いざ!『妖怪の国』へ!!
『妖怪の国』、本殿、入口・・・
「……はい。皆さん。もう動いても大丈夫ですよ。私のサイキックによる『理の塗り替え』は無事に終わりました……」
その頃、影アリスと加頭に半ば強制的に協力させられている早苗は影アリス、影魔理沙、影霊夢の三人にそう言う。
「フフフ……これでもう『妖怪』で私に歯向かおうとする奴はほとんどいなくなったわ……後は結界装置の増設と『戦争ゲーム』の駒がもう少し欲しいわね……後で加頭にお願いしないと……」
「あ、あの、影アリスさん。戦というのは遊びではなく、『悪』を滅ぼすために行うものです。『正義の味方』が大切な仲間を駒呼ばわりしてはいけません。」
「……ふん。善処してあげるわ。あなたは『ゴミ掃除』をしてきなさい。特に居住区の方を念入りにね。私の『ジャック』に抗って、人形になり切れない奴なんているだけでムカつくわ……」
「……わかりました……」
影アリスにそう指示された早苗はそう言いながら、居住区の方へと向かっていく。
「……まったく。あれもなかなか面倒臭いわね。駒は駒、ゴミはゴミと言って、何が悪いのかしら……」
「目障りなものなんて全部、ゴミよ。それにしてもこの新しい“力”、さっそく試してみたいわね……ちょっと牢屋に閉じ込めているゴミで練習してくるわ……」
早苗が居住区へ向かった後、影アリスがそう言うなか、影霊夢はそう言いながら、人間達を捕らえた牢へ向かおうとする。
「………」
が、影魔理沙がその前に立って、行く手を塞ぐ。
「?なによ?そこにつっ立たれると邪魔なんだけど……」
「……なぁ、今回のヤマにあいつらも絡んでくると思うか?私は十中八九、絡んでくると思ってるんだが……」
「この間の『外の世界』から来た連中のこと?逃げ出した奴が他国に助けを求めて、連中と面識がある管理者に話を通していればくるんじゃない?」
影魔理沙からの問いにそう答えながら、影霊夢は影魔理沙の脇を素通りして行こうとする。
「ちょっと待てよ。」ガッ!!
「……あまり気安く触らないでくれる?……潰すわよ……」
「………」
「あなた達。喧嘩なら他所でやってくれないかしら?私は今から人形の調製で忙がしいんだけど……」
「……ん?」
「あ?この声……どっかで聞いたことあるような……」
(皆!!みょんの声が聞こえてるみょんね!!ここからはみょんが敵の霊圧を探知して、皆を安全に誘導するみょん!!なるべく敵の視界に入らないよう、気を付けて進んでくれみょん!!)
そんななか、フラン達と一緒に『妖怪の国』に入り込んだ妖夢の“天艇空羅”が影霊夢と影魔理沙の頭の中に響き渡る。
「あははは!!そうだ、この声、私を縛りつけた白髪頭の奴か!!皆っていうことは頭数は複数……ということは『霧雨魔理沙』も来てる筈!!」
「あんたが『影の国』の古城で戦った連中のこと?……だとしたら、あの子達も付いてきている可能性が高いわね……」
「さっきから何の話をしているのよ?私には何も聞こえないけど……」
「どうやら逃げ出した奴が『外の世界』から助っ人を連れてきたのよ。そもそも、こういった事態になるのを想定して、私達を雇ったんでしょ?……潰しに行ってあげるから、私達の仕事の邪魔だけはしないでね。」
「……好きになさい。どちらにせよ、私はこれから人形の調製で忙がしいから……」
「先に行ってるわよ。盗人。重力操作ー加速。」
・・・フッ・・・
影霊夢がそう言った瞬間、影霊夢の姿がその場から消える。
「………」
「何をボサっとしてるのよ?ホラ、あなたも早く行ってきなさい。」
「あぁ、わかってる。あいつらを妨害してくれば良いんだろ?貰った報酬にきっちり見合うだけの仕事はさせてもらうぜ……(ボソッ)『ゴミ』だって……『ゴミ』だって一生懸命生きてるんだよ……畜生……!!」
影魔理沙はそう言いながら、箒に乗って飛んでいった。
「侵入者ですか……」
「加頭……どうやら逃げ出した奴が『外の世界』から助っ人を連れてきたらしいのよ。たった今、影魔理沙と影霊夢を向かわせたけど……」
「『外の世界』から……でしたら、我々からも何体かの怪人を向かわせましょう……」
「?どうしたの?少し険しい表情して……」
「いえ。以前から我々と敵対している者達がいましてね。彼女達も我々を追って、この国に入り込んだ可能性がありますので……」
「あっそう。あなた達が誰々に恨まれてるかは興味ないけど、私が向かわせた影霊夢と影魔理沙の邪魔だけはしないでね。後で二人から文句を言われて、報酬の引き上げを要求されるのは私だから。」
「わかりました。こちらから向かわせる怪人達にはそう伝えておきます。」
「後、それと『ゴミ掃除』の方にも何体かの怪人を貸してもらえないかしら。人形達と早苗じゃ少しだけ心許ないから。」
