シュガー(フラン)の本心
「!?貴様!!いつの間に!?」
「……あなたがその人に私のことを『小娘』呼ばわりし、本当の目的を話していた辺りから目を覚ましていたんですよ……よくも私のことも騙しましたね……」
早苗がいつの間にか目を覚ましていたことにそう困惑の声を上げるゼラーザに対し、早苗は真剣な表情で睨み付けながらそう言う。
「ふん!!騙される方がバカなんですよ!!」
対するゼラーザはそう言いながら右手の掌を向け、雷を放って攻撃しようとする。
が、何故かゼラーザの掌から雷が出てこなかった。
「!?何故、雷が出ない!?」
「私のサイキックをお忘れですか?塗り替えたんですよ。あなたの『雷を放ち、雷にもなれる』という理を『雷になれず、放つことができない』という理にね。今ですよ!!」
「“冥想斬・改”!!」
「!?」
ズバババババァァァンッ!!
早苗がそう言った瞬間、いつの間にかゼラーザの背後に肉簿していた妖夢がそう言いながら、ゼラーザに“冥想斬・改”を食らわせ、早苗の隣まで移動する。
「がっ……はぁ……」
ドサッ!!ドッカァァァンッ!!
次の瞬間、ゼラーザはそう言いながらうつ伏せに倒れ、爆発して消滅する。
「ふぅ……なんとかなったみょん……ありがとうだみょん。助けてくれて……」
「いえ。私はたいしたことはしていませんよ。しかし、騙されてとはいえ、彼らの“正体”も目的も知らずに悪事に加担していたなんて……『武人の国』で生まれた武人としての誇りと強さを証明するために国を飛び出してきたのに、逆に武人としての誇りに泥を塗ってしまいました……正義の味方、失格ですね……」
「………」
ゼラーザを倒した後、お礼を言う妖夢にそう言った後、『Xマジンラー』に騙されていたことを知った早苗はそう言いながら、暗い表情をする。
「……正義の味方だって間違えることぐらいあるみょんだみょん。」
「え?」
「大事なのはその間違いに気付いた後、どう行動するかなんだみょん。」
「!?」
「おまえが今、自分の過ちに気付き、後悔してるんなら……みょん達に協力してくれないかみょん?」
「私が……あなた達に?」
「ゼラーザが言っていたことが本当なら、こうしている今でもこの国の東西南北に設置された『結界装置』が『ジャック』で支配された妖怪達から妖力を奪い、奪われた妖怪達を『Xマジンラー』の怪人達が捕まえようとしている筈だみょん……『結界装置』はみょんがこれから破壊しに行くから、おまえは捕まりそうになっている妖怪達を怪人達から護ってやってくれないかみょん?」
「え!?私がですか!?」
「おまえは十分強いし、人間だから『結界装置』に“力”を奪われることもない……みょんの仲間もそれぞれの場所で敵と戦って、手が離せない今、みょんが知る限り、妖怪達を怪人達から護ってやれるのはおまえしかいないんだみょん。」
「し、しかし、私もあなた達の『敵』として襲ったんですよ!?そんな私を信じるって言うんですか!?」
「……夜見ちゃんが目指しているのは『お互いに手を取り合う世界』……大事なのは『お互いを信じ合う』ことなんだみょん……」
「お互いを……信じ合う……」
「……さっき、おまえは自分で誇りに泥を塗ったって言ってたけど、今からその泥を洗い落としても遅くはないみょん。だから……頼むみょん……」
「……わかりました。この東風谷早苗にお任せください!!」
「みょん!!頼りにしてるみょん!!正義の味方!!」
こうして妖夢は『結界装置』の破壊に、早苗は妖怪達の護衛に向かった。
「……あなたがその人に私のことを『小娘』呼ばわりし、本当の目的を話していた辺りから目を覚ましていたんですよ……よくも私のことも騙しましたね……」
早苗がいつの間にか目を覚ましていたことにそう困惑の声を上げるゼラーザに対し、早苗は真剣な表情で睨み付けながらそう言う。
「ふん!!騙される方がバカなんですよ!!」
対するゼラーザはそう言いながら右手の掌を向け、雷を放って攻撃しようとする。
が、何故かゼラーザの掌から雷が出てこなかった。
「!?何故、雷が出ない!?」
「私のサイキックをお忘れですか?塗り替えたんですよ。あなたの『雷を放ち、雷にもなれる』という理を『雷になれず、放つことができない』という理にね。今ですよ!!」
「“冥想斬・改”!!」
「!?」
ズバババババァァァンッ!!
早苗がそう言った瞬間、いつの間にかゼラーザの背後に肉簿していた妖夢がそう言いながら、ゼラーザに“冥想斬・改”を食らわせ、早苗の隣まで移動する。
「がっ……はぁ……」
ドサッ!!ドッカァァァンッ!!
次の瞬間、ゼラーザはそう言いながらうつ伏せに倒れ、爆発して消滅する。
「ふぅ……なんとかなったみょん……ありがとうだみょん。助けてくれて……」
「いえ。私はたいしたことはしていませんよ。しかし、騙されてとはいえ、彼らの“正体”も目的も知らずに悪事に加担していたなんて……『武人の国』で生まれた武人としての誇りと強さを証明するために国を飛び出してきたのに、逆に武人としての誇りに泥を塗ってしまいました……正義の味方、失格ですね……」
「………」
ゼラーザを倒した後、お礼を言う妖夢にそう言った後、『Xマジンラー』に騙されていたことを知った早苗はそう言いながら、暗い表情をする。
「……正義の味方だって間違えることぐらいあるみょんだみょん。」
「え?」
「大事なのはその間違いに気付いた後、どう行動するかなんだみょん。」
「!?」
「おまえが今、自分の過ちに気付き、後悔してるんなら……みょん達に協力してくれないかみょん?」
「私が……あなた達に?」
「ゼラーザが言っていたことが本当なら、こうしている今でもこの国の東西南北に設置された『結界装置』が『ジャック』で支配された妖怪達から妖力を奪い、奪われた妖怪達を『Xマジンラー』の怪人達が捕まえようとしている筈だみょん……『結界装置』はみょんがこれから破壊しに行くから、おまえは捕まりそうになっている妖怪達を怪人達から護ってやってくれないかみょん?」
「え!?私がですか!?」
「おまえは十分強いし、人間だから『結界装置』に“力”を奪われることもない……みょんの仲間もそれぞれの場所で敵と戦って、手が離せない今、みょんが知る限り、妖怪達を怪人達から護ってやれるのはおまえしかいないんだみょん。」
「し、しかし、私もあなた達の『敵』として襲ったんですよ!?そんな私を信じるって言うんですか!?」
「……夜見ちゃんが目指しているのは『お互いに手を取り合う世界』……大事なのは『お互いを信じ合う』ことなんだみょん……」
「お互いを……信じ合う……」
「……さっき、おまえは自分で誇りに泥を塗ったって言ってたけど、今からその泥を洗い落としても遅くはないみょん。だから……頼むみょん……」
「……わかりました。この東風谷早苗にお任せください!!」
「みょん!!頼りにしてるみょん!!正義の味方!!」
こうして妖夢は『結界装置』の破壊に、早苗は妖怪達の護衛に向かった。