第20話
夢小説設定
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”大丈夫だ”
その言葉に少し安心し、ソファに座り込む。
そうか・・・大丈夫なんか。今は・・・。・・・今は?
「今はて・・・どういう事や。」
「・・・あれだけの傷と右目の損失。右目の神経は左の脳と繋がってる。最悪の場合左の腕や足に何らかの障害は残る。その上毒を盛られて連続の手術だ。体へのダメージは計り知れない。・・・あとは女の底力を信じるしかないって事だ。」
「つまりいつ目が覚めるか分からねぇって事か?」
「そうなるな。」
「・・・でも生きとるんやろ?」
「ん?あぁ、命はある。峠は越えた。大丈夫だ。」
・・・それだけでええ。俺には、その事実が唯一の救いや。
今度こそ、あの子の命はある。心臓も動いとる。
今は、それで充分・・・。
「・・・すまんかったの、桐生ちゃん。」
「気にしてねぇよ。・・・シエルの傍にいるんだろ?」
「当たり前やろ。おぅ西田。ワシがおらん間建設は任せたで。」
「え?!は、はいっ!!」
扉の奥に入ると、眠っとるシエルがおる。
頬を撫で、シエルの温かさを感じた。
(・・・よかった・・・。)
それから毎日シエルの隣に居った。
体を拭いてやったり、話しかけたり、手を握ったり。
ワシが倒れた時、シエルはずっと傍に居ってくれた。
せやから今度はワシの番や。
(起きるまで、ワシはここにおるで。)
その言葉に少し安心し、ソファに座り込む。
そうか・・・大丈夫なんか。今は・・・。・・・今は?
「今はて・・・どういう事や。」
「・・・あれだけの傷と右目の損失。右目の神経は左の脳と繋がってる。最悪の場合左の腕や足に何らかの障害は残る。その上毒を盛られて連続の手術だ。体へのダメージは計り知れない。・・・あとは女の底力を信じるしかないって事だ。」
「つまりいつ目が覚めるか分からねぇって事か?」
「そうなるな。」
「・・・でも生きとるんやろ?」
「ん?あぁ、命はある。峠は越えた。大丈夫だ。」
・・・それだけでええ。俺には、その事実が唯一の救いや。
今度こそ、あの子の命はある。心臓も動いとる。
今は、それで充分・・・。
「・・・すまんかったの、桐生ちゃん。」
「気にしてねぇよ。・・・シエルの傍にいるんだろ?」
「当たり前やろ。おぅ西田。ワシがおらん間建設は任せたで。」
「え?!は、はいっ!!」
扉の奥に入ると、眠っとるシエルがおる。
頬を撫で、シエルの温かさを感じた。
(・・・よかった・・・。)
それから毎日シエルの隣に居った。
体を拭いてやったり、話しかけたり、手を握ったり。
ワシが倒れた時、シエルはずっと傍に居ってくれた。
せやから今度はワシの番や。
(起きるまで、ワシはここにおるで。)