決闘

ロック・キャリー・バーナンVS怪物Ⅰ・・・

「グルルル・・・!!」

「うわぁ……間近で見るとやっぱり気持ち悪いね……」

「だねぇ~。」

「さっさと倒しましょう。」

ロック、バーナン、キャリーの三人はそう言いながら、斬り落とされた怪物リョウ
の四本の腕が変化した四体の怪物の内の一体と対峙する。

「まずは身動きを封じる!“トルネイドプリズン”!!」

ゴオオオォォォーーーッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

ロックはそう言いながら怪物を竜巻の中に閉じ込める。

「ロック!足場をお願い!!」

「OK!“エアロシールド”!!」

フォォォ・・・ッ!!

怪物Ⅰを“トルネイドプリズン”に閉じ込めた後、ロックはキャリーにそう返事しながら“風の盾”を真上に向けるように複数個、展開する。

その後、キャリーはロックが展開した複数個の“エアロシールド”を足場にして跳躍、“トルネイドプリズン”の真上まで駆け上がる。

「フッ!!」

シュパパパパパパパァァァンッ!!

真上まで駆け上がった後、キャリーは“トルネイドプリズン”内に向けて、七本の“水の矢”を放つ。

パキキキ・・・ッ!!

七本の“水の矢”は怪物Ⅰには命中せず、怪物Ⅰの周りに停滞。そのまま“氷の鏡”に変化する。

「バーナン!後は頼んだわよ!!」

「はぁ~い。」

その後、キャリーはそう言いながらロックの“エアロシールド”を足場にして下に降り、バーナンがそう返事しながら入れ替わりに駆け上がる。

パァァァ・・・

駆け上がった後、バーナンの右手に光が集束していく。

「“バーストレイ”!!」

ズガアアアァァァーーーンッ!!

次の瞬間、バーナンはそう言いながら右手から極太のレーザーを放つ。

ズガアアアァァァーーーンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

キャリーが設置した“氷の鏡”がプリズムの役割を果たし、増強されたバーナンの“バーストレイ”は次の瞬間、怪物Ⅰを跡形もなく焼き尽くした。
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