裏切りの騎士
ガラァッ!!
「いやぁ、お仕事は早めにやるもんだねぇ♪」
そんななか、壊れていない方の扉からルナティックが笑顔でそう言いながら入ってくる。
「なっ!?」
「そう言うくらいならこいつらが入ってくる前に対処しておけ。ルナティック。」
「いやぁ、手厳しいなぁ。ネスちゃん。」
ダイン(偽)がそう困惑の声を上げるなか、そう指摘するネスに対し、ルナティックは笑顔でそう言う。
「な、なんだ!?てめぇは!!」
「私?私はルナティック。ルナちゃんって呼んでね♪」
「え、え~と、ネス様。あの方は……?」
「あぁ、この町で合流する予定だった旅の仲間だ。」
「いやぁ、それにしてもよくもまぁ、あれだけの怪人を借りれたね。ざっと120体はいたよ。」
ルナティックのことについて、そう尋ねるメイリーにネスがそう答えるなか、ルナティックは腕を回しながらそう言う。
「!?ま、まさか、あの数を一人で殲滅したのか!?」
「いえーす♪まぁ、良い運動にはなったよ♪」
笑顔でそう言うルナティックに対し、ダイン(偽)は戦慄を覚える。
「くっ……おい!!」
「ブツブツ・・・」
ダイン(偽)はそう黒ローブに指示を出し、黒ローブは詠唱を始める。
ドカァァァンッ!!
「ブオオオォォォーーーッ!!」
「グギャギャギャッ!!」
すると次の瞬間、至る所からオークやゴブリンが現れる。
「「「「「!?」」」」」
「あらら・・・」
「召喚魔法……ということはあの時のオークやゴブリンはそいつの仕業か……」
「ククク……予定が変わっちまったが、てめぇらはこいつらで地獄に送ってやる……」
至る所から現れたオークやゴブリンを見て、メイリー、クイン、ラルゴ、領主、エーテルの五人が驚愕の表情を浮かべ、ルナティックとネスがそう言うなか、ダイン(偽)は不敵な笑みを浮かべながらそう言う。
「面白ぇ展開になってきたな。」
「?ルドカー?」
そんななか、ルドカーがそう言いながら前に出る。
「女に蹴りで障壁を破られて負けた悔しさを晴らすイイ機会だ。オークやゴブリンの相手は貰うぜぇ……」
「………」
(店の前でのこと、まだ引き摺ってたのか……)
「“エアロマシンガン”・・・食らえ。雑魚共。」
パァァァ・・・ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ネスがそう思いながら見ているなか、ルドカーはそう言いながら前方に複数の魔法陣を展開し、その魔法陣から風の弾丸をマシンガンのように放つ。
放たれた弾丸は的確にオークやゴブリンの急所を撃ち抜いていく。
「くっ!!中級魔法を無詠唱で乱射だと!?しかも、この正確性……流石は『神童』ってことか……!!」
「おまえ、私とやり合った時は詠唱していなかったか?」
複数のオークやゴブリンを盾にしながらダイン(偽)がそう言うなか、ネスはそうルドカーに尋ねる。
「あ?あぁ、あの時、使おうとしたのは神級だったからな。中級・上級なら無詠唱でもイケる。」
「たかが街中での喧嘩になに繰り出そうとしてんだ。」
「ちっ!!それにしてもキリがねぇな!!」
ネスが真顔でそうツッコミを入れるなか、次から次へと沸いて出てくるオークやゴブリンに対し、ルドカーはそう悪態を吐く。
「面倒だ。仕方ねぇ……!!」
パァァァ・・・
そんななか、ルドカーはそう言いながら頭上に新たな魔法陣を展開する。
「!?“キラーサイクロン”の魔法陣だと!?屋内で上級魔法を使おうとするなど正気か!?」
「食らえ・・・!!」
その魔法陣を見て、ラルゴがそう困惑の声を上げるなか、ルドカーは“キラーサイクロン”を発動しようとする。
スパァァァンッ!!
「痛ってぇっ!?」
「………」
が、その前にネスに投影した鉄ハリセンでぶっ叩かれ、魔法陣も霧散する。
「痛て……何しやがる!?」
「それはこっちの台詞だ。いくら味方には魔力障壁を張っているとはいえ、こんな屋内で使えば、被害は甚大だろうが。」
「うっ……」
「とりあえず、おまえはこのまま撃ち続けろ。撃ち漏らした奴は私達で処理する……ルナティック!!」
「はいはーい♪あ。騎士の皆様はメイリーちゃんとエーテルちゃん、領主様の護衛に徹してて下さいね。」
ネスとルナティックはそう言いながら前に出る。
『グオオオォォォーーーッ!!』
そんな二人に対し、多数のゴブリンとオークが襲いかかってくる。
ズババババババババババババババババババババァンッ!!
