最強の巫女と普通の魔法使い
「?これは?」
「それはスペルカードって言って、自分の必殺技を発動させる時とかに使うものよ。ちょうど今、五枚、余ってたからあげるわ。」
「……良いのか?」
「えぇ。さっきのホラーを退治してくれたからそのお礼よ。それに、これからの『マジンラー』の残党との戦いに必要になってくるだろうしね。」
「……感謝する。しかし、このスペルカード……見たところ、白紙のようだが……?」
「そりゃそうだよ。最初のスペルカードは基本白紙で自分で想像しながら作ると出来るんだよ。」
霊夢から受け取った五枚の白紙のスペルカードを見ながら、首を傾げながらそう言う阿号に対し、にとりがそう説明する。
「なるほど……」
対する阿号はそう言いながら、試しにスペルカードを作ってみる。
ピカーンッ!!
記符 『メモリーズウェポン』
武符 『ランスレイン』
吸符 『リフレクトペイン』
すると、三枚のスペルカードが出来上がる。
「どんな能力なの?阿号。」
「うんとまず、これは」
ドカァァァンッ!!
阿号がにとりに自分が作ったスペルカードの能力について、説明しようとした瞬間、何かが『博麗神社』に落ちてくる。
「!?」
「あぁ……」
「彼女が来たのね……」
「けほ。けほ。」
「あんた……なんで毎回、家の屋根から突撃してくる訳……?」
そのことに阿号が驚愕の表情をし、にとりと紫がそう言うなか、その落ちてきた何か、否、少女に対し、霊夢は若干青筋を浮かべながらそう尋ねる。
「いやぁ~~~、ついついスピードを出し過ぎちゃって……」
「にとり。あの子は誰だ?」
対する少女が笑いながらそう言うなか、阿号は少女のことについて、そう尋ねる。
「あぁ、あの人は霊夢さんの親友の……」
「ん?そこでにとりと一緒にいるのは新入りの外来人か。なら、まずは自己紹介からだな……私は霧雨 魔理沙 。普通の魔法使いだぜ!!」
そんな阿号に対し、にとりがそう答えるなか、落ちてきた少女、霧雨魔理沙はそう自己紹介する。
「私は人型魔導具の阿号だ。こちらこそ、よろしく頼む。」
「おう。よろしくな。」
「そうだ。魔理沙。せっかくだから、阿号と弾幕ごっこで勝負してみたら?実際に目の前で使ってみせてくれた方が阿号のスペルカードがどういうものか、わかるし……」
「?弾幕ごっこ?」
魔理沙と阿号が互いに自己紹介した後、紫が言った『弾幕ごっこ』という単語に対し、阿号が首を傾げながらそう言う。
「あぁ、弾幕ごっこっていうのはこの『幻想卿』独自の勝負方法で人間と妖怪の実力差とかを無くすためにずっと昔に紫さんが作ったの。」
そんな阿号に対し、にとりがそう言いながら、弾幕ごっこについて、説明を始める。
「ルールは簡単。互いに使えるスペルカードの枚数を決めて、その決めた枚数のスペルカードが尽きる前に相手を戦闘不能にした方が勝ち。逆に相手の弾幕かスペルカードで戦闘不能にされる又は自分の使える枚数のスペルカードが尽きても、戦闘不能にできなかった方が負け。で、負けた方は相手の要求を一つ、聞かなきゃいけないの。」
「なるほど……」
「んで、どうするんだ?私は別に構わないんだが……やるか?」
そんなにとりの説明を聞いて、納得しながらそう言う阿号に対し、魔理沙は自分との弾幕ごっこをやるかやらないかについて、そう尋ねる。
「良いだろう……この世界での戦い方を知るのには良い機会だ……」
「おしっ。決まりだな。ルールは被弾は三回、スペカは三つでどうだ?」
「了解した。」
「やるのは良いけど、家は壊さないでね!!」
そう話をする魔理沙と阿号に対し、霊夢はそう言う。
こうして阿号にとっての初めての弾幕ごっこが始まった。
「それはスペルカードって言って、自分の必殺技を発動させる時とかに使うものよ。ちょうど今、五枚、余ってたからあげるわ。」
「……良いのか?」
「えぇ。さっきのホラーを退治してくれたからそのお礼よ。それに、これからの『マジンラー』の残党との戦いに必要になってくるだろうしね。」
「……感謝する。しかし、このスペルカード……見たところ、白紙のようだが……?」
「そりゃそうだよ。最初のスペルカードは基本白紙で自分で想像しながら作ると出来るんだよ。」
霊夢から受け取った五枚の白紙のスペルカードを見ながら、首を傾げながらそう言う阿号に対し、にとりがそう説明する。
「なるほど……」
対する阿号はそう言いながら、試しにスペルカードを作ってみる。
ピカーンッ!!
