第7話(夢主視点)
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「・・・俺はシエルを信じとる。」
・・・この人は、どうして私を信じるなんて言ってくれるんだろう。
これから殺されるっていうのに。
調べた限り、こんな男じゃないと思ってたのに・・・嶋野の狂犬。喧嘩ばかりの恐ろしい男。
「・・・・。」
心を開いちゃダメ。私はこれからこの人を殺す。
殺すのに・・・。
「・・・私は、生まれてからずっと孤独だった。」
なのに、どうして話してしまうの?
20年以上前。
私は親に捨てられた。でも、それは本当の両親じゃない。私の本当の両親は、事故で死んでしまった。親戚の中を流れて流れて、本当に遠い親戚に預けられた。
そこでの生活は、まさに奴隷だった。食事の用意、家の掃除、すべての買い物、全部私がやった。時代錯誤もいいところ。でもその親戚は他の人達からも疎遠にされるほどの屑人間だった。
『お前はただ、俺達の道具であればいいんだよ!!さっさとしろ!!』
辛かった。耐えられない程の日々だった。
・・・それでも、いつか誰かが助けてくれるって信じてた。いつか両親が読んでくれた絵本にでてきた王子様のように、誰かが私を助け出してくれる。
いつか・・・きっと・・・。
「・・・でも、幼いころの私の望みは、あっという間に砕けた。」
「・・・何があったんや。」
「・・・売られたの。その親戚に。」
そう・・・たかが少しのお金のために、子供だった私を売った。
・・・この人は、どうして私を信じるなんて言ってくれるんだろう。
これから殺されるっていうのに。
調べた限り、こんな男じゃないと思ってたのに・・・嶋野の狂犬。喧嘩ばかりの恐ろしい男。
「・・・・。」
心を開いちゃダメ。私はこれからこの人を殺す。
殺すのに・・・。
「・・・私は、生まれてからずっと孤独だった。」
なのに、どうして話してしまうの?
20年以上前。
私は親に捨てられた。でも、それは本当の両親じゃない。私の本当の両親は、事故で死んでしまった。親戚の中を流れて流れて、本当に遠い親戚に預けられた。
そこでの生活は、まさに奴隷だった。食事の用意、家の掃除、すべての買い物、全部私がやった。時代錯誤もいいところ。でもその親戚は他の人達からも疎遠にされるほどの屑人間だった。
『お前はただ、俺達の道具であればいいんだよ!!さっさとしろ!!』
辛かった。耐えられない程の日々だった。
・・・それでも、いつか誰かが助けてくれるって信じてた。いつか両親が読んでくれた絵本にでてきた王子様のように、誰かが私を助け出してくれる。
いつか・・・きっと・・・。
「・・・でも、幼いころの私の望みは、あっという間に砕けた。」
「・・・何があったんや。」
「・・・売られたの。その親戚に。」
そう・・・たかが少しのお金のために、子供だった私を売った。