第18話
夢小説設定
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「ば、ばかな・・・この私が・・・!」
「・・・くたばりや。地獄に送ったる。」
男の喉にドスを突き刺し、絶命させた。
苦悶の表情のままの男を見下ろす。
・・・・あんたもシエルに惚れとったんやろ?こないな愛し方しか・・・できひんかったんか。
「兄さん!」
桐生ちゃんの声に振り返ると、シエルちゃんを解放しておった。まだ血が止まっとらん・・・!
「シエル!」
「息はしてる・・西田を呼んでくる!入り口まで連れてきてくれ!」
そういうと桐生ちゃんは外へ駆け出していく。
俺はシエルを抱きあげた。体に感じる血の流れ。とてつもない鉄の匂い。その息遣いも、かなり浅い。
「・・・まじま・・さん・・。」
「大丈夫や、すぐ病院に連れてく。心配ない。せやからしっかりせぇ!」
「・・・自分、の・・事は、自分で分か・・。」
「そないな事言うでない!絶対助ける!しっかりするんや!」
「・・まじま、さ・・ほんと、ごめ・・・わたし、の・・・せい・・・」
「何言うとんのや!許さへん・・・死んだら許さへんからな!」
入り口まで来ると、西田が車を近くまで持ってきとって桐生ちゃんはもう乗っとる。
他の奴らに死体を沈めろと指示を出し、急いで神室町に向かう。車内でずっとシエルちゃんは謝っとった。俺は手を握り、ひたすら声をかける。
「シエル・・・シエル・・・!」
寝てしまわんように。
死んでしまわんように。
ただただ祈りながら、手を握っとった。
「・・・くたばりや。地獄に送ったる。」
男の喉にドスを突き刺し、絶命させた。
苦悶の表情のままの男を見下ろす。
・・・・あんたもシエルに惚れとったんやろ?こないな愛し方しか・・・できひんかったんか。
「兄さん!」
桐生ちゃんの声に振り返ると、シエルちゃんを解放しておった。まだ血が止まっとらん・・・!
「シエル!」
「息はしてる・・西田を呼んでくる!入り口まで連れてきてくれ!」
そういうと桐生ちゃんは外へ駆け出していく。
俺はシエルを抱きあげた。体に感じる血の流れ。とてつもない鉄の匂い。その息遣いも、かなり浅い。
「・・・まじま・・さん・・。」
「大丈夫や、すぐ病院に連れてく。心配ない。せやからしっかりせぇ!」
「・・・自分、の・・事は、自分で分か・・。」
「そないな事言うでない!絶対助ける!しっかりするんや!」
「・・まじま、さ・・ほんと、ごめ・・・わたし、の・・・せい・・・」
「何言うとんのや!許さへん・・・死んだら許さへんからな!」
入り口まで来ると、西田が車を近くまで持ってきとって桐生ちゃんはもう乗っとる。
他の奴らに死体を沈めろと指示を出し、急いで神室町に向かう。車内でずっとシエルちゃんは謝っとった。俺は手を握り、ひたすら声をかける。
「シエル・・・シエル・・・!」
寝てしまわんように。
死んでしまわんように。
ただただ祈りながら、手を握っとった。