が、一瞬の内に斬り刻まれる。
「……ふん。」
「さぁ、ネスちゃんと私、ルナティックが織り成す狂気と戦慄の舞……とくとご覧あれ……」
次の瞬間、返り血を全く浴びていないネスの手には片手剣が、ルナティックの両手の指の間にはナイフが握られていた。
「いやぁ、お仕事は早めにやるもんだねぇ♪」
そんななか、壊れていない方の扉からルナティックが笑顔でそう言いながら入ってくる。
「なっ!?」
「そう言うくらいならこいつらが入ってくる前に対処しておけ。ルナティック。」
「いやぁ、手厳しいなぁ。ネスちゃん。」
ダイン(偽)がそう困惑の声を上げるなか、そう指摘するネスに対し、ルナティックは笑顔でそう言う。
「な、なんだ!?てめぇは!!」
「私?私はルナティック。ルナちゃんって呼んでね♪」
「え、え~と、ネス様。あの方は……?」
「あぁ、この町で合流する予定だった旅の仲間だ。」
「いやぁ、それにしてもよくもまぁ、あれだけの怪人を借りれたね。ざっと120体はいたよ。」
ルナティックのことについて、そう尋ねるメイリーにネスがそう答えるなか、ルナティックは腕を回しながらそう言う。
「!?ま、まさか、あの数を一人で殲滅したのか!?」
「いえーす♪まぁ、良い運動にはなったよ♪」
笑顔でそう言うルナティックに対し、ダイン(偽)は戦慄を覚える。
「くっ……おい!!」
「ブツブツ・・・」
ダイン(偽)はそう黒ローブに指示を出し、黒ローブは詠唱を始める。
ドカァァァンッ!!
「ブオオオォォォーーーッ!!」
「グギャギャギャッ!!」
すると次の瞬間、至る所からオークやゴブリンが現れる。
「「「「「!?」」」」」
「あらら・・・」
「召喚魔法……ということはあの時のオークやゴブリンはそいつの仕業か……」
「ククク……予定が変わっちまったが、てめぇらはこいつらで地獄に送ってやる……」
至る所から現れたオークやゴブリンを見て、メイリー、クイン、ラルゴ、領主、エーテルの五人が驚愕の表情を浮かべ、ルナティックとネスがそう言うなか、ダイン(偽)は不敵な笑みを浮かべながらそう言う。
「面白ぇ展開になってきたな。」
「?ルドカー?」
そんななか、ルドカーがそう言いながら前に出る。
「女に蹴りで障壁を破られて負けた悔しさを晴らすイイ機会だ。オークやゴブリンの相手は貰うぜぇ……」
「………」
(店の前でのこと、まだ引き摺ってたのか……)
「“エアロマシンガン”・・・食らえ。雑魚共。」
パァァァ・・・ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ネスがそう思いながら見ているなか、ルドカーはそう言いながら前方に複数の魔法陣を展開し、その魔法陣から風の弾丸をマシンガンのように放つ。
放たれた弾丸は的確にオークやゴブリンの急所を撃ち抜いていく。
「くっ!!中級魔法を無詠唱で乱射だと!?しかも、この正確性……流石は『神童』ってことか……!!」
「おまえ、私とやり合った時は詠唱していなかったか?」
複数のオークやゴブリンを盾にしながらダイン(偽)がそう言うなか、ネスはそうルドカーに尋ねる。
「あ?あぁ、あの時、使おうとしたのは神級だったからな。中級・上級なら無詠唱でもイケる。」
「たかが街中での喧嘩になに繰り出そうとしてんだ。」
「ちっ!!それにしてもキリがねぇな!!」
ネスが真顔でそうツッコミを入れるなか、次から次へと沸いて出てくるオークやゴブリンに対し、ルドカーはそう悪態を吐く。
「面倒だ。仕方ねぇ……!!」
パァァァ・・・
そんななか、ルドカーはそう言いながら頭上に新たな魔法陣を展開する。
「!?“キラーサイクロン”の魔法陣だと!?屋内で上級魔法を使おうとするなど正気か!?」
「食らえ・・・!!」
その魔法陣を見て、ラルゴがそう困惑の声を上げるなか、ルドカーは“キラーサイクロン”を発動しようとする。
スパァァァンッ!!
「痛ってぇっ!?」
「………」
が、その前にネスに投影した鉄ハリセンでぶっ叩かれ、魔法陣も霧散する。
「痛て……何しやがる!?」
「それはこっちの台詞だ。いくら味方には魔力障壁を張っているとはいえ、こんな屋内で使えば、被害は甚大だろうが。」
「うっ……」
「とりあえず、おまえはこのまま撃ち続けろ。撃ち漏らした奴は私達で処理する……ルナティック!!」
「はいはーい♪あ。騎士の皆様はメイリーちゃんとエーテルちゃん、領主様の護衛に徹してて下さいね。」
ネスとルナティックはそう言いながら前に出る。
『グオオオォォォーーーッ!!』
そんな二人に対し、多数のゴブリンとオークが襲いかかってくる。
ズババババババババババババババババババババァンッ!!
が、一瞬の内に斬り刻まれる。
「……ふん。」
「さぁ、ネスちゃんと私、ルナティックが織り成す狂気と戦慄の舞……とくとご覧あれ……」
次の瞬間、返り血を全く浴びていないネスの手には片手剣が、ルナティックの両手の指の間にはナイフが握られていた。