第11話
夢小説設定
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「私は確実に殺される。ここにいるのも、いつバレるか分からない。・・・皆さんに迷惑をかける・・・それが、私にとって嫌なんです・・・。」
震えているシエルちゃんの手をそっと握りしめる。
逃れようとしたが、俺は逃さんかった。
「この手は、今まで散々人を殺してきた手なんです。汚れています。そんな私が・・・罪人同然の私が、生きることを願っちゃダメなんです。」
「・・・そんなことあらへん。」
「・・・どうして。どうしてそんな事言えるんですか?!」
泣きながら俺を見る。
確かに、数えきれないほどの人間を殺してきた手や。罪人同然、確かにその通りや。黒の世界に生きる人間は、みんなそうや。
せやから言いたいことは分かる。
せやけど・・・。
「・・・夢ん中でな、昔世話になった人が出てきたんや。そん人が、シエルちゃんが俺の手を握ってると教えてくれたんや。そのおかげで、俺は起きれたんや。何が言いたいかわかるか?」
「・・・?」
分からんって目しとるな。
「俺が生きとるのはシエルちゃんのおかげっちゅう事や。三途の川渡りそうやった俺を、シエルちゃんが引き止めてくれたんや。」
震えているシエルちゃんの手をそっと握りしめる。
逃れようとしたが、俺は逃さんかった。
「この手は、今まで散々人を殺してきた手なんです。汚れています。そんな私が・・・罪人同然の私が、生きることを願っちゃダメなんです。」
「・・・そんなことあらへん。」
「・・・どうして。どうしてそんな事言えるんですか?!」
泣きながら俺を見る。
確かに、数えきれないほどの人間を殺してきた手や。罪人同然、確かにその通りや。黒の世界に生きる人間は、みんなそうや。
せやから言いたいことは分かる。
せやけど・・・。
「・・・夢ん中でな、昔世話になった人が出てきたんや。そん人が、シエルちゃんが俺の手を握ってると教えてくれたんや。そのおかげで、俺は起きれたんや。何が言いたいかわかるか?」
「・・・?」
分からんって目しとるな。
「俺が生きとるのはシエルちゃんのおかげっちゅう事や。三途の川渡りそうやった俺を、シエルちゃんが引き止めてくれたんや。」