派閥との諌かい
「「「え!?」」」
「但し、勝敗の付け方は先に三勝した方が勝ち。こちらは数合わせとしてルドカー・ジュラストをチームメイトに加えることを了承してほしい。」
ネスが派閥からの決闘の申し出を受け入れたことにキャリー達がそう驚愕の声を上げるなか、ネスはそう条件を提示する。
「?ルドカー君をかい?」
「はっ!確実に一勝は取れるよう、『神童』様を助っ人にするとは滑稽な!!だいたい『神童』様がそんな申し入れ受ける筈」
「受けるぜ。」
「!?『神童』様!?」
『精愛』が首を傾げ、エダセイがそう小馬鹿にするなか、ルドカーがそう言いながら現れる。
「ちょっと遅れて飯を食いにきてみれば、なかなか面白ぇ話になってるじゃねぇか。良いぜ。その決闘、俺も混ぜさせてもらおうか。」
「なっ!?『神童』ともあろう方が家名無しや平民共の肩を持つと言うのですか!!?」
「カッ!!俺もこいつの『授業』に参加させてもらっている身なんだよ。それにこいつには色々と借りもある。」
「なるほど……ルドカー君も良いのならそちらの条件を呑むとしよう。」
「『精愛』様!!」
「なんだい?そもそも決闘で白黒着けるべきだと言って騒ぎ立てたのは君達だ。これ以上は派閥の品位を損なう。なにより……僕の顔に泥を塗る気かい?」
「ッ・・・」
「ふぅ……すまないね。色々と………」
「別に。そちらも苦労しているようだから気にしない。その代わり、決闘というか試合はどちらか先に三勝しても最後の試合まで行うようにしてもらえると有難い。」
「その程度なら問題ない。日程は一週間後で良いかな?」
「あぁ、問題ない。」
「では、食事中に失礼したね。それじゃあ……」
そうして『精愛』とその派閥生徒達はその場を去っていく。
「あ~あ……面倒事起こしちまったなぁ。おい……」
「っていうかネスちゃん!!どうして決闘を受けたの!?」
「そうですよ!!」
その後、ルドカーが楽しそうにそう言うなか、キャリーとロックがそう言う。
「『精愛』はともかく周りの奴らがうるさかったから向こうの望み通りに力づくで黙らせようと思っただけだ。それに私の視る限り、あの派閥の中におまえ達に勝てる奴は二人を除いていなかったしな。」
「え!?うそ!?」
「僕達、そんなに強くなってるの!?」
「因みに僕達が勝てない二人って?一人は『精愛』様だってわかるけど……」
対するネスからの答えにキャリーとロックがそう驚愕するなか、バーナンがそうネスに尋ねる。
「あのリョウ・アイダって奴だ。そいつと『精愛』以外ならおまえ達でも勝てる。」
「そうなんだ。でも……」
「うん……」
「ちょっと自信ないよ……」
キャリー達三人はまだ自信ないのか、不安げな表情を浮かべる。
「……私を信じろ。だから、臆するな。勝つ気でいろ。」
「「「!うん!!」」」
が、真剣な表情でそう言うネスの言葉に迷いが消えたのか、三人は笑顔でそう言った。
「但し、勝敗の付け方は先に三勝した方が勝ち。こちらは数合わせとしてルドカー・ジュラストをチームメイトに加えることを了承してほしい。」
ネスが派閥からの決闘の申し出を受け入れたことにキャリー達がそう驚愕の声を上げるなか、ネスはそう条件を提示する。
「?ルドカー君をかい?」
「はっ!確実に一勝は取れるよう、『神童』様を助っ人にするとは滑稽な!!だいたい『神童』様がそんな申し入れ受ける筈」
「受けるぜ。」
「!?『神童』様!?」
『精愛』が首を傾げ、エダセイがそう小馬鹿にするなか、ルドカーがそう言いながら現れる。
「ちょっと遅れて飯を食いにきてみれば、なかなか面白ぇ話になってるじゃねぇか。良いぜ。その決闘、俺も混ぜさせてもらおうか。」
「なっ!?『神童』ともあろう方が家名無しや平民共の肩を持つと言うのですか!!?」
「カッ!!俺もこいつの『授業』に参加させてもらっている身なんだよ。それにこいつには色々と借りもある。」
「なるほど……ルドカー君も良いのならそちらの条件を呑むとしよう。」
「『精愛』様!!」
「なんだい?そもそも決闘で白黒着けるべきだと言って騒ぎ立てたのは君達だ。これ以上は派閥の品位を損なう。なにより……僕の顔に泥を塗る気かい?」
「ッ・・・」
「ふぅ……すまないね。色々と………」
「別に。そちらも苦労しているようだから気にしない。その代わり、決闘というか試合はどちらか先に三勝しても最後の試合まで行うようにしてもらえると有難い。」
「その程度なら問題ない。日程は一週間後で良いかな?」
「あぁ、問題ない。」
「では、食事中に失礼したね。それじゃあ……」
そうして『精愛』とその派閥生徒達はその場を去っていく。
「あ~あ……面倒事起こしちまったなぁ。おい……」
「っていうかネスちゃん!!どうして決闘を受けたの!?」
「そうですよ!!」
その後、ルドカーが楽しそうにそう言うなか、キャリーとロックがそう言う。
「『精愛』はともかく周りの奴らがうるさかったから向こうの望み通りに力づくで黙らせようと思っただけだ。それに私の視る限り、あの派閥の中におまえ達に勝てる奴は二人を除いていなかったしな。」
「え!?うそ!?」
「僕達、そんなに強くなってるの!?」
「因みに僕達が勝てない二人って?一人は『精愛』様だってわかるけど……」
対するネスからの答えにキャリーとロックがそう驚愕するなか、バーナンがそうネスに尋ねる。
「あのリョウ・アイダって奴だ。そいつと『精愛』以外ならおまえ達でも勝てる。」
「そうなんだ。でも……」
「うん……」
「ちょっと自信ないよ……」
キャリー達三人はまだ自信ないのか、不安げな表情を浮かべる。
「……私を信じろ。だから、臆するな。勝つ気でいろ。」
「「「!うん!!」」」
が、真剣な表情でそう言うネスの言葉に迷いが消えたのか、三人は笑顔でそう言った。