ブルッグル伯爵との邂逅

廊下・・・

「ネスゥーッ!!」

「っと・・・」

その後、ルナティック、ホウレン、メイリー、クインと共に応接間から出たネスに対し、ミアがそう言いながら、何処からともなく駆けながら現れ、抱きついてくる。

「!?メイリー。あの子は?」

そんなミアの瞳を見て、ホウレンは若干困惑しながらそうメイリーに尋ねる。

「ネス様のお連れのミアちゃんです。お父様。」

「……大丈夫なのか……?」

「……多分ですが……」

「多分!?」

「ミア。おまえ、今まで何やってたんだ?」

メイリーとホウレンがそう話をするなか、ネスはそうミアに尋ねる。

「ンートネ。オニクタベテタノ。オイシソウナノイッパイダッタカラ。」

「「「!?」」」

「摘まみ食いすると夕飯が入らなくなるぞ。」

「大丈夫ダヨー。ホンノチョットダケダカラ。」

「……クイン。念のために後で点呼を取っておいてくれ。」

「はい。」

「もし、いない奴がいたら、そいつの身辺調査も頼む。ひょっとしたら……あるかもしれん……」

「……了解しました……」

摘まみ食いについて、注意するネスにミアが笑顔でそう言うなか、そう指示をするホウレンに対し、クインはなんともいえない表情でそう言った。
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