決闘
「驚いたよ……別に見くびっていた訳じゃないが、元々は魔力の扱い方すら知らなかった彼らがここまでやるとは……」
「まぁ、俺もあの三人がここまでになるとは思わなかったぜ。あいつの教え方が上手かったんだ……」
対峙した後、軽く頭を抱えながらそう言うディルムットに対し、ルドカーは軽くネスの方を見ながらそう言う。
「ふん・・・」
「んで、俺もあいつの『授業』を受けたおかげでまた強くなってっから気ぃ付けな。」
「フフ……だったら、僕も『精霊に愛された者』、『精愛』として全力で相手しないといけないね!!」
パァァァ・・・
ディルムットがそう言いながら両手を広げた瞬間、右手に赤い光が、左手に黄土色の光が集まってくる。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、赤い光は赤い刀身の根本には炎のエンブレム、揺らめく炎のような形の唾に赤い柄の剣に、黄土色の光は全体的に黄土色に刃の根本には光のエンブレム、柄には古代文字が書かれた槍に変化する。
ワァァァーーーッ!!
(!精霊の加護が施された武器……『精愛』の由来はそういうことか……)
「おぉーっと!ディルムット先輩、普段は滅多に見せない、『精霊に愛された者にのみ、与えられる武器』、ニーフィアスウェポンシリーズを引き抜いたぁっ!!観客席は盛り上がっております!!」
「あれを引き抜いたということはディルムット君、本気で戦うつもりね。」
ディルムットが具現化させた剣と槍を見て、ネスが冷静にそう考察するなか、実況のチカミと解説のアーシャ学園長はそう言う。
「ちっ!めんどくせぇ……『テンペスト』。」
シュンッ!!パシッ!!
対するルドカーも刃は紫で柄は黒、刃の根本にあるふわふわと柄尻に着いている飾り紐は緑の限りなく槍に近い形状の矛を召喚し、構える。
(あいつの魔武器か……初めて見るが……)
ワァァァーーーッ!!
「対するルドカー君も魔武器を召喚して構える!彼が武器を手に戦う姿はあまり見たことはありませんが、様になってます!!」
「魔武器っつっても能力は身体強化と破壊不可程度だが、丸腰よりはマシだろ。」
「武器を手にしたんなら、付け焼き刃程度の腕前じゃないことを期待したいね。」
「へっ……どうだろうな……」
微笑みながら、そう言いながら剣と槍を構えるディルムットに対し、ルドカーも笑いながら、そう言いながらテンペストを構える。
「それでは!『精愛』、ディルムット・グリットVS『神童』、ルドカー・ジュラスト!試合開始!!」
「まぁ、俺もあの三人がここまでになるとは思わなかったぜ。あいつの教え方が上手かったんだ……」
対峙した後、軽く頭を抱えながらそう言うディルムットに対し、ルドカーは軽くネスの方を見ながらそう言う。
「ふん・・・」
「んで、俺もあいつの『授業』を受けたおかげでまた強くなってっから気ぃ付けな。」
「フフ……だったら、僕も『精霊に愛された者』、『精愛』として全力で相手しないといけないね!!」
パァァァ・・・
ディルムットがそう言いながら両手を広げた瞬間、右手に赤い光が、左手に黄土色の光が集まってくる。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、赤い光は赤い刀身の根本には炎のエンブレム、揺らめく炎のような形の唾に赤い柄の剣に、黄土色の光は全体的に黄土色に刃の根本には光のエンブレム、柄には古代文字が書かれた槍に変化する。
ワァァァーーーッ!!
(!精霊の加護が施された武器……『精愛』の由来はそういうことか……)
「おぉーっと!ディルムット先輩、普段は滅多に見せない、『精霊に愛された者にのみ、与えられる武器』、ニーフィアスウェポンシリーズを引き抜いたぁっ!!観客席は盛り上がっております!!」
「あれを引き抜いたということはディルムット君、本気で戦うつもりね。」
ディルムットが具現化させた剣と槍を見て、ネスが冷静にそう考察するなか、実況のチカミと解説のアーシャ学園長はそう言う。
「ちっ!めんどくせぇ……『テンペスト』。」
シュンッ!!パシッ!!
対するルドカーも刃は紫で柄は黒、刃の根本にあるふわふわと柄尻に着いている飾り紐は緑の限りなく槍に近い形状の矛を召喚し、構える。
(あいつの魔武器か……初めて見るが……)
ワァァァーーーッ!!
「対するルドカー君も魔武器を召喚して構える!彼が武器を手に戦う姿はあまり見たことはありませんが、様になってます!!」
「魔武器っつっても能力は身体強化と破壊不可程度だが、丸腰よりはマシだろ。」
「武器を手にしたんなら、付け焼き刃程度の腕前じゃないことを期待したいね。」
「へっ……どうだろうな……」
微笑みながら、そう言いながら剣と槍を構えるディルムットに対し、ルドカーも笑いながら、そう言いながらテンペストを構える。
「それでは!『精愛』、ディルムット・グリットVS『神童』、ルドカー・ジュラスト!試合開始!!」