喰う者同士の闘い

(ちっ!!今のままじゃ分が悪いか………)

「悪いが、ここは引き上げさせてもらう。が、代わりにこいつらを置いといてやる。」

『グオオオォォォーーーッ!!』

『!?』

ガオウがそう言った瞬間、何処からか二十体のイマジンと二十体のホラーが現れる。

「ついでのプレゼントだ。」バッ!!

バラララッ!!・・・ズズズ・・・ッ!!

「「「「「「「「「「ギャオオオォォォッ!!」」」」」」」」」」

ガオウはそう言いながら十個の魔石をばら蒔き、十体のグールを召喚する。

「な、なんだぁ!?イマジンでもホラーでもねぇ怪人も出てきたぞ!!」

「こいつらはファントムっていうこの時代の怪人だ。」

ポォォォーーーッ!!

グールを見て、そう困惑の声を上げるモモタロスにガオウがそう答えるなか、黒い機関車、『魔界列車』がガオウの後ろに現れる。

「!?『魔界列車』!!」

「じゃあな。」

『魔界列車』を見て、莉杏がそう言うなか、ガオウは『魔界列車』に乗り、その場を去っていく。

「なっ!?あの野郎!!逃げやがった!!」

「それより今はこの怪人達をどうかしないと!!」

「いくぞ!!野上!!幸太郎!!道外!!阿号!!」ガチャンッ!!

「「「うん(あぁ)!!」」」

「了解した。」

「「「変身!!」」」

『ソードフォーム』

『アルタイルフォーム』

『ストライクフォーム』

パキィィィンッ×5!!

次の瞬間、良太郎、侑斗、幸太郎、流牙の四人は電王・ソードフォーム、ゼロノス・アルタイルフォーム、New電王、牙狼に変身し、阿号も戦闘モードに変わった。

「変身した!!」

「あの人達も仮面ライダー!?」

「俺、参上!!」

「最初に言っておく・・・俺はかーなーり強い!!」

「行くぞ!!テディ!!俺達はカウント0からが本番だ!!」

『あぁ!!』

五人が変身したことに瞬平と凛子がそう言うなか、電王、ゼロノス、New電王の三人はそう言いながら怪人達に突っ込み、牙狼、阿号、莉杏、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、デネブの七人も後に続いて突っ込んでいく。

「瞬平!!凛子ちゃん!!」

そんななか、晴斗は仁藤に肩を貸しながら、凛子と瞬平の元に駆け寄る。

「仁藤を頼む。」

「晴斗さんは?」

「怪人が出てきた以上、やることは一つしかないだろ。」

『ドライバーオン・プリーズ』

瞬平からの問いにそう答えながら、晴斗はウィザードライバーを展開し、フレイムリングを左手の中指に嵌める。

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

「変身。」

『フレイム・プリーズ。ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!!』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、晴斗はウィザード・フレイムスタイルに変身する。

「さぁ、ショータイムだ。」

変身した後、ウィザードはウィザーソードガンをガンモードからソードモードに変えながら、そう言いながら怪人達に向かっていった。
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