第11話
夢小説設定
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この手は、間違いなく俺を生かしてくれた。
この小さい手が、俺の命を助けてくれたんや。
———誰かに惹かれるっちゅう感情を、呼び戻してくれたんや。
あの時は・・・アイツの時は、手を離すしかなかった。ずっと繋いどった手を、離すしかなかったんや。
せやけど俺は、今度こそ自分の手で触れている目の前の女を守りたい。
「・・・・シエル。」
「は、はい・・・。」
「好きや。」
「・・・え・・・・?」
「お前が好きや。・・・俺が絶対に守ったる。」
俺のわがままやって分かっとる。
「俺の隣にいてくれ。」
「っ・・・真島さん・・・!」
でも、離したくない。
離したくないんや。
この小さな手を守りたい。この温もりを感じていたい。
その涙さえも、全てが愛おしい。
「お前は、俺の女や。・・・ええな?」
「・・・はい・・・。」
シエルの頬に触れて、涙を拭く。その俺の手をシエルも包み込んでくる。
互いに真っ直ぐ見つあう。初めて会うた時よりも、綺麗な目をしとった。
・・・・これ以上、言葉はいらん。
お互い顔を寄せ、唇を合わせる。
あの日と同じ、しょっぱいキス。
いつか違う味のキスもしたい———そう思った。
この小さい手が、俺の命を助けてくれたんや。
———誰かに惹かれるっちゅう感情を、呼び戻してくれたんや。
あの時は・・・アイツの時は、手を離すしかなかった。ずっと繋いどった手を、離すしかなかったんや。
せやけど俺は、今度こそ自分の手で触れている目の前の女を守りたい。
「・・・・シエル。」
「は、はい・・・。」
「好きや。」
「・・・え・・・・?」
「お前が好きや。・・・俺が絶対に守ったる。」
俺のわがままやって分かっとる。
「俺の隣にいてくれ。」
「っ・・・真島さん・・・!」
でも、離したくない。
離したくないんや。
この小さな手を守りたい。この温もりを感じていたい。
その涙さえも、全てが愛おしい。
「お前は、俺の女や。・・・ええな?」
「・・・はい・・・。」
シエルの頬に触れて、涙を拭く。その俺の手をシエルも包み込んでくる。
互いに真っ直ぐ見つあう。初めて会うた時よりも、綺麗な目をしとった。
・・・・これ以上、言葉はいらん。
お互い顔を寄せ、唇を合わせる。
あの日と同じ、しょっぱいキス。
いつか違う味のキスもしたい———そう思った。