決闘
「尚、一部の生徒からはネスちゃんとルドカー君は付き合っているのでは?という噂があるみたいです!!」
キャァァーッ!!
「おい……ルドカー……なんで私とおまえが付き合っているという噂が流れているんだ?」ギリギリ
「し、知らねぇよ!!」
「おやおや、イチャついてますねぇ~。」
「「イチャついてない(ねぇ)!!」」
「うわぁお。息ピッタリ。」
「微笑ましい光景ですね。」
「フフ……楽しそうだなぁ……ネスちゃん……」
ルドカーとハモりながらそう否定するネスを観客席から見ながら、ルナティックは笑顔でそう言う。
尚、噂自体はルナティックが面白半分に流したものである。
「さて、それじゃあ今回の決闘、互いの勝った場合の要求の確認をして頂いて良いですか?」
「我々が勝った暁には家名無しの教師の真似事はやめてもらうぞ。」
そんななか、チカミが互いの勝った場合の要求の確認を促した瞬間、何故かディルムットではなく、エダセイがネスを睨み付けながらそう言う。
「はぁ・・・」
そんなエダセイを見ながら、ディルムットは不服な表情でため息を吐く。
(何気に『精愛』も苦労していそうだな……)
「え~と……傲慢先輩ではなく、ディルムット先輩の口から確認したかったんですが、ディルムット先輩。それでよろしかったですか?」
ブーッ!!ブーッ!!
「あぁ……僕は正直、彼女のやっていることを認めて良いと思っているんだが、こうでもしないとエダセイ君達は大人しくなってくれなくてね……」
そんなディルムットにネスが少しだけ同情し、エダセイに対してブーイングが起こるなか、そう尋ねるチカミに対し、ディルムットは頭を抱えながらそう答える。
「派閥のトップも大変ですねぇ~。対するネスちゃんは要求、どうする?」
「そうだな……『今後、私達に関わるな。』だな……」
『あっはははははっ!!』
そう言うネスの要求に観客席にいる『精愛』派閥の生徒(貴族)から嘲笑の声が響き渡る。
「はぁ・・・」
「おぉ、ネスちゃんからの要求に観客席の方にいる、ディルムット先輩の派閥にいるというだけで調子に乗っている貴族の生徒達から嘲笑の声が響き渡っています!決闘の代表に選ばれるだけの実力のない彼らにディルムット先輩が侮蔑を込めた目で見ながらため息を吐いているのを彼らはわかっているのでしょうか!?是非とも、彼らの表情を驚愕と絶望で塗り潰してもらいたい!!」
(司会……実は『精愛』以外の派閥の生徒のことは嫌ってるだろ……)
キャァァーッ!!
「おい……ルドカー……なんで私とおまえが付き合っているという噂が流れているんだ?」ギリギリ
「し、知らねぇよ!!」
「おやおや、イチャついてますねぇ~。」
「「イチャついてない(ねぇ)!!」」
「うわぁお。息ピッタリ。」
「微笑ましい光景ですね。」
「フフ……楽しそうだなぁ……ネスちゃん……」
ルドカーとハモりながらそう否定するネスを観客席から見ながら、ルナティックは笑顔でそう言う。
尚、噂自体はルナティックが面白半分に流したものである。
「さて、それじゃあ今回の決闘、互いの勝った場合の要求の確認をして頂いて良いですか?」
「我々が勝った暁には家名無しの教師の真似事はやめてもらうぞ。」
そんななか、チカミが互いの勝った場合の要求の確認を促した瞬間、何故かディルムットではなく、エダセイがネスを睨み付けながらそう言う。
「はぁ・・・」
そんなエダセイを見ながら、ディルムットは不服な表情でため息を吐く。
(何気に『精愛』も苦労していそうだな……)
「え~と……傲慢先輩ではなく、ディルムット先輩の口から確認したかったんですが、ディルムット先輩。それでよろしかったですか?」
ブーッ!!ブーッ!!
「あぁ……僕は正直、彼女のやっていることを認めて良いと思っているんだが、こうでもしないとエダセイ君達は大人しくなってくれなくてね……」
そんなディルムットにネスが少しだけ同情し、エダセイに対してブーイングが起こるなか、そう尋ねるチカミに対し、ディルムットは頭を抱えながらそう答える。
「派閥のトップも大変ですねぇ~。対するネスちゃんは要求、どうする?」
「そうだな……『今後、私達に関わるな。』だな……」
『あっはははははっ!!』
そう言うネスの要求に観客席にいる『精愛』派閥の生徒(貴族)から嘲笑の声が響き渡る。
「はぁ・・・」
「おぉ、ネスちゃんからの要求に観客席の方にいる、ディルムット先輩の派閥にいるというだけで調子に乗っている貴族の生徒達から嘲笑の声が響き渡っています!決闘の代表に選ばれるだけの実力のない彼らにディルムット先輩が侮蔑を込めた目で見ながらため息を吐いているのを彼らはわかっているのでしょうか!?是非とも、彼らの表情を驚愕と絶望で塗り潰してもらいたい!!」
(司会……実は『精愛』以外の派閥の生徒のことは嫌ってるだろ……)