第8話(夢主視点)
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思考が追い付かない。どうしてこの人が倒れているの?
いや、この人は標的だ。私が殺せないから他の人間に役割がいく。それだけ。
・・・・それだけなのに。
「怠ったな。シエル。」
いつの間にかベランダから侵入してきた男は、やっぱり組織の人間だった。そいつの持つ銃は、私に向けられる。
「・・・・。」
「さっさと殺さんからだ。コイツの次はお前だ。殺しができない人間は組織にいらない。」
———あぁ・・・これで死ねる。
この人と・・・真島さんと死ねるなら、それでいい。
やっと、この人生が終わる。
「それは・・・どないやろうな。」
その言葉が聞こえた瞬間、男はドスに斬られ、倒れこんでいた。
「ば・・・ばかな・・・。」
「お前には用があるからのぅ。ちぃと寝とれ。」
男を殴り気絶させた後、真島さんはその場に座り込んだ。
「真島さん!」
「っくぅ・・・防弾チョッキしててもこれかいな。・・・ごっついのう・・・。」
「な、何で・・・じゃあ、この血は・・・!」
「世話んなってる闇医者からもろてのう。こないうまくいくとは思わんかったわ。」
血で汚れている箇所に触れると、確かに銃で撃たれた跡はなく、防弾チョッキがあった。
どうしてこうなってるの?何で?分かってたの?
混乱していると、真島さんは私の頬に触れた。
「・・・今は、考えんでええ。」
「真島さん・・・?」
「・・・シエルちゃん・・・俺は、・・・シエル・・・が・・・。」
真島さんは最後まで言うことなく、目を閉じた。
いや、この人は標的だ。私が殺せないから他の人間に役割がいく。それだけ。
・・・・それだけなのに。
「怠ったな。シエル。」
いつの間にかベランダから侵入してきた男は、やっぱり組織の人間だった。そいつの持つ銃は、私に向けられる。
「・・・・。」
「さっさと殺さんからだ。コイツの次はお前だ。殺しができない人間は組織にいらない。」
———あぁ・・・これで死ねる。
この人と・・・真島さんと死ねるなら、それでいい。
やっと、この人生が終わる。
「それは・・・どないやろうな。」
その言葉が聞こえた瞬間、男はドスに斬られ、倒れこんでいた。
「ば・・・ばかな・・・。」
「お前には用があるからのぅ。ちぃと寝とれ。」
男を殴り気絶させた後、真島さんはその場に座り込んだ。
「真島さん!」
「っくぅ・・・防弾チョッキしててもこれかいな。・・・ごっついのう・・・。」
「な、何で・・・じゃあ、この血は・・・!」
「世話んなってる闇医者からもろてのう。こないうまくいくとは思わんかったわ。」
血で汚れている箇所に触れると、確かに銃で撃たれた跡はなく、防弾チョッキがあった。
どうしてこうなってるの?何で?分かってたの?
混乱していると、真島さんは私の頬に触れた。
「・・・今は、考えんでええ。」
「真島さん・・・?」
「・・・シエルちゃん・・・俺は、・・・シエル・・・が・・・。」
真島さんは最後まで言うことなく、目を閉じた。