序章:電王

デンライナー内・・・

「わぁ~い♪良太郎だぁ~!!」

「久し振りやなぁ……良太郎!!」

「良太郎!!久し振り!!」

「うん。久し振り。リュウタロス。キンタロス。ウラタロス。」

モモタロス達と一緒に乗車した後、良太郎はモモタロス以外にもいる三人の契約イマジン、リュウタロス、キンタロス、ウラタロスとそう再会の言葉を交わすなか、

「久し振りですねぇ~。良太郎君。」

男性、オーナーがそう話しかけながら、近づいてくる。

「お久し振りです。オーナー。一体今、何が起こっているんですか?」

「……詳しい説明はターミナルでしますが、『あること』が“きっかけ”で復活したイマジン達が『ある者達』と手を組み、世界を自分達のものにしようとしているのです。」

「ある者達?」

「さっき、一緒に倒したあの怪人のことだ。」

オーナーが言った『ある者達』のことについて、首を傾げる良太郎に対し、モモタロスがそう説明する。

「!オーナー……さっき、イマジンと一緒になって、襲いかかってきたあの怪人は一体何なんですか?」

そんなモモタロスの説明を聞いた後、良太郎は先程、倒した謎の怪人のことについて、オーナーにそう尋ねる。

「アレは『魔界』と呼ばれる“異世界”から『陰我いんが』という“ゲート”を通って、良太郎君達の住む世界に行き、人間を喰らう魔獣…『ホラー』と呼ばれる怪人です……」

対するオーナーは真剣な表情でそう答えた。
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