リベンジと強敵(とも)

「良太郎。どうやら今ので他のイマジンとホラーは全滅したみたいだぜ。」

(じゃあ、残るはあいつだけだね。)

「じゃあ、反撃開始といきますか。」

「おっしゃあっ!!」

「てんこ盛り!!」

モモタロス、キンタロス、リュウタロスとそう話しながら、電王はケータロスを取り出し、下の四つのボタンを押す。

『モモ ウラ キン リュウ』

そして、サイドのボタンを押す。

『クライマックスフォーム』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、モモタロス、キンタロス、リュウタロスの三人も憑依し、電王はクライマックスフォームに変わる。

「俺達、参上!!」

(ワァーイ♪久しぶりのてんこ盛り♪でもやっぱり気持ち悪いぃ~!!)

「うるせぇ!!俺も気持ち悪いんだよ!!小僧!!」

(ちょっとキンちゃん!!押さないでって言ってるのに!!)

(狭いんやからしょうがないやろ!!)

「な、なんか大変そうだな………」

クライマックスフォームに変わった後、そう言う電王に対し、牙狼は若干引きながらそう言う。

(阿号。他のイマジンやホラーを倒してくれてありがとう。)

「後は俺達に任せとけ!!あいつとは因縁もあるしな!!」

「あ、あぁ……おまえ達にもすまないことをした……」

(阿号はただ操られていただけだから、謝ることはないよ。)

「あぁ!!」

「良太郎。俺も戦う。俺もあいつだけは許せねぇ………」

「流牙………」

(流牙さん……わかった……一緒に戦おう!!)

「あぁ!!」

「ふん……来い。電王。牙狼……まとめて相手してやる!!」

ネガ電王はそう言いながら、ネガデンガッシャーをガンモードからソードモードに変えて、構え直す。

そうして電王と牙狼はネガ電王に向かっていく。

「「はあああぁぁぁっ!!」」

ズバババババババババババババババァンッ!!

「くっ!!」

ネガ電王に突っ込んだ後、電王と牙狼は見事な連携でネガ電王に斬撃を与え、

「「はぁっ!!」」

ズドォォォンッ!!

「ぐわぁぁぁっ!!」

電王はデンガッシャー・ソードモードで、牙狼は牙狼剣で突きを放ち、ネガ電王を吹き飛ばした。

「ぐっ……おのれ……!!」

『フルチャージ』

吹き飛ばされたネガ電王はそう言いながらライダーパスをセタッチし、ネガデンガッシャーにエネルギーを供給させる。

「上等だ!!」

『チャージアンドアップ』

「あぁ!!決着を着けてやる!!」

対する電王はそう言いながらライダーパスをセタッチし、右足にエネルギーを供給し、牙狼は牙狼剣を構える。

「……はぁっ!!」

「はあああぁぁぁっ!!」

次の瞬間、電王はジャンプし、牙狼はネガ電王に向かって突っ込んでいく。

「死ね!!牙狼!!」

ネガ電王はそう言いながら、エネルギーが供給されたネガデンガッシャーで牙狼を斬ろうとする。

「はあああぁぁぁっ!!」

「!?」

ガキィィィンッ!!

が、牙狼は牙狼剣でネガ電王のネガデンガッシャーを弾き上げ、

「はぁっ!!」

ズバァァァンッ!!

牙狼剣でネガ電王を斬り裂く。

「ぐわぁぁぁっ!?」

「行け!!良太郎!!」

「でやあああぁぁぁーーーっ!!!」

「!?」

ドカアアアァァァンッ!!

牙狼がそう言った瞬間、電王はネガ電王に“ボイスターズキック”を放った。
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