運命の交差点

「………」

「………」

(君は一体………)

イマジンとホラーを殲滅した後、電王と牙狼が対峙しているなか、

「おーい!!」

「皆!!」

(!?侑斗!!デネブ!!と、ハナさん?)

「?なんや知らない姉ちゃんも一緒やで。」

牙狼と共にターミナルに来ていた、デネブが憑依したゼロノス・ベガフォームに変身した侑斗とハナ、莉杏の三人もその場に駆けつける。

(ハナさん。その姿は……)

「その姉ちゃんは誰や?」

「少し前に元に戻ったの。あと、オーナーから聞いてると思うけど、この人は『助っ人』よ。そこにいる牙狼もね。」

(助っ人?ッ!?)

「!?」

ハナが言った『助っ人』という単語に良太郎が首を傾げるなか、牙狼は鎧を解除する。

「はじめまして。仮面ライダー電王。俺は魔戒騎士、道外流牙。で、黄金騎士 牙狼だ。」

「そして、私はそのパートナーの魔戒法師、莉杏よ。よろしく。」

次の瞬間、流牙と莉杏はそう自己紹介した。
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