信じる力
薬を飲み干した瞬間、魔理沙の魔力が跳ね上がる。
「ふぅ……おしっ!!薬の重ねがけ、成功!!」
「……何の薬を飲んだか、知りませんが、私の妖術には通用しませんよ……妖術、弐の型、“雷迅”!!」
バチィィィンッ!!
寅丸はそう言いながら、“雷迅”を放ってくる。
「もうその妖術は食らわないぜ!!もう一度、私と勝負だ!!寅丸!!」
が、魔理沙はそう言いながら、かわしながら再び上空へと飛ぶ。
「高度を取ったところで私の妖術からは逃れられませんよ!!妖術、参の型、“神罰”!!」
バチイイイィィィンッ!!
「魔砲、『ファイナルマスタースパーク』!!」
「!?」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
「な、何故!?直撃した筈なのに……妖術、“水鏡”!!」
「雷ってのはな……その性質上、『高い所にあるもの』に落ちやすいんだ。だから、箒だけを高く飛ばして、避雷針代わりにしたんだ……」
ピキキ・・・ッ!!
「!?私の“水鏡”に罅が!?」
「私のフルパワーのスペカなんだから、当たり前だろ……弾幕は……パワーだぜ!!」
「……ここまでですか……夜見さん……皆、最後まであなたのこと……信じてましたよ……」
(あなたの想いは……私達にもちゃんと届いてましたよ……ありがとう……ございます……)
ズガアアアァァァーーーンッ!!
寅丸は夜見に対してそう思いながら、笑顔で魔理沙の『ファイナルマスタースパーク』に呑み込まれた。
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「ぐはあああぁぁぁっ!?」
その頃、ホープと戦っていたコマンダードーパントは二丁流のホープソードガン・ガンモードから放たれた二十弾の風弾を受け、大ダメージを負いながら片膝を着く。
「魔理沙さんの方が無事に終わったみたいだから、こっちも終わらせてもらうよ。」
『ルパッチマジック・タッチ・ゴー!!ルパッチマジック・タッチ・ゴー!!』
『チョーイイネ!!』
『キック・ストライク・サイコー!!』
「“ストライクホープ”!!」
「!?」
ドカァァァンッ!!
次の瞬間、ホープはそう言いながら、右足に嵐を纏わせて、飛び蹴りを放つ技、“ストライクホープ”(ストームversion)をコマンダードーパントに食らわせる。
「グオオオォォォーーーッ!?」
ドッカァァァンッ!!
食らったコマンダードーパントは次の瞬間、そう断末魔の叫びを上げながら爆発し、消滅した。
森の中の稽古場・・・
「……『フィールド キャプチャー』……起動!!」
「!?」
霊夢がそう言った瞬間、辺りの風景が宇宙空間に変わる。
「うぉっ!?な、なんなんだぜ!?これ!!さっきまで森の中にいた筈なのに……」
「……切り取らせてもらったわ。あそこだと、誰が見てるかわからないし、見られてたとしたら、記憶を消しに行くのも面倒だからね……」
周りの景色が変わったことにそう困惑の声を上げる影魔理沙に対し、いつの間にか完全回復していた霊夢がそう言う。
「うぉっ!?おまえ、なんで傷が治ってるんだよ!?さっきまで立つのもやっとだったじゃねぇか!!」
「サァ~テ?何ノコトデスカネェ~?ワタシハ最初カラケガナンテシテマセンデシタヨォ~?」
「……どういう仕組みか、知らねぇが……この空間ごとブッ飛ばしてやるぜ!!恋符、『マスター」
「『burst 』……実行……」
「!?」
ドカァァァンッ!!
霊夢がそう言った瞬間、影魔理沙の黒ミニ八卦炉が暴発する。
「うぉっ!?『マスタースパーク』が暴発した!?こんなこと、今までなかったんだぜ!?」
「この空間そのものが私の“本来の力”よ。この空間内でのdamage 、time 、power 、speed 、ETC ……全ては『マスター』である私の思いのまま……今みたいに出力を狂わせて、暴発させることもできるし、あなたお得意の爆弾を『花火』にすることも近接用のそのナイフを『ペーパーナイフ』にすることもできるわ……」
「う、嘘だ!!外の世界の『博麗霊夢』の能力は『空を飛ぶ程度の能力』だった筈!!」
「サァ~テ、ナンデデショ~?ワカッタラ、ココカラ出シテアゲテモ良イデスヨォ~?ドウセ、ココデノ会話ノ内容ナンテ綺麗サッパリ忘レルンデスカラァ~……『delete 』……実行……」
「!?」
霊夢がそう言った瞬間、影魔理沙の箒が消滅する。
「うぉっ!?今度は私の箒を消しやがったな!!なんなんだぜ!?この能力は!!サイキックでもこんなでたらめなこと、できる奴は」
「ハイ。時間切レェ~……泥棒ナンテ悪イコトスル魔理沙サンニハヤッパリキッツイ『オシオキ』ガ必要ナヨウデスネェ~……」
「なっ……こ、こっちに来るな。おまえ、一体何者……」
「……『宇宙人 』」
「……は?」
「デハ、『コスモ』ノ果テマデゴキゲンヨウ!!霊符、『夢想封印』!!」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
「ふぅ……おしっ!!薬の重ねがけ、成功!!」
「……何の薬を飲んだか、知りませんが、私の妖術には通用しませんよ……妖術、弐の型、“雷迅”!!」
バチィィィンッ!!
