芽生え始める感情

大浴場・・・

カッポーン

「はぁ~~~、気持ちいいぃ~~~♪」

「確かに……気持ちいいな……」

ノゾミとセッテは今、22年前、彩夏が適当に掘り当てた天然温泉を堪能している。

「………」

フニョン

「ひゃんっ!?」

そんななか、ノゾミが突然、セッテの胸を鷲掴みする。

「の、ノゾミ!?い、いきなり何を!?///」

「いやぁ……やっぱり大きいなぁ…って思って……」サワサワ

顔を赤らめながら、そう困惑の声を上げるセッテに対し、ノゾミはそう言いながら胸を揉み始める。

「ちょっ……やめ……ひゃんっ!?///」

対するセッテは顔を赤らめながら、思わず反応しながらそう言う。

そうしてノゾミとセッテはじゃれ合いながら、天然温泉を堪能した。





入浴後、通路・・・

「うぅ……酷い目に遭った……」

「あはは……ごめんごめん……」

天然温泉を堪能した後、少し疲れたような表情をしながらそう言うセッテに対し、ノゾミは苦笑いしながらそう謝罪する。

記憶はないとはいえ、元々は戦うための生体兵器として、感情を殆んど持たない戦闘機人として造り出されたセッテに少しずつだが、感情が芽生え始めていた・・・
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