暴れる“哀しみ”と光の巨人
「グオオオォォォーーーッ!!」
「デュワッ!!」
「キュオオオォォォーーーッ!!」
ネクサスに変身したノゾミや本来の姿に戻ったエリーチカの参戦により、デストロイアデザトリアンとの戦いが激化していく。
が、素体となった影アリスの『心の闇』が強すぎるからか、未だにデストロイアデザトリアンに決定打をできずにいた。
「せめて、何か弱点を突いて、動きを止めないと……」
「これだ!!」
『!?』
フラン達と一緒に崩れつつある本殿から脱出した後、デストロイアデザトリアンとネクサス達の戦いを見ながら、夜見が真剣な表情でそう言うなか、変身を解いたにとりは何から機械的な端末・・・自身が『ウェズペリア』で制作した『怪人・怪獣図鑑』の画面を見ながらそう言う。
「どうした?にとり。」
「わかったんだよ。あの怪獣の弱点が!!」
「!?なに?」
『!?』
デストロイアデザトリアンの弱点がわかったというにとりの言葉に対し、阿号はそう言い、夜見達はそう驚きの表情を浮かべる。
「うん。あのデザトリアン怪獣を生み出すのに使われたスパークドールズの怪獣の名前はデストロイアって言って、炎とかの高温な攻撃を受けると進化して強くなる反面、冷凍攻撃といった低温な攻撃には滅法弱いんだ。」
対するにとりは真剣な表情でそうデストロイアデザトリアンの弱点について、そう説明する。
「冷凍攻撃か……なら、私が『幻想卿』でコピーしたチルノの能力で」
「いや。ここは私に任せてくれないか。」
「夜見さん!?」
「私は氷の妖術なら参の型まで使える。なるべく近い距離で食らわせば、ダメージを与えると同時に動きを止めることができる。」
「で、ですが……」
「……あの怪獣は……あの怪獣の素体にされた『影の国』のアリスは……結局は私と同じ苦しみと悲しみを背負って生きていた……あいつは言うなれば、『もう一人の私』なんだ……だから……頼む……」
「夜見さん……」
「……わかった……あのデストロイアデザトリアンに冷凍攻撃を食らわせて、動きを止める役は君に任せる……」
「……ありがとう……誰か、私を空に飛ばしてくれる人はいないか?」
「それだったら、私に任せな。私の箒に一緒に乗れば、一緒に飛べる上に今の私はサイキックで重力を操作できる……おまえさんの妖術による冷凍攻撃と合わせれば、確実にあのデストロイアデザトリアンの動きを止められる。」
「?あんたのサイキックは確か、箒で『空を飛ぶ』サイキックだった筈だけど?」
真剣な表情でそう夜見に言う影魔理沙に対し、霊夢は首を傾げながらそう尋ねる。
「あぁ、森の中でおまえさん達と分かれた後、色々とあってな。今の私は元々、持っていた『空を飛ぶ』サイキックと『重力を操作する』サイキックの二つのサイキックを持っているんだぜ。」
「一輪。アリスの肉体を頼む。」
「わかりました。夜見さん……どうかお気をつけて……」
対する影魔理沙がそう答えながら箒に跨がるなか、夜見はそう言いながら、水晶の中にある影アリスの肉体を一輪に手渡し、同じように影魔理沙の箒に跨がる。
「それじゃあ、行くぜ!!しっかり捕まってろよ!!」
そうして影魔理沙はそう言いながら、自分の後ろに夜見を乗せたまま飛び上がり、ネクサス達と激闘を繰り広げるデストロイアデザトリアンに向かっていった。
「デュワッ!!」
「キュオオオォォォーーーッ!!」
ネクサスに変身したノゾミや本来の姿に戻ったエリーチカの参戦により、デストロイアデザトリアンとの戦いが激化していく。
が、素体となった影アリスの『心の闇』が強すぎるからか、未だにデストロイアデザトリアンに決定打をできずにいた。
「せめて、何か弱点を突いて、動きを止めないと……」
「これだ!!」
『!?』
フラン達と一緒に崩れつつある本殿から脱出した後、デストロイアデザトリアンとネクサス達の戦いを見ながら、夜見が真剣な表情でそう言うなか、変身を解いたにとりは何から機械的な端末・・・自身が『ウェズペリア』で制作した『怪人・怪獣図鑑』の画面を見ながらそう言う。
「どうした?にとり。」
「わかったんだよ。あの怪獣の弱点が!!」
「!?なに?」
『!?』
デストロイアデザトリアンの弱点がわかったというにとりの言葉に対し、阿号はそう言い、夜見達はそう驚きの表情を浮かべる。
「うん。あのデザトリアン怪獣を生み出すのに使われたスパークドールズの怪獣の名前はデストロイアって言って、炎とかの高温な攻撃を受けると進化して強くなる反面、冷凍攻撃といった低温な攻撃には滅法弱いんだ。」
対するにとりは真剣な表情でそうデストロイアデザトリアンの弱点について、そう説明する。
「冷凍攻撃か……なら、私が『幻想卿』でコピーしたチルノの能力で」
「いや。ここは私に任せてくれないか。」
「夜見さん!?」
「私は氷の妖術なら参の型まで使える。なるべく近い距離で食らわせば、ダメージを与えると同時に動きを止めることができる。」
「で、ですが……」
「……あの怪獣は……あの怪獣の素体にされた『影の国』のアリスは……結局は私と同じ苦しみと悲しみを背負って生きていた……あいつは言うなれば、『もう一人の私』なんだ……だから……頼む……」
「夜見さん……」
「……わかった……あのデストロイアデザトリアンに冷凍攻撃を食らわせて、動きを止める役は君に任せる……」
「……ありがとう……誰か、私を空に飛ばしてくれる人はいないか?」
「それだったら、私に任せな。私の箒に一緒に乗れば、一緒に飛べる上に今の私はサイキックで重力を操作できる……おまえさんの妖術による冷凍攻撃と合わせれば、確実にあのデストロイアデザトリアンの動きを止められる。」
「?あんたのサイキックは確か、箒で『空を飛ぶ』サイキックだった筈だけど?」
真剣な表情でそう夜見に言う影魔理沙に対し、霊夢は首を傾げながらそう尋ねる。
「あぁ、森の中でおまえさん達と分かれた後、色々とあってな。今の私は元々、持っていた『空を飛ぶ』サイキックと『重力を操作する』サイキックの二つのサイキックを持っているんだぜ。」
「一輪。アリスの肉体を頼む。」
「わかりました。夜見さん……どうかお気をつけて……」
対する影魔理沙がそう答えながら箒に跨がるなか、夜見はそう言いながら、水晶の中にある影アリスの肉体を一輪に手渡し、同じように影魔理沙の箒に跨がる。
「それじゃあ、行くぜ!!しっかり捕まってろよ!!」
そうして影魔理沙はそう言いながら、自分の後ろに夜見を乗せたまま飛び上がり、ネクサス達と激闘を繰り広げるデストロイアデザトリアンに向かっていった。