折れぬ心、斬り裂く刀
「サイキック……発動!!」
パキィィィンッ!!
「フフフ……『塗り替え』させていただきましたよ。皆さんの“力”を『見た目通りのただの子どもの力』に塗り替えました……能力は勿論、弾幕を撃つこともできないでしょう……」
「………」
「そ、そんなデタラメなサイキックを隠していたの!?」
「ん~、えいっ!!……ダメ。本当に弾幕が出せなくなってる……」
「マズいわね……ルーミアは……」
「………」
パァァァ
「あーはっはっはっ!!これで“結界”さえ張ってしまえば、あなた達は私に触れることもできません!!さぁ、散々、殴られた分の反撃といきましょうか!!」
「……“ギュッとしてドカーン”。」
パリィィィンッ×2!!
ルーミアがそう言った瞬間、早苗の“結界”と自身にかけられたサイキックの効果が砕け散る。
「………」
「……効かないんですけどぉ?」
「……うそん。」
「そっちの二人のやつも“ギュッとしてドカーン”。」
「「!?」」
パリィィィンッ×2!!
ルーミアは続けて、シュガーの能力でさとりとこいしにもかけられたサイキックの効果を破壊する。
「えいっ!!」
ズドォンッ!!
「よし!!元に戻ってるよ!!」
「私も……ルーミアの心が読めるわ。敵の方は相変わらずだけど……こんな使い方もあるのね……」
「あ、あわわわ、わわわわわ………」ガタガタブルブル
「……誰かの『大切なもの』に手を出すっていうのは……それ相応の報いを受ける『覚悟』も必要だってことだよ……学べ。人間……世界や国っていうのは……おまえ一人のものじゃないんだぞ?」
「あ、あなたは一体……まさか、『偉人』達が敗れた『一匹の強大な妖怪』って……」
「遊びはそこまでにしてもらおうか……」
「「「「!?」」」」
「おかげで我らの『計画』も大幅にずれ込み、捕らえた人間共も『部外者達』の介入により、逃走を始めた……ずいぶんとやってくれたものだ……」
そんななか、『Xマジンラー』からの刺客であるペルセウスゾディアーツがため息混じりにそう言いながら、その場に現れる。
「だ、誰ですか!?あなたは!?」
「?うん?おまえらの仲間じゃないのかい?」
「フンッ!!」
「!?」
ズバァァァンッ!!
ペルセウスゾディアーツは右手の大剣、『オラクル』でルーミアに斬りかかる。
が、ルーミアはその攻撃を紙一重でかわしながら、距離を取る。
「はぁっ!!」
「!?」
ビイイイィィィッ!!パキィィィンッ!!
が、ペルセウスゾディアーツはすぐさま左手から放つ“石化光線”を浴びせ、ルーミアを石化させる。
「「ルーミア(ちゃん)!!」」
「………」
「……他愛ない……次は貴様らだ……」スッ
石化したルーミアを見て、さとりとこいしがそう声を上げるなか、ペルセウスゾディアーツはそう言いながら、左手を二人に向けて、構える。
パリィィィンッ!!
「「「「!?」」」」
「はぁっ!!」
ドカァァァンッ!!
が、次の瞬間、石の表面がガラスのように割れながら復活したルーミアがそう言いながら、ペルセウスゾディアーツに飛び蹴りを食らわせて、蹴り飛ばす。
「ルーミアちゃん!!」
「無事だったのね!!」
「リボンで共有しているシュガーの能力のおかげでね……」
こいしとさとりにそう答えながら、ルーミアは蹴り飛ばしたペルセウスゾディアーツと対峙する。
「ほぅ……思いの外、やるようだな……」
「あ、あの。あなたは一体……」
突然、乱入してきたペルセウスゾディアーツに対し、早苗は困惑しながらそう尋ねる。
「案ずるな。貴様の敵ではない……味方でもないがな……奴とは相性が悪いのであろう?助太刀しよう……貴様は後ろの妖怪姉妹を仕留めろ……それぐらい、できる筈だ……」
「あ、あぁ!!なるほど!!あなたは『ジャック』に操られた妖怪ですね!!影アリスさんも何だかんだで助っ人を用意してくれてたんですか!!では、この場は任せるので、よろしくお願いします!!」
「お、お姉ちゃん。私達じゃあの人には……」
「わかってるわ。でも、ルーミアが……」
「私は大丈夫!!こいつを倒して、すぐそっちに向かうから!!それまで上手く逃げててくれ!!」
「………」
「……歯痒いけど、そうするしかないわ……なるべくここから離れて、時間を稼ぐわよ!!こいし!!走って!!」
「あ!私、走るの苦手なんですから、逃げないでください!!」
そうしてさとりとこいしと早苗の三人は追いかけっこするかのようにその場から離れていった。
「おまえ、さっき、『敵でも味方でもない』って言ったな?妖怪という訳でもないし、『ジャック』の首謀者か、さらにその上の黒幕か?」
「……こういう時、大抵の人間は『冥土の土産』と称して、情報をやるんだろうが生憎、私はそのような趣向は持ち合わせていないのでな……私の言いたいことはわかるな?」
「……知りたきゃ、力づくで聞き出せってことかい?……上等だ!!あんたの知ってること、意地でも全部、吐かせてやる!!」
「フフ……やってみるがいい……」
そうしてルーミアVSペルセウスゾディアーツの戦いが始まった。
パキィィィンッ!!
