基礎魔法とネスの気紛れ
その後、三人の木登り訓練は夕暮れ時まで続く。
「僕が十五歩、ロックが十七歩、キャリーちゃんが二十歩まで行ったね。」
「まぁ、それでもネスさんが登っていった枝まではまだ遠いけどね。」
「っていうか……ネスちゃんは何処!?」
そんななか、いつの間にかネスの姿が消えていた。
「三人とも、今日はそこまでは行ったんだな。」
「「「!?」」」
が、次の瞬間、片手にビニール袋を持ったネスがそう言いながら現れる。
「………」ヒュッ!!
「わっ!?」パシッ!!
ネスはビニール袋からあるものをキャリーに投げ渡す。
それはハンバーガーだった。
「え?」
「ハンバーガー?」
「態々、買ってきてくれたの?」
「あぁ。三人とも長時間、木を登って腹が減ってるだろうと思ってな。」
そうして三人はネスからハンバーガーを受け取り、それを食してからその日は解散した。
寮、ネスの部屋・・・
「「お帰り(オカエリ)ー♪」」
「お帰りなさいませ。ネス様。」
「ただいま……ルナティック。何故、ここにいる?」
「そこは気にしないお約束で♪それでどうだった?初めての学生生活は……」
「まあまあだな。そっちはどうだ?何か収穫はあったか?」
「いんやぁ~。これといって何も。まぁ、学生が隠蔽に荷担できるとは思えないから教員側を探ってはいるけど。」
そう尋ねながらソファーに腰かけるネスに対し、ルナティックは笑顔でそう答える。
「フッ……甘いな。ルナティック。学生でも隠蔽に協力できそうな奴がいるだろ。」
「と言うと?」
「……『運命の断片達』だ……」
「なるほど……じゃあ、学生の方はネスちゃんに任せるわ。」
「あぁ……」
「僕が十五歩、ロックが十七歩、キャリーちゃんが二十歩まで行ったね。」
「まぁ、それでもネスさんが登っていった枝まではまだ遠いけどね。」
「っていうか……ネスちゃんは何処!?」
そんななか、いつの間にかネスの姿が消えていた。
「三人とも、今日はそこまでは行ったんだな。」
「「「!?」」」
が、次の瞬間、片手にビニール袋を持ったネスがそう言いながら現れる。
「………」ヒュッ!!
「わっ!?」パシッ!!
ネスはビニール袋からあるものをキャリーに投げ渡す。
それはハンバーガーだった。
「え?」
「ハンバーガー?」
「態々、買ってきてくれたの?」
「あぁ。三人とも長時間、木を登って腹が減ってるだろうと思ってな。」
そうして三人はネスからハンバーガーを受け取り、それを食してからその日は解散した。
寮、ネスの部屋・・・
「「お帰り(オカエリ)ー♪」」
「お帰りなさいませ。ネス様。」
「ただいま……ルナティック。何故、ここにいる?」
「そこは気にしないお約束で♪それでどうだった?初めての学生生活は……」
「まあまあだな。そっちはどうだ?何か収穫はあったか?」
「いんやぁ~。これといって何も。まぁ、学生が隠蔽に荷担できるとは思えないから教員側を探ってはいるけど。」
そう尋ねながらソファーに腰かけるネスに対し、ルナティックは笑顔でそう答える。
「フッ……甘いな。ルナティック。学生でも隠蔽に協力できそうな奴がいるだろ。」
「と言うと?」
「……『運命の断片達』だ……」
「なるほど……じゃあ、学生の方はネスちゃんに任せるわ。」
「あぁ……」