希望の魔法使いと立ちはだかる友
「……妖術、“神楽”だ。相手の身体から出ている『気』を読み取って、動きを先読みする妖術だ……」
そんな二人に対し、夜見は真剣な表情でそう説明する。
「危険察知に特化した妖術もあるんですか!?」
「あぁ、だが、『気』を読み取るなんて人間は勿論、妖怪もそうそうできることじゃない。だから、この国で“神楽”が使えるのは寅丸とナズーリンだけだ。」
「キミ、本気で当てる気、ある?手数が多い割には掠りもしていないんだけど?」
「くっ!!だったら、これならどうよ!!おりゃあああぁぁぁっ!!」
ズドドドドドッ!!
シュガーはそう言いながら、五発の弾幕を寅丸に向けて、放つ。
「妖術、“水鏡”。」
パァァァ・・・ズガガガガガァンッ!!
「なっ!?おまえらもその技、使えるのかよ!?だったら、直接叩き壊して」
「後ろががら空きだよ。妖術、弐の型、“不知火”。」
ズドドドドドドドッ!!
「禁弾、『スターボウブレイク』!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
そう言いながら、後ろから放ってくるナズーリンの強力な七弾の炎弾を、シュガーはそう言いながら、『スターボウブレイク』で相殺させながら、更なる弾幕を乱射する。
ズドォンッ!!
「危なっ!?何処狙ってんだ!?あいつ!!」
「シュガーは弾幕の扱いもスペカの扱いも雑すぎて、何処に当たるか、わかったもんじゃないんだぜ。」
「ヒャッハァーーーッ!!蜂の巣にしてやるぜえええぇぇぇーーーっ!!!」
危なく流れ弾を食らいそうになった夜見に対し、魔理沙がため息混じりにそう説明するなか、シュガーはそう言いながら、弾幕を乱れ撃つ。
バキッ!!
「あ痛っ!?」
が、フランがそのシュガーの頭を殴る。
「何するんだ!?バカ野郎!!」
「バカ野郎はこっちの台詞です!!あなた、今、本気で蜂の巣にしようとしましたね!?最初に言った筈ですよ!!『ジャック』で操られている妖怪の方達はなるべくケガさせないで、気絶だけに留めると!!もう忘れたんですか!?」
「あ……うっ……ごめん……」
「本当に蜂の巣にする気だったのか。確かに妖怪は頑丈だが、あんなの食らったら一溜まりもないだろうな。」
「なんとか二次災害は避けられたか。これだから、シュガーは連れてきたくはなかったんだぜ……仕方ねぇ奴らだ……夜見。二人を連れて、先に行ってくれ。」
「魔理沙……」
「シュガーは見てわかる通り、手加減はできない。フランは手加減し過ぎて、逆に負けそうだ。妖夢からのサポートもないとなると夜見……今はおまえの案内だけが頼りだ……」
「だ、だけど、シュガーでも二人となんとか互角に渡り合ってるのに、魔理沙一人じゃ魔理沙が不利になる……」
「確かにな。でもまぁ、なんとかなるだろ……夜見。おまえの気持ちは私にもしっかりと伝わった。私もおまえの“力”になりたいんだ。だから、私を信じてくれ……」
「魔理沙………………わかった。魔理沙のことを信じる!!二人を頼んだぞ!!」
笑顔でそう言う魔理沙に対し、夜見は真剣な表情でそう言う。
「私の槍術をかわし続けるとはやりますね。ですが、あなた達には……ここで倒れてもらわないと困るんですよ!!」
「シュガー!!今度、また蜂の巣にしようとしたら、私が先にあなたを蜂の巣にしてあげます!!覚悟しておいてください!!」
「わ、わかってるってば!!おりゃっ!!」
ズドドドドドッ!!
