魔界の列車
ターミナル、駅長室・・・
あの後、良太郎達も変身を解き、自己紹介と情報交換をした後、一向は再び駅長室に集まる。
「それでは駅長。話してもらいますよ。」
「今、一体何が起きているのかを……」
集まった後、良太郎と流牙は真剣な表情でそう駅長に尋ねる。
「では、まずはこの列車を見てください。」
対する駅長はそう言いながら、一つのモニターを出す。
そのモニターには全体的に黒い機関車の列車が映しだされていた。
「この列車は『魔界列車』。名前の通り、『魔界』の中でのみ、走っていた列車なのですが……」
「?どうかしたんですか?」
「その『魔界列車』が地上、つまりデンライナーと同じ時限に出現したのです。」
首を傾げながら、駅長にそう尋ねる良太郎に対し、オーナーがそう答える。
「そんな!?どうして」
「恐らくホラーの仕業です。」
「?ホラーの?」
「えぇ。ホラーが『魔界列車』を動かし、『魔界』から地上に出現させた可能性が高いのです。」
「どうしてホラーがそんなことを?」
ホラーが『魔界列車』を動かした理由について、莉杏がそうオーナーと駅長に尋ねる。
「本来、ホラーは『陰我』を通ってでしか地上、『人間界』に渡ることができません。」
「ですが、この『魔界列車』を使えば、『陰我』を通らずとも、『人間界』に渡ることが可能なのです。」
対するオーナーと駅長はそう説明する。
「!?それじゃあ、昼間からも現れるようになったホラーはこの『魔界列車』を使って!!」
「はい。渡ってきていると見て、間違いないでしょう。」
「しかも、その『魔界列車』を地上に動かしたことによって“時空”が歪み、その影響でイマジンが復活、ホラーと手を組み、『マジンラー』という組織になったのです。」
「マジンラー……」
「『マジンラー』は今、『人間界』を征服しようとしています。」
『!?』
このオーナーの言葉に駅長以外のその場にいた全員が驚愕の表情を浮かべる。
「そんな……どうにかして『マジンラー』を止めないと!!」
「あぁ!!」
「『マジンラー』を止めるには、彼らの手に渡った『魔界列車』を奪還若しくは破壊することが必要条件です。」
「その『魔界列車』ですが先程、2014年の日本に向かったそうです。」
莉杏と流牙がそう話をするなか、オーナーと駅長はそう言う。
「?2014年の日本?そんなとこで『マジンラー』は一体何を」
「へっ!!何だって良いだろ!!とにかくその2014年に行って、列車を奪い返すついでに連中をぶっ潰しゃあ、それで終わりだ!!そうだろ!!良太郎!!」
「ちょっと安直な気がするけど、どっちにしろ僕達もそこに行くしかない……そうですよね?駅長。オーナー。」
「はい。」
「流牙君と莉杏さんも協力してくれますね?」
「あぁ。ホラーから人々を護るのが俺達、魔戒騎士と魔戒法師の“使命”だ。」
「『人間界』を『マジンラー』には渡さない!!」
「では、すぐに向かいましょう。『魔界列車』が向かった2014年に……」
そうして一向は『マジンラー』を止めるため、2014年の日本・・・ウィザードがいる時代へと向かった。
あの後、良太郎達も変身を解き、自己紹介と情報交換をした後、一向は再び駅長室に集まる。
「それでは駅長。話してもらいますよ。」
「今、一体何が起きているのかを……」
集まった後、良太郎と流牙は真剣な表情でそう駅長に尋ねる。
「では、まずはこの列車を見てください。」
対する駅長はそう言いながら、一つのモニターを出す。
そのモニターには全体的に黒い機関車の列車が映しだされていた。
「この列車は『魔界列車』。名前の通り、『魔界』の中でのみ、走っていた列車なのですが……」
「?どうかしたんですか?」
「その『魔界列車』が地上、つまりデンライナーと同じ時限に出現したのです。」
首を傾げながら、駅長にそう尋ねる良太郎に対し、オーナーがそう答える。
「そんな!?どうして」
「恐らくホラーの仕業です。」
「?ホラーの?」
「えぇ。ホラーが『魔界列車』を動かし、『魔界』から地上に出現させた可能性が高いのです。」
「どうしてホラーがそんなことを?」
ホラーが『魔界列車』を動かした理由について、莉杏がそうオーナーと駅長に尋ねる。
「本来、ホラーは『陰我』を通ってでしか地上、『人間界』に渡ることができません。」
「ですが、この『魔界列車』を使えば、『陰我』を通らずとも、『人間界』に渡ることが可能なのです。」
対するオーナーと駅長はそう説明する。
「!?それじゃあ、昼間からも現れるようになったホラーはこの『魔界列車』を使って!!」
「はい。渡ってきていると見て、間違いないでしょう。」
「しかも、その『魔界列車』を地上に動かしたことによって“時空”が歪み、その影響でイマジンが復活、ホラーと手を組み、『マジンラー』という組織になったのです。」
「マジンラー……」
「『マジンラー』は今、『人間界』を征服しようとしています。」
『!?』
このオーナーの言葉に駅長以外のその場にいた全員が驚愕の表情を浮かべる。
「そんな……どうにかして『マジンラー』を止めないと!!」
「あぁ!!」
「『マジンラー』を止めるには、彼らの手に渡った『魔界列車』を奪還若しくは破壊することが必要条件です。」
「その『魔界列車』ですが先程、2014年の日本に向かったそうです。」
莉杏と流牙がそう話をするなか、オーナーと駅長はそう言う。
「?2014年の日本?そんなとこで『マジンラー』は一体何を」
「へっ!!何だって良いだろ!!とにかくその2014年に行って、列車を奪い返すついでに連中をぶっ潰しゃあ、それで終わりだ!!そうだろ!!良太郎!!」
「ちょっと安直な気がするけど、どっちにしろ僕達もそこに行くしかない……そうですよね?駅長。オーナー。」
「はい。」
「流牙君と莉杏さんも協力してくれますね?」
「あぁ。ホラーから人々を護るのが俺達、魔戒騎士と魔戒法師の“使命”だ。」
「『人間界』を『マジンラー』には渡さない!!」
「では、すぐに向かいましょう。『魔界列車』が向かった2014年に……」
そうして一向は『マジンラー』を止めるため、2014年の日本・・・ウィザードがいる時代へと向かった。