魔王との死闘

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

ズバァァァンッ!!

「「うわぁぁぁっ!?」」

魔王は二刀流のマオウガッシャー・ソードモードでウィザードと電王を斬り裂き、吹き飛ばす。

「ぐっ……この野郎……」

「強い……」

「そろそろ楽にしてやろう……ウィザード。電王……」

電王とウィザードがそう言いながら片膝を着くなか、魔王はそう言いながら二刀流のマオウガッシャー・ソードモードを二丁流のガンモードに変え、銃口を電王とウィザードに向けて、構える。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「!?なに!?」

ズバァァァンッ!!

が、そこに牙狼が牙狼剣で魔王を斬りつけ、斬りつけられた魔王は数歩、後退する。

「晴斗!!良太郎!!」

「流牙……」

(流牙さん……莉杏さんは……?)

「大丈夫。無事だ。」

ウィザードと電王にそう答えながら、牙狼は魔王を睨み付けながら構える。

「牙狼がこっちに来たということは幽汽は倒されたか……」

バサッ!!

対する魔王はそう言いながら先程、斬りつけられて傷付いたマントを脱ぎ捨てる。

すると、その下から胸にワインレッドの逆三角形の紋章の付いた、漆黒の牙狼そのままの姿が露になる。

「魔王……おまえは俺達が倒す!!行くぞ!!良太郎!!晴斗!!」

「わかってらぁ!!」

「あぁ!!」

そうして牙狼、電王、ウィザードの三人は魔王に向かっていった。
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