全ての黒幕

デンライナー内・・・

「いやぁ~、それにしても、まさか、時を駆ける列車に乗ることになるとは思わなかったなぁ~。晴斗。」

「あぁ、そうだな……」

「はぁ~い♪どうぞ♪ナオミの特製コーヒーでぇ~す♪」

『魔界列車』のチケットを使って、『魔界』へ向かうなか、そう話をする晴斗と仁藤に対し、乗組員である女性、ナオミはそう言いながら、特製コーヒーを二人のテーブルに置く。

「お!美味そうだな!!じゃあ、さっそく……」

仁藤はそう言いながら、何処からか、マヨネーズを取り出し、コーヒーにかけようとする。

「ちょ、ちょっと!!何するんですか!?」

が、ナオミがそう言いながら、コーヒーを取り上げる。

「何ってコーヒーにかけるんだよ。マヨネーズは偉大な食べ物なんだぞ?」

「いやいや!!コーヒーにマヨネーズをかける人なんて普通いませんから!!」

ワーギャー

(うっ……なんだ?このコーヒー……滅茶苦茶甘ぇ……)

そうして仁藤とナオミは言い争いを始め、晴斗はナオミ特製コーヒーの甘さに内心、そう思いながら悶絶するなか、

ドカァァァンッ!!

『!?』

またしても強い衝撃がデンライナーを襲い、デンライナーは急停車する。

「な、なんだぁ!?」

「いやいや。先輩。もう展開がわかると思うけど?これ。」

デンライナーが急停車した後、モモタロスはウラタロスにそうツッコミを入れられながら、良太郎達と一緒に外に出る。

「グルルル・・・」

『!?』

すると大量のイマジンとホラー、グールがデンライナーを取り囲んでいた。

「ほらね。やっぱり。」

「グールもいるんなら、尚更俺達も来て正解だったな。仁藤。」

『ドライバーオン・プリーズ』

「おう!!ガオウの野郎をぶっ飛ばす前の腹ごしらえだ!!」

『ドライバーオン!!』

予想通りの状況にウラタロスがため息混じりにそう言うなか、晴斗と仁藤はそう言いながら、ウィザードライバーとビーストドライバーを展開する。

良太郎、侑斗、幸太郎の三人もライダーベルトを装着し、流牙は魔戒剣を引き抜き、頭上に円を描く。

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

「変身。」

「変ー身!!」

「「「変身!!」」」

『フレイム・プリーズ。ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!!』

『セット・オープン!!L・I・O・N!!ライオーン!!』

『ソードフォーム』

『アルタイルフォーム』

『ストライクフォーム』

パキィィィンッ×7!!

次の瞬間、晴斗、仁藤、良太郎、侑斗、幸太郎、流牙はウィザード、ビースト、電王、ゼロノス、New電王、牙狼に変身し、阿号は戦闘モードに変わる。

「さぁ、ショータイムだ。」

「さぁ、ランチタイムだ!!」

「俺、参上!!」

「最初に言っておく・・・俺はかーなーり強い!!」

「行くぞ!!テディ!!俺達はカウント0からが本番だ!!」

『あぁ!!』

「行くぞ。阿号。」

「あぁ。牙狼。」

そうしてウィザード達は怪人達に向かっていった。
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