第19話
夢小説設定
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病院につき、緊急手術が始まった。
手術中のランプが点いてから、もう2時間たっとる。
待っとる間、誰かに話しかけられとる気がしたが、反応ができんかった。頭がシエルちゃんの事でいっぱいやった。
(この感覚・・・覚えがある。)
あん時もそうやった。怒りに任せて襲撃したあの時と。
せやけど今はそないな事もできん。ボスは殺した。
今は待つことしかできひん。
(アカン・・・頭痛なってきた・・・。)
そんなことを考えとると、目の前に水の入ったペットボトルを差し出された。顔を上げると、桐生ちゃんやった。
「桐生ちゃん・・・。」
「・・・飲んで少し落ち着け。あんたさっきから独り言言ってるぞ。血も落としてねぇし・・・顔でも洗ってきたらどうだ?」
「・・・水かぶれば充分や。」
差し出されたペットボトルを開け、頭からかぶる。
手で拭い、血を落とす。その様子を見て、桐生ちゃんは隣に座った。
「・・・大丈夫か?」
「・・アカンわ。どうにもできひん。」
「・・・だよな。」
それから桐生ちゃんは黙ったままずっとそこにおった。
気ぃ使ってくれとるのは分かっとる。でも、何もできひん。
『・・・愛してます。ずっと愛してる。』
『・・ごめ・・・な、さ・・。』
『真島さん!』
頭の中で色んなシエルちゃんの顔を思い出す。
あの子の表情は、きっともっとある。俺はまだ、あの子の色んな顔を見たいんや。
せやから・・・頼む・・・!
手術中のランプが点いてから、もう2時間たっとる。
待っとる間、誰かに話しかけられとる気がしたが、反応ができんかった。頭がシエルちゃんの事でいっぱいやった。
(この感覚・・・覚えがある。)
あん時もそうやった。怒りに任せて襲撃したあの時と。
せやけど今はそないな事もできん。ボスは殺した。
今は待つことしかできひん。
(アカン・・・頭痛なってきた・・・。)
そんなことを考えとると、目の前に水の入ったペットボトルを差し出された。顔を上げると、桐生ちゃんやった。
「桐生ちゃん・・・。」
「・・・飲んで少し落ち着け。あんたさっきから独り言言ってるぞ。血も落としてねぇし・・・顔でも洗ってきたらどうだ?」
「・・・水かぶれば充分や。」
差し出されたペットボトルを開け、頭からかぶる。
手で拭い、血を落とす。その様子を見て、桐生ちゃんは隣に座った。
「・・・大丈夫か?」
「・・アカンわ。どうにもできひん。」
「・・・だよな。」
それから桐生ちゃんは黙ったままずっとそこにおった。
気ぃ使ってくれとるのは分かっとる。でも、何もできひん。
『・・・愛してます。ずっと愛してる。』
『・・ごめ・・・な、さ・・。』
『真島さん!』
頭の中で色んなシエルちゃんの顔を思い出す。
あの子の表情は、きっともっとある。俺はまだ、あの子の色んな顔を見たいんや。
せやから・・・頼む・・・!