいなー!」
「も、もぉ!」
顔を赤らめながらリハビリを続けるシエルの姿は、愛おしかった。
まったく・・・可愛ええやっちゃのう。
「じゃあ、俺は車戻してくるんで!お気をつけて!」
「西田さん、いつもありがとう。」
「いえこのくらい!どうってことないっすよ!それじゃ!」
西田を見送りワシらの家に入ると、一気にシエルの力が抜けおった。
「大丈夫か?疲れたやろ、少し休もうか?」
「うん・・・少し、座ってる・・・。」
「かまへん。今水持ってくるわ。薬も飲むやろ?」
「・・お願いします。」
シエルは1日に2回、薬を飲まなアカン。
今まで何年間も感情を出したことがなかった。それが感情を持ち始めた。時々制御ができんくなるから、安定剤が必要や。
こないな生活も、いつまで続くか分からん。薬と水を渡し、飲んだ後は2人でソファに座り込む。
「・・・真島さん。」
「どないした?」
「いつもありがとう。こんな私の傍にいてくれて嬉しい。」
「・・・このド阿保。こんなって言うなんて前にも言うたやろ?俺はどないなシエルも好きや。それじゃあかんのか?」
「・・・そうだね。真島さんって変な人だしね。」
「何やねんそれ!」
2人で笑い合う。その笑顔が好きや。
先日シエルにプレゼントした山桜の刺繡が入った眼帯。
花言葉は——「あなたに微笑む」
いつまでもその笑顔を、俺に見せてほしい。
それがあるだけで、俺は本当に幸せや。
「真島さん。」
「ん?」
「愛してます。」
「・・・俺も愛しとる。シエル。」
何度も交わしてきた、愛しい女とのキス。
永遠の誓いのキスも、そう遠くないかもしれん。
—fin—
「う、うん。ありがとう。」
「いつも頑張ってるんですよ?早く歩けるようになって、デートしたいんですって!」
「い、今言わなくてもいいじゃないですか!?」
「何や、デートならいくらでもしたるで?」
「きゃーっ!いいないいなー!」
「も、もぉ!」
顔を赤らめながらリハビリを続けるシエルの姿は、愛おしかった。
まったく・・・可愛ええやっちゃのう。
「じゃあ、俺は車戻してくるんで!お気をつけて!」
「西田さん、いつもありがとう。」
「いえこのくらい!どうってことないっすよ!それじゃ!」
西田を見送りワシらの家に入ると、一気にシエルの力が抜けおった。
「大丈夫か?疲れたやろ、少し休もうか?」
「うん・・・少し、座ってる・・・。」
「かまへん。今水持ってくるわ。薬も飲むやろ?」
「・・お願いします。」
シエルは1日に2回、薬を飲まなアカン。
今まで何年間も感情を出したことがなかった。それが感情を持ち始めた。時々制御ができんくなるから、安定剤が必要や。
こないな生活も、いつまで続くか分からん。薬と水を渡し、飲んだ後は2人でソファに座り込む。
「・・・真島さん。」
「どないした?」
「いつもありがとう。こんな私の傍にいてくれて嬉しい。」
「・・・このド阿保。こんなって言うなんて前にも言うたやろ?俺はどないなシエルも好きや。それじゃあかんのか?」
「・・・そうだね。真島さんって変な人だしね。」
「何やねんそれ!」
2人で笑い合う。その笑顔が好きや。
先日シエルにプレゼントした山桜の刺繡が入った眼帯。
花言葉は——「あなたに微笑む」
いつまでもその笑顔を、俺に見せてほしい。
それがあるだけで、俺は本当に幸せや。
「真島さん。」
「ん?」
「愛してます。」
「・・・俺も愛しとる。シエル。」
何度も交わしてきた、愛しい女とのキス。
永遠の誓いのキスも、そう遠くないかもしれん。
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