最強の巫女と普通の魔法使い
「それで?私にも弾幕が使えるのか?」
そんな紫と霊夢に対し、阿号はそう尋ねる。
「勿論♪さっきも言ったけど、あなたにも能力が宿ってるからね♪」
「……どうすれば良いのだ?」
「フフフ……弾幕の出し方は結構簡単よ。ただ自分の弾幕の形をイメージしながら、掌に意識を集中させれば良いだけ……」
「了解した……」スッ
阿号はそう言いながら、紫に言われた通りにイメージしながら、掌に意識を集中させる。
ポォ・・・
すると、阿号の掌から黒い短剣のような形をした弾幕が出てきた。
「フフフ……上手くできたみたいね……」
「これが阿号の弾幕……」
「………」シュッ!!
阿号が初めて出した弾幕を見て、紫とにとりがそう言うなか、阿号は出した弾幕を真後ろにある木の枝の上に目掛けて放つ。
ドカァァァンッ!!
「あやぁーーーっ!!?」
ドサッ!!
すると次の瞬間、枝の上から背中に黒い翼を持ち、何故かカメラを持った黒髪の女性が被弾する形で落ちてくる。
「!?文さん!?」
「あら、文屋。いたの。」
「よく気付いたわね。阿号。」
「かつては永い間、法師と共に戦ってきたからな。気配を感じとることなど、お手のものだ。」
阿号の初弾幕に被弾した女性に対し、にとりと霊夢がそう言うなか、そう言う紫に対し、阿号はそう言う。
「ところで、この天狗の女はおまえ達の知り合いか?」
「あやや!?もう私のことをご存知で!!?」
「まぁ、知り合いっちゃあ知り合いだね。」
「私はできれば、知り合いたくなかったけどね。」
「フフフ……因みにその娘、この『幻想卿』じゃある意味、有名人よ……」
自分の種族を初対面で言い当てた阿号に女性が目をまん丸くしながらそう言うなか、そう尋ねる阿号に対し、上からにとり、霊夢、紫の三人がそう答える。
「どうも♪清く、正しくがモットーの『文々。新聞』の記者、射命丸 文 です♪よろしくお願いします!!」
そんななか、復活した女性改め文は笑顔でそう自己紹介する。
「私は人型魔導具の阿号だ。よろしく。」
「それで文屋。あんた、一体何時からいたのよ?」
笑顔でそう自己紹介した文に対し、阿号がそう自己紹介するなか、霊夢はそう尋ねる。
「先程、阿号さんが倒したホラーっていう怪人達が出てきた辺りからいました。」
「……ということ最初から全部聞いてたってことね……」
「いやぁ~~~、霊夢さんに新聞を届けに出たら、まさかこんな特ダネじゃなかった重大な事実を知ることになるとは……では!!私はこのことを『幻想卿』中に伝えるための記事にしなきゃいけないんでこれで!!」
対する文の答えを聞いて、霊夢が頭を抱えるなか、文はそう言うや否や、その場から飛び去っていった。
「……彼女は一体何しに来たんだ?」
「ご、ごめんね。阿号。文さんは前から“異変”になりそうなこととかを特ダネとして新聞の記事にしちゃう癖があって……後で変なことを書かないよう、私の方から言っとくね……」
「まぁ、『マジンラー』の残党達については文屋の『文々。新聞』で『幻想卿』中に伝えておいた方が良いと思うから問題ないとして……はい。これ。」
「?」
首を傾げながらそう尋ねる阿号ににとりが苦笑いしながらそう説明するなか、霊夢はそう言いながら五枚の白紙のスペルカードを阿号に手渡した。
そんな紫と霊夢に対し、阿号はそう尋ねる。
「勿論♪さっきも言ったけど、あなたにも能力が宿ってるからね♪」
「……どうすれば良いのだ?」
「フフフ……弾幕の出し方は結構簡単よ。ただ自分の弾幕の形をイメージしながら、掌に意識を集中させれば良いだけ……」
「了解した……」スッ
阿号はそう言いながら、紫に言われた通りにイメージしながら、掌に意識を集中させる。
ポォ・・・
すると、阿号の掌から黒い短剣のような形をした弾幕が出てきた。
「フフフ……上手くできたみたいね……」
「これが阿号の弾幕……」
「………」シュッ!!
阿号が初めて出した弾幕を見て、紫とにとりがそう言うなか、阿号は出した弾幕を真後ろにある木の枝の上に目掛けて放つ。
ドカァァァンッ!!
「あやぁーーーっ!!?」
ドサッ!!
すると次の瞬間、枝の上から背中に黒い翼を持ち、何故かカメラを持った黒髪の女性が被弾する形で落ちてくる。
「!?文さん!?」
「あら、文屋。いたの。」
「よく気付いたわね。阿号。」
「かつては永い間、法師と共に戦ってきたからな。気配を感じとることなど、お手のものだ。」
阿号の初弾幕に被弾した女性に対し、にとりと霊夢がそう言うなか、そう言う紫に対し、阿号はそう言う。
「ところで、この天狗の女はおまえ達の知り合いか?」
「あやや!?もう私のことをご存知で!!?」
「まぁ、知り合いっちゃあ知り合いだね。」
「私はできれば、知り合いたくなかったけどね。」
「フフフ……因みにその娘、この『幻想卿』じゃある意味、有名人よ……」
自分の種族を初対面で言い当てた阿号に女性が目をまん丸くしながらそう言うなか、そう尋ねる阿号に対し、上からにとり、霊夢、紫の三人がそう答える。
「どうも♪清く、正しくがモットーの『文々。新聞』の記者、
そんななか、復活した女性改め文は笑顔でそう自己紹介する。
「私は人型魔導具の阿号だ。よろしく。」
「それで文屋。あんた、一体何時からいたのよ?」
笑顔でそう自己紹介した文に対し、阿号がそう自己紹介するなか、霊夢はそう尋ねる。
「先程、阿号さんが倒したホラーっていう怪人達が出てきた辺りからいました。」
「……ということ最初から全部聞いてたってことね……」
「いやぁ~~~、霊夢さんに新聞を届けに出たら、まさかこんな特ダネじゃなかった重大な事実を知ることになるとは……では!!私はこのことを『幻想卿』中に伝えるための記事にしなきゃいけないんでこれで!!」
対する文の答えを聞いて、霊夢が頭を抱えるなか、文はそう言うや否や、その場から飛び去っていった。
「……彼女は一体何しに来たんだ?」
「ご、ごめんね。阿号。文さんは前から“異変”になりそうなこととかを特ダネとして新聞の記事にしちゃう癖があって……後で変なことを書かないよう、私の方から言っとくね……」
「まぁ、『マジンラー』の残党達については文屋の『文々。新聞』で『幻想卿』中に伝えておいた方が良いと思うから問題ないとして……はい。これ。」
「?」
首を傾げながらそう尋ねる阿号ににとりが苦笑いしながらそう説明するなか、霊夢はそう言いながら五枚の白紙のスペルカードを阿号に手渡した。