※少しずつ、追加していくかもです
第3章
夢主ちゃんの設定になります!!!
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「あぁ、もう!!なんであたしらの教室はこんなにも遠いんだよ!?」
「しかたないだろ」
「なんてったって俺らF組だからな」
階段を登り、上がっても長い廊下を歩き…
だんだんと身体が怠く重くなっていくのがわかる
(シャチの言う通り、こればっかりはしょうがない事だからな)
「…ふぅ、でも確かにしんどい」
あたし達のこの学校は
成績順によってクラスが違う。
クラスはA~F組まで、ちなみにあたし達のクラスは成績はおろか問題児だらけのクラスだらけで他クラスに被害が及ばないように1番端の教室《F組》なわけである
~♪~♪
「げっ!予鈴じゃねェか!お前ら走れ!」
ボニーの一言で全員一斉に走り出した
「よし、憂璃!先に教室に着いた方がジュース奢りな!」
「はぁ!?ってちょッ!シャチ待て!」
そんな中、シャチからの謎のゲームによって加速する私の足で
廊下の音が響く中、他にもクラスの人達の姿が見え始めてきてその子達の声で賑わっている中を通る私達…
(あーーーそういえば、今年もか)
言い忘れたけどココを
毎日通るたびに嫌な事がある
(他の人達も飽きないよな〜本当に)
それは私達に向けての悪口の通り魔達
「あっF組の連中じゃん」
「まぁ~たあいつらか…少しは成績は良くなったのかよ」
「ホントに迷惑な存在ね」
「最近は喧嘩吹っかけて他校と混戦あったらしいぜあいつら」
「やっべー!不良集団じゃん!」
ちなみに私達は何もしてません。
ココを通る度にいつも悪口を言われてる
それは大体噂に過ぎないのに
逆に言えば
(迷惑なのはあんた達だっつーの)
「おい!遅ェぞ!」
「はぁ?あんた負けても知らないからね」
まぁ気にするだけ無駄だし、
そもそも勝手な噂を言われているだけだから
私達のクラスは基本スルーしている
(早く教室に入ろ…)
私は嫌なこの道から抜け出したいが為に
日頃使わない体力を使って教室に向かって走った
そう、考えれば考えるだけ
人生損だらけだ。
この世界は私にとって
【嫌いな世界だ】
「ハァ…ハァ…憂璃、速すぎだろ!?可笑しくねェ!!?」
「ハァ…ハァ…うっさいシャチ!!先に仕掛けたのあんたでしょ?」
見事私はシャチに勝てた
(フン、私を甘く見た罰よ)
「じゃ、後で奢ってねぇ~」
「あ、おい憂璃」
「何?今更無しはなんて使わせないわよ?」
「違ェよ!!…そのなんだ、あんまり周りの事は気にすんなよ」
「!?」
そういって中に入っていったシャチ
ついでに私の頭もくしゃと撫でていった
「…っ」
私が暗くなったり考え込んでたりするのを
すぐ見つけてはさっきみたいに
下らないゲームや面白い事で気を紛らわせてくれる
「……はぁ、」
私は撫でられた頭を掻いては
小さくため息を落とす
(そういうのはホント昔から鋭いんだから)
ーーだけど
「…シャチ」
「ん??なんだ少しは俺の事見直しく… いでっ!!」
そんなシャチに感謝のスネ蹴りを一発喰らわした
なんかシャチがサラッと
そういう気使いをしてきたのが…
「なーんか腹立つのよねェー」
「いってなぁ〜!!ってこら憂璃!!!俺なんもやってなくね!?」
「おいおいお前ら何してんだよ…早く中入れ;;」
ペンギンに急かされ中へと入った御一行…
シャチは蹴られた足の痛みに涙し
当の本人はケラケラと笑っていた
(シャチありがとね…)
私はシャチの言葉にちょっと元気が出ていた…
(まぁ、この事は絶対に本人には言わないけど)