記符 『メモリーズウェポン』
武符 『ランスレイン』
吸符 『リフレクトペイン』
すると、三枚のスペルカードが出来上がる。
「どんな能力なの?阿号。」
「うんとまず、これは」
ドカァァァンッ!!
阿号がにとりに自分が作ったスペルカードの能力について、説明しようとした瞬間、何かが『博麗神社』に落ちてくる。
「!?」
「あぁ……」
「彼女が来たのね……」
「けほ。けほ。」
「あんた……なんで毎回、家の屋根から突撃してくる訳……?」
そのことに阿号が驚愕の表情をし、にとりと紫がそう言うなか、その落ちてきた何か、否、少女に対し、霊夢は若干青筋を浮かべながらそう尋ねる。
「いやぁ~~~、ついついスピードを出し過ぎちゃって……」
「にとり。あの子は誰だ?」
対する少女が笑いながらそう言うなか、阿号は少女のことについて、そう尋ねる。
「あぁ、あの人は霊夢さんの親友の……」
「ん?そこでにとりと一緒にいるのは新入りの外来人か。なら、まずは自己紹介からだな……私は
そんな阿号に対し、にとりがそう答えるなか、落ちてきた少女、霧雨魔理沙はそう自己紹介する。
「私は人型魔導具の阿号だ。こちらこそ、よろしく頼む。」
「おう。よろしくな。」
「そうだ。魔理沙。せっかくだから、阿号と弾幕ごっこで勝負してみたら?実際に目の前で使ってみせてくれた方が阿号のスペルカードがどういうものか、わかるし……」
「?弾幕ごっこ?」
魔理沙と阿号が互いに自己紹介した後、紫が言った『弾幕ごっこ』という単語に対し、阿号が首を傾げながらそう言う。
「あぁ、弾幕ごっこっていうのはこの『幻想卿』独自の勝負方法で人間と妖怪の実力差とかを無くすためにずっと昔に紫さんが作ったの。」
そんな阿号に対し、にとりがそう言いながら、弾幕ごっこについて、説明を始める。
「ルールは簡単。互いに使えるスペルカードの枚数を決めて、その決めた枚数のスペルカードが尽きる前に相手を戦闘不能にした方が勝ち。逆に相手の弾幕かスペルカードで戦闘不能にされる又は自分の使える枚数のスペルカードが尽きても、戦闘不能にできなかった方が負け。で、負けた方は相手の要求を一つ、聞かなきゃいけないの。」
「なるほど……」
「んで、どうするんだ?私は別に構わないんだが……やるか?」
そんなにとりの説明を聞いて、納得しながらそう言う阿号に対し、魔理沙は自分との弾幕ごっこをやるかやらないかについて、そう尋ねる。
「良いだろう……この世界での戦い方を知るのには良い機会だ……」
「おしっ。決まりだな。ルールは被弾は三回、スペカは三つでどうだ?」
「了解した。」
「やるのは良いけど、家は壊さないでね!!」
そう話をする魔理沙と阿号に対し、霊夢はそう言う。
こうして阿号にとっての初めての弾幕ごっこが始まった。