折れぬ心、斬り裂く刀

妖夢の精神の狭間・・・

やっぱり、みょんは・・・何やってもダメだみょん・・・

敵に見つかって・・・勝てなくて・・・足手まといになって・・・

みょんだって・・・皆の“力”になりたいのに・・・なんでなんだみょん・・・

みょんが弱いから・・・みょんが強くないから・・・

みょんが守りたいものも・・・助けたいものも・・・全部、なくなっていくんだみょん・・・!!

みょんのせいで・・・夜見ちゃんの国も

『ああもうっ!!うじうじうじうじうるっさいなぁ!!』

!?

『あんたが暗くなるから、こっちの世界まで暗くなっちまったじゃねぇか!!』

だって・・・

『……あんたは自分が思ってる程、弱い奴じゃないよ……あんたがあいつに負けたのは私の能力を一切使わなかったからだ。確かにあいつのサイキックで理を塗り替えられた『刀』である私は人どころか豆腐だって切れやしない……けど、あんたは『私の名前』を呼べば、私は何時だってあんたに“力”を貸すよ……』

・・・能力の使用のし過ぎは控えろって『影の国』の王女様から言われてるみょん・・・だから・・・

『それは『空間を斬る』時の話さ……今回、斬るのは空間じゃない、あいつの『理を塗り替える力』を私の“力”で叩き斬るんだ!!』

みょん!?そんなことができるのかみょん!?だったら、なんでもっと早く教えてくれなかったんだみょん!?

『こっちは何度も呼びかけてるのに、あんたが聞こうとせず、一人で戦おうとするからさ。』

!?

『あんたが聞こうとしなければ、私の“声”は届かない。けど、あんたが悲しめば、こっちの世界では雨が降る。気持ちが沈めば、海の底又はこういった真っ暗闇さ……なんでも一人で背負うこと、ないんだよ?あんたの側にはいつも、私がいる。だから……そんなに悲しまないで……』

・・・聞いてあげられなくてごめんだみょん。だから、みょんと一緒に戦ってくれないかみょん?

『勿論さ!!さぁ、『私の名前』を呼びな!!妖夢!!あのふざけたヒーロー気取りをぶった斬るよ!!』

わかったみょん!!

「みょんは……みょん達はまだ負けてないみょん!!『斬れぬものなど、あんまりない!!』『みょん鉄剣』!!」
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