折れぬ心、斬り裂く刀
居住区、廃墟内、座敷牢・・・
「ちょいやっさぁぁぁっ!!」
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ドカァァァンッ!!
「「グオオオォォォッ!?」」
ドッカァァァンッ!!
慧音達の案内の元、人間達が捕らわれている廃墟内に侵入した後、マミゾウとエリーチカはそう言いながら、牢の前で見張りをしていた二体のダスタードを吹き飛ばして倒す。
「ふむ!!こんなものかのう!!」
「ほら!!そこの兄やん、助けにきたでぇ!!」
見張りのダスタードや道中で出会した怪人を倒した後、マミゾウがそう言うなか、ノンはそう言いながら、牢の扉を開ける。
ガチャッ!!
「あ、あぁ!!だが、あんた達三人も妖怪だろう!?ここに怪人達と一緒になって、私達を閉じ込めた妖怪達のようにおかしくなっていないのか!?」
「儂らを他の連中と一緒にしてもらっては困るぞい。」
「とりあえず今は私達について来てください。避難経路の確保もしないといけないので。」
「し、信用しかねる!!」
「う~む……そう言われても困るのぉ……」
「おばちゃんとエリーチカさんとノンさんは人間の私と慧音先生も助けてくれました。他の妖怪さん達も怪人達に無理やり操られて、酷いことをさせられているだけなんです!!妖怪に対して、疑い深くなるのはわかりますが……信じてください!!」
「む?君は貸本屋の子か……わかった。今一度、妖怪達を信じよう……すまない。二ツ岩さんにエリーチカさんにノンさん……助けてくれて、ありがとう……」
「幼女に唆されて寝返るとはお主、ロリコンじゃな。」
「ち、違います!!」
「貸本屋の旦那は童の頃から知っとるからの。チクってやろうかの?」
「社会的に抹殺しようとしている!?めっさ怖い!!」ガタガタブルブル
「はぁ~……儂も後、五百歳くらい若ければのぉ……」
(おばちゃん……今、年いくつなんだろう……?)
ガチャッ!!
「助け出すのが遅れてすまない……何処もケガはないか?」
「た、助かったの?……はぁ~、良かった……さっき、来た白服の奴らに全員、殺されちゃうんじゃないかと思って、生きた心地がしなかったわ……」
「?白服?この国の妖怪か、『ジャック』の首謀者か?」
「首謀者かはわからないけど、見たことない格好だったわよ。少なくとも、この国の妖怪や人間ではないわね。『計画』がどうのとか言ってたし、もしかしたら、私達を使って、何かしようとしてたのかも……」
「『計画』か……『ジャック』の首謀者の目的はこの国を乗っ取ることではないのか?牢に人間を捕らえたのも一方的に服従させるためじゃなく、何らかの計画に利用するためだったのか……?」
牢に捕らわれていた一般女性の話を聞いて、慧音はそう言いながら思案を始める。
「………」
「あ!ホッとして忘れてたわ!!怪我人がいるの!!この子、妖怪だけど、おかしくなった妖怪達に反抗したみたいで……」
「………」
一般女性がそう言いながら見つめる先には傷だらけで倒れている『小傘』がいた。
「!?マミゾウさん!!ちょっと来てくれ!!」
「なんじゃ?そろそろここら辺の避難経路を確保せねば……ッ!?小傘!!お主も牢に捕らわれておったのか!!……慧音。エリーチカ。小傘の手当てを頼む。儂はノンと一緒に人間達を無事に避難させてからすぐ戻ってくる……目が覚めたら、聞きたいことが色々とあるからの……」
「わかった。」
「任せてください。おばあ様……」
「ちょいやっさぁぁぁっ!!」
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ドカァァァンッ!!
「「グオオオォォォッ!?」」
ドッカァァァンッ!!
慧音達の案内の元、人間達が捕らわれている廃墟内に侵入した後、マミゾウとエリーチカはそう言いながら、牢の前で見張りをしていた二体のダスタードを吹き飛ばして倒す。
「ふむ!!こんなものかのう!!」
「ほら!!そこの兄やん、助けにきたでぇ!!」
見張りのダスタードや道中で出会した怪人を倒した後、マミゾウがそう言うなか、ノンはそう言いながら、牢の扉を開ける。
ガチャッ!!
「あ、あぁ!!だが、あんた達三人も妖怪だろう!?ここに怪人達と一緒になって、私達を閉じ込めた妖怪達のようにおかしくなっていないのか!?」
「儂らを他の連中と一緒にしてもらっては困るぞい。」
「とりあえず今は私達について来てください。避難経路の確保もしないといけないので。」
「し、信用しかねる!!」
「う~む……そう言われても困るのぉ……」
「おばちゃんとエリーチカさんとノンさんは人間の私と慧音先生も助けてくれました。他の妖怪さん達も怪人達に無理やり操られて、酷いことをさせられているだけなんです!!妖怪に対して、疑い深くなるのはわかりますが……信じてください!!」
「む?君は貸本屋の子か……わかった。今一度、妖怪達を信じよう……すまない。二ツ岩さんにエリーチカさんにノンさん……助けてくれて、ありがとう……」
「幼女に唆されて寝返るとはお主、ロリコンじゃな。」
「ち、違います!!」
「貸本屋の旦那は童の頃から知っとるからの。チクってやろうかの?」
「社会的に抹殺しようとしている!?めっさ怖い!!」ガタガタブルブル
「はぁ~……儂も後、五百歳くらい若ければのぉ……」
(おばちゃん……今、年いくつなんだろう……?)
ガチャッ!!
「助け出すのが遅れてすまない……何処もケガはないか?」
「た、助かったの?……はぁ~、良かった……さっき、来た白服の奴らに全員、殺されちゃうんじゃないかと思って、生きた心地がしなかったわ……」
「?白服?この国の妖怪か、『ジャック』の首謀者か?」
「首謀者かはわからないけど、見たことない格好だったわよ。少なくとも、この国の妖怪や人間ではないわね。『計画』がどうのとか言ってたし、もしかしたら、私達を使って、何かしようとしてたのかも……」
「『計画』か……『ジャック』の首謀者の目的はこの国を乗っ取ることではないのか?牢に人間を捕らえたのも一方的に服従させるためじゃなく、何らかの計画に利用するためだったのか……?」
牢に捕らわれていた一般女性の話を聞いて、慧音はそう言いながら思案を始める。
「………」
「あ!ホッとして忘れてたわ!!怪我人がいるの!!この子、妖怪だけど、おかしくなった妖怪達に反抗したみたいで……」
「………」
一般女性がそう言いながら見つめる先には傷だらけで倒れている『小傘』がいた。
「!?マミゾウさん!!ちょっと来てくれ!!」
「なんじゃ?そろそろここら辺の避難経路を確保せねば……ッ!?小傘!!お主も牢に捕らわれておったのか!!……慧音。エリーチカ。小傘の手当てを頼む。儂はノンと一緒に人間達を無事に避難させてからすぐ戻ってくる……目が覚めたら、聞きたいことが色々とあるからの……」
「わかった。」
「任せてください。おばあ様……」