それぞれの決着

ビーストVSガオウ・・・

「「はぁ……はぁ……」」

牙狼が莉杏に憑依していたゴーストイマジンを倒し、莉杏を取り戻すことに成功した頃、ビーストとガオウはほぼ互角の戦いを繰り広げ、互いに疲弊しきっていた。

「ふん。なかなかやるな……ビースト……」

「へっ!!おまえもな!!ガオウ……」

ガオウとビーストはそう言って、互いの強さを讃える。

「んじゃあ、そろそろメーンディッシュといこうぜ。」

『キックストライク・ゴー!!ハイパーミックス!!』

「メーンディッシュか……はたしてどっちがメーンディッシュになるんだろうな……」

『フルチャージ』

「「・・・はぁ!!」」バッ!!

ビーストとガオウは互いに同時に跳び上がる。

「「はあああぁぁぁーーーっ!!!」」

ドカァァァンッ!!

「ぐわっ!?」

「ぐふっ!?」

スタッ×2!!

次の瞬間、ビーストとガオウは互いにライダーキックを放ち、互いの胸に命中し、二人はなんとか上手く着地する。

「ぐっ!?」ガクッ!!

先に膝を着いたのはビースト。

「……メーンディッシュになるのは……俺の方だったか……」

サァァァ・・・

が、次の瞬間、ガオウはそう言いながら、砂となって消滅した。

「ッ!!おっしゃぁぁぁっ!!」

ガオウを倒したことにビーストがそうガッツポーズするなか、

「仁藤!!」

「!?侑斗!!デネブ!!阿号!!」

表の怪人達を倒し終えたゼロノス、デネブ、阿号の三人が駆けつける。

「ガオウを倒したんだな。」

「まぁな。だけど、多分、上じゃまだ晴斗達が魔王や死郎って奴と戦っている。」

「ならば、急ごう。魔王は強大な“力”を持っているからな……」

そうしてビースト達はウィザード達を援護すべく、階段に向かっていった。
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