リベンジと強敵(とも)

デンライナー内・・・

「よっしゃぁぁぁっ!!やったな!!良太郎!!」

ネガタロスを倒し、変身を解いた後、モモタロスはそう良太郎に話しかける。

「うん……でも……」

「?どうした?良太郎。」

「……ネガタロスが最後に言った言葉が気になって……」

「牙王と死郎の名前を言ってたよね。」

「恐らくあの二人もネガタロスと阿号君同様、復活し、『マジンラー』の一員、いや、幹部になっているのでしょう。」

「最後に誰かの名前を言うとったな。よう聞こえへんかったけど………」

「……阿号君。君は何か知ってはいませんか?」

ネガタロスが最後に言った人物の名前について、オーナーはそう阿号に尋ねる。

「恐らく私や奴等を復活させた奴のことだ。」

「その人物の名は?」

「名は知らない。だが、言えることは……奴は“危険”だということだ……」

「“危険”……ですか……」

「あぁ……」

「ねぇ。そういえば、あいつ、時間は稼いだとか言ってなかった?」

「時間稼ぎってことはつまり、『マジンラー』は今、何らかの“目的”があって、2014年の日本に向かっていて、あいつはそれを邪魔されるのを防ぐための時間稼ぎをするためにホラーやイマジン、阿号を伴って襲ってきたってこと?」

「だとするなら、急がなければなりませんねぇ………」

そうしてデンライナーはスピードを上げ、2014年の日本に向かっていった。
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