信じる力

森の中の稽古場・・・

ズガァァァンッ!!ズガァァァンッ!!

「あはははははっ!!どうした!?博麗霊夢!!反撃してこいよ!!まぁ、できたらの話だけどな!!」

「くっ……なんであんたが魔理沙の『マスタースパーク』を使えるのよ!?この世界には『弾幕もスペカも存在しない』筈でしょ!!」

「あぁ、そうだ。それがこの『世界の理』だ。だが、あいつは『世界の理を塗り替える』“力”を持っているからな。その“力”を使って、『新しい力』を私達にそれぞれ、分け与えたんだぜ。そして、私は前の戦いで『外の世界』の私に敗れた時の技であるこの『マスタースパーク』を手に入れたんだぜ!!」

「!?世界の理を塗り替える?……それが今回の『ジャック』による異変と関係がありそうね……」

「さぁな、私に勝てたら教えてやるよ!!恋符、『マスタースパーク』!!」

ズガアアアァァァンッ!!

影魔理沙はそう言いながら、霊夢に向けて、『マスタースパーク』を放ってくる。

「嘗めんじゃないわよ!!“結界”!!」

ズガアアアァァァンッ!!

が、霊夢はそう言いながら、“結界”を張って防ぐ。

「やるな!!博麗霊夢!!むしろ、そうこなくっちゃ面白味がないぜ!!こいつはその礼だ!!受け取れ!!」

バチィィィンッ!!

「また閃光弾?そんなの、直接見なかったら、何の問題も」

「後方不注意だぜ?霊夢さん。」

「!?いつの間に後ろに」

「閃光弾はただの囮だ。こいつを直接食らわせるためのな。」スッ

いつの間にか、霊夢の背後に移動していた影魔理沙にそう言いながら、黒ミニ八卦炉を構える。

「けっ、けっか」

「恋符、『マスタースパーク』!!」

ズガアアアァァァンッ!!

次の瞬間、影魔理沙の『マスタースパーク』が霊夢を呑み込んだ。
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