寅丸の槍をかわしながら、そう言うフランに対し、シュガーはそう言いながら、ナズーリンに向けて、弾幕を放つ。
「ふぅ~ん。どうやらキミ達は本気でボクらと戦えないみたいだね。まぁ、だからといって、ボクらが手を抜く訳ないけど……ボクらの邪魔は誰にもさせない!!」
が、ナズーリンはそう言いながら、弾幕をかわしてみせる。
「恋符、『ノンディレクショナルレーザー』!!」
「「!?」」
ズガァァァンッ!!
そんななか、魔理沙が『ノンディレクショナルレーザー』をナズーリンと寅丸に向けて、放ってくる。
「うわっ!?」
「す、“水鏡”!!」
パァァァ・・・ズガァァァンッ!!
「ま、魔理沙さん!!」
「今の内だぜ!!二人とも!!ここは私が引き受けるから、二人は夜見と一緒に先に行って、『ジャック』を操ってる奴の方を頼む!!」
「ひ、一人で大丈夫なんですか!?」
「あぁ。心配すんな……シュガーも良いな!!」
「なっ!?魔理沙だけズルいぞ!!私も戦うよ!!」
魔理沙が放ってきた『ノンディレクショナルレーザー』にナズーリンが驚き、寅丸が慌てて自分とナズーリンの前に展開した“水鏡”で防ぐなか、そう言う魔理沙にシュガーはそう言って残ろうとする。
「……この先にはまだ、こいつら以上に強い奴らがいるかもしれないんだぜ?その時がおまえの出番だ。おまえの“力”で……二人を守ってやってくれないか?」
「……は?私がフランと夜見を?」
「さっき、夜見はおまえのこと、あんな風に言ったが、私はおまえの良いところ、いっぱい知っているぜ。だから、一緒に行って、二人を見返してやれ。」
「魔理沙……ありがとう……」
「急ぐぞ!!フラン!!シュガー!!次はこっちだ!!」
「それではここはお願いします!!魔理沙さん!!くれぐれも無茶しないでくださいね!!」
「あぁ……」
そうして夜見、フラン、シュガーの三人は魔理沙を置いて、先に進んだ。
そんな二人に対し、夜見は真剣な表情でそう説明する。
「危険察知に特化した妖術もあるんですか!?」
「あぁ、だが、『気』を読み取るなんて人間は勿論、妖怪もそうそうできることじゃない。だから、この国で“神楽”が使えるのは寅丸とナズーリンだけだ。」
「キミ、本気で当てる気、ある?手数が多い割には掠りもしていないんだけど?」
「くっ!!だったら、これならどうよ!!おりゃあああぁぁぁっ!!」
ズドドドドドッ!!
シュガーはそう言いながら、五発の弾幕を寅丸に向けて、放つ。
「妖術、“水鏡”。」
パァァァ・・・ズガガガガガァンッ!!
「なっ!?おまえらもその技、使えるのかよ!?だったら、直接叩き壊して」
「後ろががら空きだよ。妖術、弐の型、“不知火”。」
ズドドドドドドドッ!!
「禁弾、『スターボウブレイク』!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
そう言いながら、後ろから放ってくるナズーリンの強力な七弾の炎弾を、シュガーはそう言いながら、『スターボウブレイク』で相殺させながら、更なる弾幕を乱射する。
ズドォンッ!!
「危なっ!?何処狙ってんだ!?あいつ!!」
「シュガーは弾幕の扱いもスペカの扱いも雑すぎて、何処に当たるか、わかったもんじゃないんだぜ。」
「ヒャッハァーーーッ!!蜂の巣にしてやるぜえええぇぇぇーーーっ!!!」
危なく流れ弾を食らいそうになった夜見に対し、魔理沙がため息混じりにそう説明するなか、シュガーはそう言いながら、弾幕を乱れ撃つ。
バキッ!!
