幻想入り。そして、出逢い・・・
にとりの家・・・
「う~ん……どうしようかな……」
男性を家まで運び、ひとまず自分が普段から物作りのために使っている作業台の上に寝かせた後、にとりは腕組みをしながら、男性を見ながらそう言って悩む。
「この人がロボット?って奴なら永琳じゃ多分治せないだろうし……よし。」
にとりはそう言うと今、自分が着ているワンピースから少々小汚ない作業着に着替え、ドライバーやペンチといった工具を手に取る。
「修理してみよう!!」
にとりはそう言いながら、男性の身体を弄り始める。
「必ず私が助けてあげるからね……」
夕暮れ時・・・
「……ん?」
それから時間がしばらく経過し、『幻想郷』の日が沈み始めた頃、作業台の上に寝かされ、にとりの修理を受けていた男性は漸く目を覚ます。
「?ここは何処だ?何故私はここにいる?私は確かにあの時」
「スゥースゥー・・・」zzz…
「ん?」
目を覚ました男性がそう言いながら上半身を起こし、辺りを見渡すなか、近くで毛布に包まれながら眠っているにとりの存在に気付く。
「この子は……人間の子どもか?しかし、頭に皿が乗っているし、気配も人間のものじゃないな……」
「むにゃ………?」
男性がそう言って見ているなか、にとりは目を覚ます。
目を覚ました後、にとりは作業台の上で上半身を起こしている男性と目が合う。
「うひゃあぁぁっ!?」
「!?」
ガシャァァァンッ!!
次の瞬間、にとりはそう驚きの声を上げながら、先程まで座っていた椅子から転げ落ち、そのにとりの声に男性もびっくりする。
「だ、大丈夫か!?」
「痛た……ごめんね。驚かせて……」
慌てて作業台の上から降り、そう言いながら駆け寄ってきた男性の手を借りながら、にとりはそう言いながら立ち上がる。
「でも、目を覚ましたってことは直ったんだね。よかったぁ~。無事に直せて……」
「?直せて?」
立ち上がった後、にとりが言った『直せて』という単語に引っ掛かった男性は首を傾げながらそう言う。
「うん。この家の近くの森の中で君が壊れた状態で木に寄りかかってたのを見つけて、私がこの家に運んで修理したの。」
そんな男性に対し、にとりはそう説明する。
「修理した?おまえが私を?」
「うん。こう見えて私、物作りが得意だからね。まぁ、君みたいなロボットは初めて見たから色々と戸惑いはしたけど……」
男性からの問いに対し、にとりは笑顔でそう答える。
「………」
(おかしい……魔王率いる『マジンラー』を倒したあの後、ターミナルで私は流牙達に見送られながら、砂になって消えた筈……)
そんなにとりの話を聞いて男性、阿号がそう思いながら首を傾げているなか、
「あら。にとりに無事直してもらったみたいね。」
「「!?」」
ターミナルで砂になって消えていく阿号を密かに見ていた金髪の女性がそう言いながら、その場に現れた。
「う~ん……どうしようかな……」
男性を家まで運び、ひとまず自分が普段から物作りのために使っている作業台の上に寝かせた後、にとりは腕組みをしながら、男性を見ながらそう言って悩む。
「この人がロボット?って奴なら永琳じゃ多分治せないだろうし……よし。」
にとりはそう言うと今、自分が着ているワンピースから少々小汚ない作業着に着替え、ドライバーやペンチといった工具を手に取る。
「修理してみよう!!」
にとりはそう言いながら、男性の身体を弄り始める。
「必ず私が助けてあげるからね……」
夕暮れ時・・・
「……ん?」
それから時間がしばらく経過し、『幻想郷』の日が沈み始めた頃、作業台の上に寝かされ、にとりの修理を受けていた男性は漸く目を覚ます。
「?ここは何処だ?何故私はここにいる?私は確かにあの時」
「スゥースゥー・・・」zzz…
「ん?」
目を覚ました男性がそう言いながら上半身を起こし、辺りを見渡すなか、近くで毛布に包まれながら眠っているにとりの存在に気付く。
「この子は……人間の子どもか?しかし、頭に皿が乗っているし、気配も人間のものじゃないな……」
「むにゃ………?」
男性がそう言って見ているなか、にとりは目を覚ます。
目を覚ました後、にとりは作業台の上で上半身を起こしている男性と目が合う。
「うひゃあぁぁっ!?」
「!?」
ガシャァァァンッ!!
次の瞬間、にとりはそう驚きの声を上げながら、先程まで座っていた椅子から転げ落ち、そのにとりの声に男性もびっくりする。
「だ、大丈夫か!?」
「痛た……ごめんね。驚かせて……」
慌てて作業台の上から降り、そう言いながら駆け寄ってきた男性の手を借りながら、にとりはそう言いながら立ち上がる。
「でも、目を覚ましたってことは直ったんだね。よかったぁ~。無事に直せて……」
「?直せて?」
立ち上がった後、にとりが言った『直せて』という単語に引っ掛かった男性は首を傾げながらそう言う。
「うん。この家の近くの森の中で君が壊れた状態で木に寄りかかってたのを見つけて、私がこの家に運んで修理したの。」
そんな男性に対し、にとりはそう説明する。
「修理した?おまえが私を?」
「うん。こう見えて私、物作りが得意だからね。まぁ、君みたいなロボットは初めて見たから色々と戸惑いはしたけど……」
男性からの問いに対し、にとりは笑顔でそう答える。
「………」
(おかしい……魔王率いる『マジンラー』を倒したあの後、ターミナルで私は流牙達に見送られながら、砂になって消えた筈……)
そんなにとりの話を聞いて男性、阿号がそう思いながら首を傾げているなか、
「あら。にとりに無事直してもらったみたいね。」
「「!?」」
ターミナルで砂になって消えていく阿号を密かに見ていた金髪の女性がそう言いながら、その場に現れた。