「ねぇ。阿号。最後に使ったあのスペカは一体どういう効果のスペカなの？」

魔理沙との弾幕ごっこに勝利した阿号に対し、霊夢はそう尋ねる。

「あぁ、あれは『記符　メモリーズウェポン』と言って、私が受けたことのある攻撃をコピーして使用できるんだ。」

「……またえらく反則に近い効果のスペカね……」

「痛て……」

対する阿号の説明を聞いて、霊夢がそう言うなか、阿号が『メモリーズウェポン』でコピーして放った“マスタースパーク”を食らって気絶していた魔理沙はそう言いながら目を覚ます。

「あ。魔理沙さん。」

「すまない。あまり加減ができなかったんだが、大丈夫か？」

目を覚ました魔理沙に対し、にとりと阿号はそう話しかける。

「んあ？あぁ、身体はちょっと痛いが、問題ねぇよ。っていうかなんでおまえが私の『マスタースパーク』が使えるんだよ？」

対する魔理沙はそう答えながら、逆に阿号にそう尋ねる。

「あぁ、それはーーー」

対する阿号はそう言いながら、自身の能力と『記符　メモリーズウェポン』について、説明した。