「あ痛っ!?」
が、フランがそのシュガーの頭を殴る。
「何するんだ!?バカ野郎!!」
「バカ野郎はこっちの台詞です!!あなた、今、本気で蜂の巣にしようとしましたね!?最初に言った筈ですよ!!『ジャック』で操られている妖怪の方達はなるべくケガさせないで、気絶だけに留めると!!もう忘れたんですか!?」
「あ……うっ……ごめん……」
「本当に蜂の巣にする気だったのか。確かに妖怪は頑丈だが、あんなの食らったら一溜まりもないだろうな。」
「なんとか二次災害は避けられたか。これだから、シュガーは連れてきたくはなかったんだぜ……仕方ねぇ奴らだ……夜見。二人を連れて、先に行ってくれ。」
「魔理沙……」
「シュガーは見てわかる通り、手加減はできない。フランは手加減し過ぎて、逆に負けそうだ。妖夢からのサポートもないとなると夜見……今はおまえの案内だけが頼りだ……」
「だ、だけど、シュガーでも二人となんとか互角に渡り合ってるのに、魔理沙一人じゃ魔理沙が不利になる……」
「確かにな。でもまぁ、なんとかなるだろ……夜見。おまえの気持ちは私にもしっかりと伝わった。私もおまえの“力”になりたいんだ。だから、私を信じてくれ……」
「魔理沙………………わかった。魔理沙のことを信じる!!二人を頼んだぞ!!」
笑顔でそう言う魔理沙に対し、夜見は真剣な表情でそう言う。
「私の槍術をかわし続けるとはやりますね。ですが、あなた達には……ここで倒れてもらわないと困るんですよ!!」
「シュガー!!今度、また蜂の巣にしようとしたら、私が先にあなたを蜂の巣にしてあげます!!覚悟しておいてください!!」
「わ、わかってるってば!!おりゃっ!!」
ズドドドドドッ!!
寅丸の槍をかわしながら、そう言うフランに対し、シュガーはそう言いながら、ナズーリンに向けて、弾幕を放つ。
「ふぅ~ん。どうやらキミ達は本気でボクらと戦えないみたいだね。まぁ、だからといって、ボクらが手を抜く訳ないけど……ボクらの邪魔は誰にもさせない!!」
が、ナズーリンはそう言いながら、弾幕をかわしてみせる。
「恋符、『ノンディレクショナルレーザー』!!」
「「!?」」
ズガァァァンッ!!
そんななか、魔理沙が『ノンディレクショナルレーザー』をナズーリンと寅丸に向けて、放ってくる。
「うわっ!?」
「す、“水鏡”!!」
パァァァ・・・ズガァァァンッ!!
「ま、魔理沙さん!!」
「今の内だぜ!!二人とも!!ここは私が引き受けるから、二人は夜見と一緒に先に行って、『ジャック』を操ってる奴の方を頼む!!」
「ひ、一人で大丈夫なんですか!?」
「あぁ。心配すんな……シュガーも良いな!!」
「なっ!?魔理沙だけズルいぞ!!私も戦うよ!!」
魔理沙が放ってきた『ノンディレクショナルレーザー』にナズーリンが驚き、寅丸が慌てて自分とナズーリンの前に展開した“水鏡”で防ぐなか、そう言う魔理沙にシュガーはそう言って残ろうとする。
「……この先にはまだ、こいつら以上に強い奴らがいるかもしれないんだぜ?その時がおまえの出番だ。おまえの“力”で……二人を守ってやってくれないか?」
「……は?私がフランと夜見を?」
「さっき、夜見はおまえのこと、あんな風に言ったが、私はおまえの良いところ、いっぱい知っているぜ。だから、一緒に行って、二人を見返してやれ。」
「魔理沙……ありがとう……」
「急ぐぞ!!フラン!!シュガー!!次はこっちだ!!」
「それではここはお願いします!!魔理沙さん!!くれぐれも無茶しないでくださいね!!」
「あぁ……」
そうして夜見、フラン、シュガーの三人は魔理沙を置いて、先に進んだ。