第3話
夢小説設定
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「んで?」
「いや、今日がその日で応接室にいるんですが」
「それ早よ言わんかい!このド阿保!」
「す、すんません!」
ったく。
真島建設の代表である限り面接はしゃあないが・・・面倒やのう。
どうせ長続きはせんのや。適当に相手するか。
あ、そういや履歴書見とらんかったな。まぁええか。
さーて、どないなやつや?
応接室の扉を開けると、そこにおったのは———
「・・・・。」
「あ・・・真島さん!」
また会いたいと思とった女やった。
「シエルちゃん?」
「やっぱりここ真島さんの仕事場だったんですね!真島建設とあったのでもしかしてって思って・・・。」
一か月ぶりに再会した彼女は以前よりも少し瘦せていた。
目の下にも少し隈ができとる。まともに生活しとらんな。
まさか会えるとは思うとらんかった。・・・何や変に緊張してまうな。
「久しぶりやな。元気にしとったか?」
「なんとか・・えへへ・・・」
「嘘はあかんで。その様子じゃまともに休めとらんやろ。」
「・・・おっしゃる通りです。」
少し話を聞くと、あれから転々と仕事しとったが所詮は日払い。
金が貯まることなく、ろくに寝れていないようやった。
そんな生活が続くんやったら一度帰るんのもありやったんやないのか・・・そない帰りたくないんやな。
「・・・シエルちゃん、パソコンはできるんか?」
「あ、はい。以前経験はあります。」
「メシ作りは?」
「まぁそれなりに・・・。」
「掃除もいけるか?」
「は、はい。」
「ふむ。」
こん時どうしてこんなこと言うたんかすぐには俺自身も理解できんかった。
「ほなら、採用するさかいワシの家で生活するか?」
「・・・・・・・・・え?」
「「えぇ~~~?!?!?」」
いつの間にか扉の向こうに西田たちが盗み聞きしとって驚いとった。
シエルちゃんも相当驚きの表情をしとった。
「お、親父!それはダメですよ!」
「あ?なんでや。」
「採用は賛成っすけど、親父と一緒にいると夜のせいで女の体がもた———」
「何言うつもりなんじゃボケ!!」
生意気言おうとする西田を思いっきり蹴り上げた。
・・・アカン、シエルちゃんの前でやってしもうた!
周りの奴らもヤバいと思うたのか、慌ててシエルちゃんに視線は集まる。
顔を下げてうなずいとる・・・怖がらせてもうたか?
「シエルちゃん・・?」
「・・・・・フフッ」
「「?」」
次の瞬間———
「アハハッ」
大声で笑い始めた。
一か月前に見た作りモンの笑顔やない。心の底から笑っとる笑顔、やと思う。
無邪気に笑う彼女に、自覚させられてしまう。
(あぁ・・・アカン。)
惚れてもうてたんや———不思議な雰囲気の女相手に、惚れとったんや。
「いや、今日がその日で応接室にいるんですが」
「それ早よ言わんかい!このド阿保!」
「す、すんません!」
ったく。
真島建設の代表である限り面接はしゃあないが・・・面倒やのう。
どうせ長続きはせんのや。適当に相手するか。
あ、そういや履歴書見とらんかったな。まぁええか。
さーて、どないなやつや?
応接室の扉を開けると、そこにおったのは———
「・・・・。」
「あ・・・真島さん!」
また会いたいと思とった女やった。
「シエルちゃん?」
「やっぱりここ真島さんの仕事場だったんですね!真島建設とあったのでもしかしてって思って・・・。」
一か月ぶりに再会した彼女は以前よりも少し瘦せていた。
目の下にも少し隈ができとる。まともに生活しとらんな。
まさか会えるとは思うとらんかった。・・・何や変に緊張してまうな。
「久しぶりやな。元気にしとったか?」
「なんとか・・えへへ・・・」
「嘘はあかんで。その様子じゃまともに休めとらんやろ。」
「・・・おっしゃる通りです。」
少し話を聞くと、あれから転々と仕事しとったが所詮は日払い。
金が貯まることなく、ろくに寝れていないようやった。
そんな生活が続くんやったら一度帰るんのもありやったんやないのか・・・そない帰りたくないんやな。
「・・・シエルちゃん、パソコンはできるんか?」
「あ、はい。以前経験はあります。」
「メシ作りは?」
「まぁそれなりに・・・。」
「掃除もいけるか?」
「は、はい。」
「ふむ。」
こん時どうしてこんなこと言うたんかすぐには俺自身も理解できんかった。
「ほなら、採用するさかいワシの家で生活するか?」
「・・・・・・・・・え?」
「「えぇ~~~?!?!?」」
いつの間にか扉の向こうに西田たちが盗み聞きしとって驚いとった。
シエルちゃんも相当驚きの表情をしとった。
「お、親父!それはダメですよ!」
「あ?なんでや。」
「採用は賛成っすけど、親父と一緒にいると夜のせいで女の体がもた———」
「何言うつもりなんじゃボケ!!」
生意気言おうとする西田を思いっきり蹴り上げた。
・・・アカン、シエルちゃんの前でやってしもうた!
周りの奴らもヤバいと思うたのか、慌ててシエルちゃんに視線は集まる。
顔を下げてうなずいとる・・・怖がらせてもうたか?
「シエルちゃん・・?」
「・・・・・フフッ」
「「?」」
次の瞬間———
「アハハッ」
大声で笑い始めた。
一か月前に見た作りモンの笑顔やない。心の底から笑っとる笑顔、やと思う。
無邪気に笑う彼女に、自覚させられてしまう。
(あぁ・・・アカン。)
惚れてもうてたんや———不思議な雰囲気の女相手に、惚れとったんや。