寅丸はそう言いながら、“雷迅”を放ってくる。
「もうその妖術は食らわないぜ!!もう一度、私と勝負だ!!寅丸!!」
が、魔理沙はそう言いながら、かわしながら再び上空へと飛ぶ。
「高度を取ったところで私の妖術からは逃れられませんよ!!妖術、参の型、“神罰”!!」
バチイイイィィィンッ!!
「魔砲、『ファイナルマスタースパーク』!!」
「!?」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
「な、何故!?直撃した筈なのに……妖術、“水鏡”!!」
「雷ってのはな……その性質上、『高い所にあるもの』に落ちやすいんだ。だから、箒だけを高く飛ばして、避雷針代わりにしたんだ……」
ピキキ・・・ッ!!
「!?私の“水鏡”に罅が!?」
「私のフルパワーのスペカなんだから、当たり前だろ……弾幕は……パワーだぜ!!」
「……ここまでですか……夜見さん……皆、最後まであなたのこと……信じてましたよ……」
(あなたの想いは……私達にもちゃんと届いてましたよ……ありがとう……ございます……)
ズガアアアァァァーーーンッ!!
寅丸は夜見に対してそう思いながら、笑顔で魔理沙の『ファイナルマスタースパーク』に呑み込まれた。
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「ぐはあああぁぁぁっ!?」
その頃、ホープと戦っていたコマンダードーパントは二丁流のホープソードガン・ガンモードから放たれた二十弾の風弾を受け、大ダメージを負いながら片膝を着く。
「魔理沙さんの方が無事に終わったみたいだから、こっちも終わらせてもらうよ。」
『ルパッチマジック・タッチ・ゴー!!ルパッチマジック・タッチ・ゴー!!』
『チョーイイネ!!』
『キック・ストライク・サイコー!!』
「“ストライクホープ”!!」
「!?」
ドカァァァンッ!!
次の瞬間、ホープはそう言いながら、右足に嵐を纏わせて、飛び蹴りを放つ技、“ストライクホープ”(ストームversion)をコマンダードーパントに食らわせる。
「グオオオォォォーーーッ!?」
ドッカァァァンッ!!
食らったコマンダードーパントは次の瞬間、そう断末魔の叫びを上げながら爆発し、消滅した。
森の中の稽古場・・・
「……『フィールド キャプチャー』……起動!!」
「!?」
霊夢がそう言った瞬間、辺りの風景が宇宙空間に変わる。
「うぉっ!?な、なんなんだぜ!?これ!!さっきまで森の中にいた筈なのに……」
「……切り取らせてもらったわ。あそこだと、誰が見てるかわからないし、見られてたとしたら、記憶を消しに行くのも面倒だからね……」
周りの景色が変わったことにそう困惑の声を上げる影魔理沙に対し、いつの間にか完全回復していた霊夢がそう言う。
「うぉっ!?おまえ、なんで傷が治ってるんだよ!?さっきまで立つのもやっとだったじゃねぇか!!」
「サァ~テ?何ノコトデスカネェ~?ワタシハ最初カラケガナンテシテマセンデシタヨォ~?」
「……どういう仕組みか、知らねぇが……この空間ごとブッ飛ばしてやるぜ!!恋符、『マスター」
「『
「!?」
ドカァァァンッ!!
霊夢がそう言った瞬間、影魔理沙の黒ミニ八卦炉が暴発する。
「うぉっ!?『マスタースパーク』が暴発した!?こんなこと、今までなかったんだぜ!?」
「この空間そのものが私の“本来の力”よ。この空間内での
「う、嘘だ!!外の世界の『博麗霊夢』の能力は『空を飛ぶ程度の能力』だった筈!!」
「サァ~テ、ナンデデショ~?ワカッタラ、ココカラ出シテアゲテモ良イデスヨォ~?ドウセ、ココデノ会話ノ内容ナンテ綺麗サッパリ忘レルンデスカラァ~……『
「!?」
霊夢がそう言った瞬間、影魔理沙の箒が消滅する。
「うぉっ!?今度は私の箒を消しやがったな!!なんなんだぜ!?この能力は!!サイキックでもこんなでたらめなこと、できる奴は」
「ハイ。時間切レェ~……泥棒ナンテ悪イコトスル魔理沙サンニハヤッパリキッツイ『オシオキ』ガ必要ナヨウデスネェ~……」
「なっ……こ、こっちに来るな。おまえ、一体何者……」
「……『
「……は?」
「デハ、『コスモ』ノ果テマデゴキゲンヨウ!!霊符、『夢想封印』!!」
ズガアアアァァァーーーンッ!!