「わかりました。そちらにも手配しておきます。」
「……はい。皆さん。もう動いても大丈夫ですよ。私のサイキックによる『理の塗り替え』は無事に終わりました……」
その頃、影アリスと加頭に半ば強制的に協力させられている早苗は影アリス、影魔理沙、影霊夢の三人にそう言う。
「フフフ……これでもう『妖怪』で私に歯向かおうとする奴はほとんどいなくなったわ……後は結界装置の増設と『戦争ゲーム』の駒がもう少し欲しいわね……後で加頭にお願いしないと……」
「あ、あの、影アリスさん。戦というのは遊びではなく、『悪』を滅ぼすために行うものです。『正義の味方』が大切な仲間を駒呼ばわりしてはいけません。」
「……ふん。善処してあげるわ。あなたは『ゴミ掃除』をしてきなさい。特に居住区の方を念入りにね。私の『ジャック』に抗って、人形になり切れない奴なんているだけでムカつくわ……」
「……わかりました……」
影アリスにそう指示された早苗はそう言いながら、居住区の方へと向かっていく。
「……まったく。あれもなかなか面倒臭いわね。駒は駒、ゴミはゴミと言って、何が悪いのかしら……」
「目障りなものなんて全部、ゴミよ。それにしてもこの新しい“力”、さっそく試してみたいわね……ちょっと牢屋に閉じ込めているゴミで練習してくるわ……」
早苗が居住区へ向かった後、影アリスがそう言うなか、影霊夢はそう言いながら、人間達を捕らえた牢へ向かおうとする。
「………」
が、影魔理沙がその前に立って、行く手を塞ぐ。
「?なによ?そこにつっ立たれると邪魔なんだけど……」
「……なぁ、今回のヤマにあいつらも絡んでくると思うか?私は十中八九、絡んでくると思ってるんだが……」
「この間の『外の世界』から来た連中のこと?逃げ出した奴が他国に助けを求めて、連中と面識がある管理者に話を通していればくるんじゃない?」
影魔理沙からの問いにそう答えながら、影霊夢は影魔理沙の脇を素通りして行こうとする。
「ちょっと待てよ。」ガッ!!
「……あまり気安く触らないでくれる?……潰すわよ……」
「………」
「あなた達。喧嘩なら他所でやってくれないかしら?私は今から人形の調製で忙がしいんだけど……」
「……ん?」
「あ?この声……どっかで聞いたことあるような……」
(皆!!みょんの声が聞こえてるみょんね!!ここからはみょんが敵の霊圧を探知して、皆を安全に誘導するみょん!!なるべく敵の視界に入らないよう、気を付けて進んでくれみょん!!)
そんななか、フラン達と一緒に『妖怪の国』に入り込んだ妖夢の“天艇空羅”が影霊夢と影魔理沙の頭の中に響き渡る。
「あははは!!そうだ、この声、私を縛りつけた白髪頭の奴か!!皆っていうことは頭数は複数……ということは『霧雨魔理沙』も来てる筈!!」
「あんたが『影の国』の古城で戦った連中のこと?……だとしたら、あの子達も付いてきている可能性が高いわね……」
「さっきから何の話をしているのよ?私には何も聞こえないけど……」
「どうやら逃げ出した奴が『外の世界』から助っ人を連れてきたのよ。そもそも、こういった事態になるのを想定して、私達を雇ったんでしょ?……潰しに行ってあげるから、私達の仕事の邪魔だけはしないでね。」
「……好きになさい。どちらにせよ、私はこれから人形の調製で忙がしいから……」
「先に行ってるわよ。盗人。重力操作ー加速。」
・・・フッ・・・
影霊夢がそう言った瞬間、影霊夢の姿がその場から消える。
「………」
「何をボサっとしてるのよ?ホラ、あなたも早く行ってきなさい。」
「あぁ、わかってる。あいつらを妨害してくれば良いんだろ?貰った報酬にきっちり見合うだけの仕事はさせてもらうぜ……(ボソッ)『ゴミ』だって……『ゴミ』だって一生懸命生きてるんだよ……畜生……!!」
影魔理沙はそう言いながら、箒に乗って飛んでいった。
「侵入者ですか……」
「加頭……どうやら逃げ出した奴が『外の世界』から助っ人を連れてきたらしいのよ。たった今、影魔理沙と影霊夢を向かわせたけど……」
「『外の世界』から……でしたら、我々からも何体かの怪人を向かわせましょう……」
「?どうしたの?少し険しい表情して……」
「いえ。以前から我々と敵対している者達がいましてね。彼女達も我々を追って、この国に入り込んだ可能性がありますので……」
「あっそう。あなた達が誰々に恨まれてるかは興味ないけど、私が向かわせた影霊夢と影魔理沙の邪魔だけはしないでね。後で二人から文句を言われて、報酬の引き上げを要求されるのは私だから。」
「わかりました。こちらから向かわせる怪人達にはそう伝えておきます。」
「後、それと『ゴミ掃除』の方にも何体かの怪人を貸してもらえないかしら。人形達と早苗じゃ少しだけ心許ないから。」
「わかりました。そちらにも手配しておきます。」