第19話
夢小説設定
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それから1時間後。まだランプは点いたままやった。
・・・まだかかるんか。ホンマに大丈夫なんか?あの子は・・・助かるんか。
そう思っていると、ランプが消え医者が出てきた。
「シエルは?!無事なんか?!」
「手術は成功しました。安心してください。あとは患者が目覚めるのを待つだけです。」
「・・・そうか・・・。」
「どのくらいで目が覚めるんだ?」
「それは気力次第でしょう。何せあの傷です・・・右目も摘出する他ありませんでした。」
右目摘出・・・あの目が、もう片方しか残っとらんのか・・・。
「病室へ運びます。通りますね。」
手術室の奥からシエルちゃんが運ばれてきた。
体中傷だらけ、右目は包帯で巻かれとった。・・・痛々しい姿やけど、命はある。助かったんや・・・それだけで俺は・・・。
「・・・兄さん、一度戻ったらどうだ?その間俺がシエルの傍にいる。そんな酷い顔で待ってるのか?」
「・・・そうさせてもらうわ。」
自室に戻り、風呂に入る。疲れが少し抜ける感じがした。
・・・シエルちゃんが元気になったら、またここで生活できるんやろか。組織の事もある・・・せやけどトップがいなくなった組織の末路は見えとる。きっと大丈夫や。
・・・色々落ち着いたら色々準備せなアカンな。
(また・・・あの子の料理が食べたいのう。)
そないな事考えながら病院へ戻ろうとした時、携帯が鳴った。ディスプレイには『桐生ちゃん』の文字が。
何や?
「おう、どないし——」
『兄さん!今すぐ病院に来い!シエルが・・・!』
「?!シエルちゃんがどないした?!」
『・・・シエルが・・・』
『シエルの心臓が・・・止まった。』
・・・まだかかるんか。ホンマに大丈夫なんか?あの子は・・・助かるんか。
そう思っていると、ランプが消え医者が出てきた。
「シエルは?!無事なんか?!」
「手術は成功しました。安心してください。あとは患者が目覚めるのを待つだけです。」
「・・・そうか・・・。」
「どのくらいで目が覚めるんだ?」
「それは気力次第でしょう。何せあの傷です・・・右目も摘出する他ありませんでした。」
右目摘出・・・あの目が、もう片方しか残っとらんのか・・・。
「病室へ運びます。通りますね。」
手術室の奥からシエルちゃんが運ばれてきた。
体中傷だらけ、右目は包帯で巻かれとった。・・・痛々しい姿やけど、命はある。助かったんや・・・それだけで俺は・・・。
「・・・兄さん、一度戻ったらどうだ?その間俺がシエルの傍にいる。そんな酷い顔で待ってるのか?」
「・・・そうさせてもらうわ。」
自室に戻り、風呂に入る。疲れが少し抜ける感じがした。
・・・シエルちゃんが元気になったら、またここで生活できるんやろか。組織の事もある・・・せやけどトップがいなくなった組織の末路は見えとる。きっと大丈夫や。
・・・色々落ち着いたら色々準備せなアカンな。
(また・・・あの子の料理が食べたいのう。)
そないな事考えながら病院へ戻ろうとした時、携帯が鳴った。ディスプレイには『桐生ちゃん』の文字が。
何や?
「おう、どないし——」
『兄さん!今すぐ病院に来い!シエルが・・・!』
「?!シエルちゃんがどないした?!」
『・・・シエルが・・・』
『シエルの心臓が・・・止まった。』