「フフフ……『塗り替え』させていただきましたよ。皆さんの“力”を『見た目通りのただの子どもの力』に塗り替えました……能力は勿論、弾幕を撃つこともできないでしょう……」
「………」
「そ、そんなデタラメなサイキックを隠していたの!?」
「ん~、えいっ!!……ダメ。本当に弾幕が出せなくなってる……」
「マズいわね……ルーミアは……」
「………」
パァァァ
「あーはっはっはっ!!これで“結界”さえ張ってしまえば、あなた達は私に触れることもできません!!さぁ、散々、殴られた分の反撃といきましょうか!!」
「……“ギュッとしてドカーン”。」
パリィィィンッ×2!!
ルーミアがそう言った瞬間、早苗の“結界”と自身にかけられたサイキックの効果が砕け散る。
「………」
「……効かないんですけどぉ?」
「……うそん。」
「そっちの二人のやつも“ギュッとしてドカーン”。」
「「!?」」
パリィィィンッ×2!!
ルーミアは続けて、シュガーの能力でさとりとこいしにもかけられたサイキックの効果を破壊する。
「えいっ!!」
ズドォンッ!!
「よし!!元に戻ってるよ!!」
「私も……ルーミアの心が読めるわ。敵の方は相変わらずだけど……こんな使い方もあるのね……」
「あ、あわわわ、わわわわわ………」ガタガタブルブル
「……誰かの『大切なもの』に手を出すっていうのは……それ相応の報いを受ける『覚悟』も必要だってことだよ……学べ。人間……世界や国っていうのは……おまえ一人のものじゃないんだぞ?」
「あ、あなたは一体……まさか、『偉人』達が敗れた『一匹の強大な妖怪』って……」
「遊びはそこまでにしてもらおうか……」
「「「「!?」」」」
「おかげで我らの『計画』も大幅にずれ込み、捕らえた人間共も『部外者達』の介入により、逃走を始めた……ずいぶんとやってくれたものだ……」
そんななか、『Xマジンラー』からの刺客であるペルセウスゾディアーツがため息混じりにそう言いながら、その場に現れる。
「だ、誰ですか!?あなたは!?」
「?うん?おまえらの仲間じゃないのかい?」
「フンッ!!」
「!?」
ズバァァァンッ!!
ペルセウスゾディアーツは右手の大剣、『オラクル』でルーミアに斬りかかる。
が、ルーミアはその攻撃を紙一重でかわしながら、距離を取る。
「はぁっ!!」
「!?」
ビイイイィィィッ!!パキィィィンッ!!
が、ペルセウスゾディアーツはすぐさま左手から放つ“石化光線”を浴びせ、ルーミアを石化させる。
「「ルーミア(ちゃん)!!」」
「………」
「……他愛ない……次は貴様らだ……」スッ
石化したルーミアを見て、さとりとこいしがそう声を上げるなか、ペルセウスゾディアーツはそう言いながら、左手を二人に向けて、構える。
パリィィィンッ!!
「「「「!?」」」」
「はぁっ!!」
ドカァァァンッ!!
が、次の瞬間、石の表面がガラスのように割れながら復活したルーミアがそう言いながら、ペルセウスゾディアーツに飛び蹴りを食らわせて、蹴り飛ばす。
「ルーミアちゃん!!」
「無事だったのね!!」
「リボンで共有しているシュガーの能力のおかげでね……」
こいしとさとりにそう答えながら、ルーミアは蹴り飛ばしたペルセウスゾディアーツと対峙する。
「ほぅ……思いの外、やるようだな……」
「あ、あの。あなたは一体……」
突然、乱入してきたペルセウスゾディアーツに対し、早苗は困惑しながらそう尋ねる。
「案ずるな。貴様の敵ではない……味方でもないがな……奴とは相性が悪いのであろう?助太刀しよう……貴様は後ろの妖怪姉妹を仕留めろ……それぐらい、できる筈だ……」
「あ、あぁ!!なるほど!!あなたは『ジャック』に操られた妖怪ですね!!影アリスさんも何だかんだで助っ人を用意してくれてたんですか!!では、この場は任せるので、よろしくお願いします!!」
「お、お姉ちゃん。私達じゃあの人には……」
「わかってるわ。でも、ルーミアが……」
「私は大丈夫!!こいつを倒して、すぐそっちに向かうから!!それまで上手く逃げててくれ!!」
「………」
「……歯痒いけど、そうするしかないわ……なるべくここから離れて、時間を稼ぐわよ!!こいし!!走って!!」
「あ!私、走るの苦手なんですから、逃げないでください!!」
そうしてさとりとこいしと早苗の三人は追いかけっこするかのようにその場から離れていった。
「おまえ、さっき、『敵でも味方でもない』って言ったな?妖怪という訳でもないし、『ジャック』の首謀者か、さらにその上の黒幕か?」
「……こういう時、大抵の人間は『冥土の土産』と称して、情報をやるんだろうが生憎、私はそのような趣向は持ち合わせていないのでな……私の言いたいことはわかるな?」
「……知りたきゃ、力づくで聞き出せってことかい?……上等だ!!あんたの知ってること、意地でも全部、吐かせてやる!!」
「フフ……やってみるがいい……」
そうしてルーミアVSペルセウスゾディアーツの戦いが始まった。