その後桐生ちゃん・西田・花屋がやってきて、俺が寝とった時のことを話してくれた。

「5日？！5日間寝とったんか？！」
「普段の疲れもあったんだろう。兄さん一回も起きなかったしな。」

あれから桐生ちゃんは何度か襲われたようやが、生き延びられている。さすがやで。
西田は俺がおらん間も建設を進めつつ、看病にも来とったらしい。・・・今度有給使わせたろかいな。
花屋はシエルちゃんから情報をもらい、それを元に組織の人間達を探しとるようやが、まだ見つかっとらんらしい。殺し屋組織やからな・・・そない簡単に見つからんか。

「ここにいる事は、今のところバレていないみたいだ。あとどのくらい持つか分からねぇが・・・大丈夫だろ。」
「真島。お前が気絶させた男の事だ。」
「おぉ・・・そういたおったな。どうしとる？何か吐いたか？」
「自分の舌噛んで死んだよ。」
「なっ・・・？！」
「徹底してる組織ってことだな。」
「・・・そうか。」

ちっ・・・せっかく情報つかめる思うたのに・・・。

「柄本が言うには、あと２・３日は様子見ろだとよ。吸った量は少ねぇが毒は毒だ。安静にしてろってよ。」
「おう、わかったわ。」
「自分、とりあえず仕事に戻りますね！親父、また来ます！」
「おぉ、頑張りや。」
「うっす！」