※少しずつ、追加していくかもです
第2章
夢主ちゃんの設定になります!!!
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「あー食った食った!」
「あいかわらず食欲旺盛だな」
あのあとボニーはどこから出したかわからない程の
大量のパンを完食した
「だってよ!腹が減っては何とやらだろ飯がないとやってけないぜ!」
「それよりも勉強もちゃんとしないとねぇ」
「ッ!?うっうっせェなほらいくぞ!」
「あっ!待ってよボニー!」
ボニーが、走り出すと
あたし、ペンギン、シャチと続いて走りだす
「ッ!」
そして、走る私の視界に小さい何かが通った
「…」
ふと足を止めて、一つ一つと静かに流れる
その小さいモノを見つめては空いている両手を
顔の前に持っていく、その両手に一つ落ちたピンクの雫…
私はその目に映るピンクの雫を見ると自然と笑みが溢れていた
「そっか…今日だったけ…」
それは、私の大好きな季節が来た証拠だった
その風に泳ぐ雫の大元を探す
「わぁ…綺麗…」
見つけたその大きな桜の木…
この季節しか咲かない桜が私は大好きだ
不思議と幸せな気持ちになれる
そんな私の気持ちと反対に
朝と同じ声が私を呼ぶ
「おぉい!!憂璃置いてくぞぉ~!」
「ッ!待ってよ!」
足を校舎へと向けるが顔だけはもう一度桜の木へと向けた…
「今年も頑張らなきゃ…」
でも
私はこの時、知らなかった
大好きなこの季節に
もう一つ意味があった事に
どうして
とても大切な思い出を
奥底にしまい込んでしまったのだろう