守矢神社にご挨拶
「んあ?あぁ、別にたいしたことじゃないんだけど……どう思う?諏訪子。」
「私は大丈夫だと思うよ。彼ならきっと扱えきれると思う。」
対する神奈子はそう答えながら何やら諏訪子に確認をし、諏訪子はそう答える。
「「?」」
ガラッ!!
「お茶をお持ちしましたぁ~」
「あ。早苗さん。」
そんな二人の様子に阿号とにとりが首を傾げるなか、お盆の上に五人分のお茶の入った湯飲みを乗せて持ってきた早苗がそう言いながら、部屋に入ってくる。
「どうぞ。」
「あ。ありがとうございます。」
「む?すまないな。」
入ってきた後、そう言いながらお茶を目の前に置く早苗に対し、にとりと阿号はそう言う。
「いえいえ……」
対する早苗はそう言いながら神奈子と諏訪子にもお茶を渡し、自分もお茶を持って、神奈子の隣に正座する。
「まぁ、とりあえず冷めない内に飲みなさいな。」
「あ。そうですね。じゃあ……」
「「いただきます。」」
神奈子に促された後、にとりと阿号はお茶を飲み、神奈子、諏訪子、早苗の三人もお茶を飲む。
「さて、本題に入るんだけど、阿号……」
「君に私と神奈子の“力”を託すよ………」
お茶を飲んだ後、神奈子と諏訪子の二人は真剣な表情でそう言う。
「え!?」
「!?神奈子様!?諏訪子様!?」
「……一応理由を聞かせてもらっていいか?」
神奈子と諏訪子からの突然の申し出ににとりと早苗がそう困惑の声を上げるなか、阿号は真剣な表情でそう尋ねる。
「具体的な理由はあまりないんだけどね。ただ……」
「ただ?」
「……神様の勘とでも言えばいいのかねぇ……この新聞に載っているマジンラーの残党……そいつらがこの『幻想卿』や他の世界の“脅威”になるような予感がしてねぇ……」
「そうなる前にそいつらと戦う宿命にある君に私達の“力”を託そうと思ったんだよ。」
そんな阿号に対し、神奈子と諏訪子は真剣な表情でそう答える。
「なるほど……」
「しかし、神奈子様。諏訪子様。“力”を託すと言っても如何にして阿号さんに託すんですか?」
そんな二人からの答えを聞いて、阿号がそう言いながら納得するなか、早苗は“力”の譲渡の仕方について、そう尋ねる。
「あぁ、それは彼の能力を利用するのさ。」
そんな早苗に対し、神奈子が阿号を指差しながらそう答える。
「阿号さんの能力……ですか?」
「そう。この新聞にも載っている彼の能力は『受けた弾幕や能力を吸収して、自分のものにする』程度の能力……」
「私達が能力を使った攻撃を彼に食らわせ、彼がそれを能力を使って吸収する……そうすれば、彼は私達の能力をコピーする形で手に入れられる……」
「な、なるほど……」
「んで阿号。あんたは私達の能力 を受け取る気はあるかい?」
神奈子と諏訪子からの説明を聞いて、早苗がそう言いながら納得するなか、神奈子は真剣な表情でそう尋ねる。
「無論だ。私は元よりホラーを狩るために造られた。そして、そのホラーとイマジンの連合軍である『マジンラー』の残党達がこの『幻想卿』を狙っているとわかった今、私は奴らを倒すための“力”が欲しい……」
「……そう……」
「じゃあ、中庭に移動しよう。ここじゃ“力”の譲渡はできないからね。」
こうして一同は一旦中庭に移動した。
「私は大丈夫だと思うよ。彼ならきっと扱えきれると思う。」
対する神奈子はそう答えながら何やら諏訪子に確認をし、諏訪子はそう答える。
「「?」」
ガラッ!!
「お茶をお持ちしましたぁ~」
「あ。早苗さん。」
そんな二人の様子に阿号とにとりが首を傾げるなか、お盆の上に五人分のお茶の入った湯飲みを乗せて持ってきた早苗がそう言いながら、部屋に入ってくる。
「どうぞ。」
「あ。ありがとうございます。」
「む?すまないな。」
入ってきた後、そう言いながらお茶を目の前に置く早苗に対し、にとりと阿号はそう言う。
「いえいえ……」
対する早苗はそう言いながら神奈子と諏訪子にもお茶を渡し、自分もお茶を持って、神奈子の隣に正座する。
「まぁ、とりあえず冷めない内に飲みなさいな。」
「あ。そうですね。じゃあ……」
「「いただきます。」」
神奈子に促された後、にとりと阿号はお茶を飲み、神奈子、諏訪子、早苗の三人もお茶を飲む。
「さて、本題に入るんだけど、阿号……」
「君に私と神奈子の“力”を託すよ………」
お茶を飲んだ後、神奈子と諏訪子の二人は真剣な表情でそう言う。
「え!?」
「!?神奈子様!?諏訪子様!?」
「……一応理由を聞かせてもらっていいか?」
神奈子と諏訪子からの突然の申し出ににとりと早苗がそう困惑の声を上げるなか、阿号は真剣な表情でそう尋ねる。
「具体的な理由はあまりないんだけどね。ただ……」
「ただ?」
「……神様の勘とでも言えばいいのかねぇ……この新聞に載っているマジンラーの残党……そいつらがこの『幻想卿』や他の世界の“脅威”になるような予感がしてねぇ……」
「そうなる前にそいつらと戦う宿命にある君に私達の“力”を託そうと思ったんだよ。」
そんな阿号に対し、神奈子と諏訪子は真剣な表情でそう答える。
「なるほど……」
「しかし、神奈子様。諏訪子様。“力”を託すと言っても如何にして阿号さんに託すんですか?」
そんな二人からの答えを聞いて、阿号がそう言いながら納得するなか、早苗は“力”の譲渡の仕方について、そう尋ねる。
「あぁ、それは彼の能力を利用するのさ。」
そんな早苗に対し、神奈子が阿号を指差しながらそう答える。
「阿号さんの能力……ですか?」
「そう。この新聞にも載っている彼の能力は『受けた弾幕や能力を吸収して、自分のものにする』程度の能力……」
「私達が能力を使った攻撃を彼に食らわせ、彼がそれを能力を使って吸収する……そうすれば、彼は私達の能力をコピーする形で手に入れられる……」
「な、なるほど……」
「んで阿号。あんたは私達の
神奈子と諏訪子からの説明を聞いて、早苗がそう言いながら納得するなか、神奈子は真剣な表情でそう尋ねる。
「無論だ。私は元よりホラーを狩るために造られた。そして、そのホラーとイマジンの連合軍である『マジンラー』の残党達がこの『幻想卿』を狙っているとわかった今、私は奴らを倒すための“力”が欲しい……」
「……そう……」
「じゃあ、中庭に移動しよう。ここじゃ“力”の譲渡はできないからね。」
こうして一同は一旦中庭に移動した。