希望の翼
「ーーーっていう訳なんですけど……やっぱり覚えていませんか?」
一通りの説明をした後、ノゾミはそうセッテに尋ねる。
「……すまない。本当に何も覚えていない……」
「そうですか」
「ただ……」
「ん?」
「今、聞いた話が本当なら、私はあなたや仲間達にとんだ迷惑をかけてしまった……本当にすまない……」
ゼウスに肉体を乗っ取られていた間にしてしまったことについて、セッテはそう言いながら頭を下げ、ノゾミに謝罪する。
「いやいや!!そんな頭を下げないでください!!悪いのはあなたを乗っ取っていたコアメダルの意思とそのコアメダルを造った『Xマジンラー』なんですから!!」
対するノゾミはそう言いながら、頭を上げさせる。
「……すまない……」
「いえいえ……それで、これからどうするんですか?」
「?どうとは?」
ノゾミが言ったことが理解できなかったのか、セッテは首を傾げながら逆に聞き返す。
「記憶がないということは帰る場所もわからないということですよね?」
「あ……」
対するノゾミからの言葉を聞いて、セッテはそう言いながら困った表情を浮かべる。
「あの……良かったら、ここで働きませんか?」
そんなセッテに対し、ノゾミはそう提案する。
「え?……良いのか?」
「はい。ここのギルドマスターであるフェンさんと受付をしているデネブには私がお願いしますから。」
「しかし、私はあなた達を襲ったんだぞ?」
ゼウスに肉体を乗っ取られていたとはいえ、襲撃してきた自分に職を紹介しようとするノゾミに対し、セッテは戸惑いながらそう言う。
「……さっきも言いましたが、あれはあなたの意思でやったことじゃありませんし、それに……」
「?」
「……なんかあなたのこと、悪い人には思えないっていうか放っておけないんですよねぇ~~~」
「!?」カァァァ
優しい笑顔でそう言うノゾミに対し、セッテは思わず顔を赤らめる。
「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて……お世話になります……」
「フフフ……それじゃあ、フェンさんやデネブに紹介しますから、一緒に来てもらって良いですか?」
「あ、あぁ……」
そうして二人は寝室を出て、一階にいるフェン達の元へと向かった。
一通りの説明をした後、ノゾミはそうセッテに尋ねる。
「……すまない。本当に何も覚えていない……」
「そうですか」
「ただ……」
「ん?」
「今、聞いた話が本当なら、私はあなたや仲間達にとんだ迷惑をかけてしまった……本当にすまない……」
ゼウスに肉体を乗っ取られていた間にしてしまったことについて、セッテはそう言いながら頭を下げ、ノゾミに謝罪する。
「いやいや!!そんな頭を下げないでください!!悪いのはあなたを乗っ取っていたコアメダルの意思とそのコアメダルを造った『Xマジンラー』なんですから!!」
対するノゾミはそう言いながら、頭を上げさせる。
「……すまない……」
「いえいえ……それで、これからどうするんですか?」
「?どうとは?」
ノゾミが言ったことが理解できなかったのか、セッテは首を傾げながら逆に聞き返す。
「記憶がないということは帰る場所もわからないということですよね?」
「あ……」
対するノゾミからの言葉を聞いて、セッテはそう言いながら困った表情を浮かべる。
「あの……良かったら、ここで働きませんか?」
そんなセッテに対し、ノゾミはそう提案する。
「え?……良いのか?」
「はい。ここのギルドマスターであるフェンさんと受付をしているデネブには私がお願いしますから。」
「しかし、私はあなた達を襲ったんだぞ?」
ゼウスに肉体を乗っ取られていたとはいえ、襲撃してきた自分に職を紹介しようとするノゾミに対し、セッテは戸惑いながらそう言う。
「……さっきも言いましたが、あれはあなたの意思でやったことじゃありませんし、それに……」
「?」
「……なんかあなたのこと、悪い人には思えないっていうか放っておけないんですよねぇ~~~」
「!?」カァァァ
優しい笑顔でそう言うノゾミに対し、セッテは思わず顔を赤らめる。
「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて……お世話になります……」
「フフフ……それじゃあ、フェンさんやデネブに紹介しますから、一緒に来てもらって良いですか?」
「あ、あぁ……」
そうして二人は寝室を出て、一階にいるフェン達の元へと向かった。